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新型試作兵器パート1

ギュギュギューンバリバリカンカンカンバンバンドカドカ!!


そんな騒音を生み出している場所

ここは直哉の生まれ故郷の日本にある日本防衛科学技術研究所兼新兵器試作所

ここでは政府機関と民間企業が合同で日々新兵器開発等に勤しんでいる........筈なのだが........騒音で聞こえない会話を拾うと........


「おい!誰だこんなところにゴミ置きやがったのは!(通路に置いてあった四角い箱形のゴミらしき物を蹴り飛ばす)」


「はあ?俺じゃねえぞ」


「私でもないですよ?」


「え、じゃあ誰だ?」


「さあ?........てかそれゴミじゃなくて開発中の無限電気機関!」


「やべぇ!確かこれまだ安定してなかったやつだ!皆逃げ........」


ドカーン!!!!


そんな研究員達の悲鳴と爆発音がよく響いていた

そんな研究所には異世界から一時的に戻ってきて軍服を着た直哉がいた


「相変わらずだな、バカ共が........(呆れた目で爆発音の方を見る)」


「........申し訳ありません」


彼の案内をしている研究員が申し訳なさそうに答えた


「いや、君達じゃないんだよ!........ただあいつらが...バカなだけだ」


「はあ........」


そんな会話をしながら暫く歩くと、溶接作業等をしているエリアに入った


「ここの音は俺は好きだな」


「そうですよね!」


「しかし見せたい物ってなんだ?車両開発局の連中が俺を呼ぶとはな」


「ええっと、申し訳ありません.....本来なら黒川大将(直哉がまだ民兵だった頃の戦友、現在は日本皇国機甲軍軍団長)閣下だけの許可だけで良いのですが........物が物でして」


「........」


直哉と研究員はとある倉庫に入った


「おお!久し振りだな直哉!」


「黒川さん、お久し振りです」


「おう!変わってないみたいだなお前は」


今気軽そうに直哉に話しかけてきた軍服をきた20代位のイケメンが、黒川大五郎陸軍大将である


「んで自分に何の用です?」


「そうだな、率直に話すぞ、暫くしたらお前の所に部隊が派遣されるのは知ってるよな?」


「ええ」


「じゃあ話が早い、実はお前の所に配備される装備や車両は全て試作兵器になる予定なんだ」


「知ってますよ?試作兵器なら世界のバランス崩しませんからね、自分が頼みました」


「あ、そうなんだ....まあそのなんだ、今回呼んだのはその試作兵器のお披露目なんだよ」


そういうと黒川は


「ええっとどこだ........あった!」


倉庫の壁に設置されていた照明のスイッチを押した


「こ、これは........計画だけの代物だったんじゃ........」


「本来ならな、しかし第二次統合整備計画があっただろ?2年近く前に」


「え、ええ、確か海軍の主力の巡洋艦を200メートル級から1000メートル級に、駆逐艦を175メートル級から500メートル級に大改装する計画ですよね?他の星間国家連合に対抗する為に」


「ああ、そうだ、その計画では大改装した駆逐艦の主砲を175ミリ単装砲から300ミリ単装砲に変えただろ?その取り外した単装砲が大量にあってな、それを流用して試作されたんだ」


「そうなんですか........しかしデカイ」


直哉の目の前には、全高5メートル、全長13メートル、全幅7メートル重量55トン(重力制御装置で減らされてます)

武装は主砲に175ミリ砲3門、また機関銃座としても使えるように15ミリ重機関銃が前と横に各々2メートルごとに取り付けられていた


「驚いたろ、こいつは砲撃重戦車、電狼(でんろう)だ」


黒川はイタズラが成功したような顔を見せながら話した


電狼の装甲がその事を誇るようにキランと光った




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