新型試作兵器パート3
「あ、そうそう、後航空機も試作兵器があるぞ」
「え!マジで!」
「大真面目だ、こっちだ、ついてこい」
黒川は戦車のあるエリアを抜けて更に奥の方に歩いていった
「まあ試作兵器といっても地上掃射機と電子戦機だがな」
「へぇ~、航空機に関しちゃ調べてませんでした」
「え、じゃあ戦車に関しちゃ知ってたの?」
「あ、いやね、何か新型が試作されてると聞いただけですよ、詳しいことは知りませんでした」
「あ、そうなの........さて、ついたぞ」
暫く話ながら歩いていった黒川は、さっきと同じように電気をつけた
「こいつが地上掃射機ですか........」
「ああ、戦略爆撃機天山を近代化改修した後、150ミリ砲1門、40ミリ機関砲2門、20ミリ機関銃1門を右側に搭載した、地上掃射型天山だ」
直哉の目の前にはBー36を更にゴツくした感じの地上掃射機があった、ただその後部にはハッチが取り付けられており、戦車が2台と歩兵25人が乗れそうな程余裕があった
「こいつ輸送も出来るんですか?」
直哉が驚きを隠せないように尋ねた
「ああ、すげぇだろ、まあ俺関係無いけどな、陸軍の連中が作り上げたらしい」
因みに今の日本には空軍は無く陸軍と海軍に半分づつ吸収されました、だって海軍の艦船は宇宙に簡単に行けるからわざわざ空軍を存続させる必要は無い為だからです、しかし迎撃機隊等の防衛部隊は陸軍と海軍の共同運用になっています
「へぇ........陸軍が」
直哉は感心したように天山を見つめていた




