異世界に移住決定
直哉の自宅の応接室
「んでどういう事ですか?」
取り合えず落ち着いた直哉はアルスを自宅の応接室に通して、ソファーに座っていた
「うむ、ワシも向こうの世界の管理神も知らなかったんじゃがな、何でも向こうの管理神の部下と向こうの世界に住んどる一部の人々が勇者召喚とか銘打って拉致したらしいんじゃよ、ワシもついさっき気が付いた管理神から聞かされて急いできたんじゃ」
この事を聞いた直哉は
「........え~と、一応神ですよアイツら?」
アルスは腕を組んで話始めた
「うむ、何故拉致されたのかじゃな、神という物はの、経験なんじゃよ、要するにまだお主達はまだ200年位の新米じゃから抵抗力が弱かったんじゃよ、だから拉致された」
「成る程.....しかしアイツらにもある程度は神力が使えます、何故今まで気がつかなかったんでしょうか?」
「そこじゃよ、本来なら神である者は誰でも気が付くんじゃよ本来ならな、しかしどうやらその神の部下が絡んでいての、自らに召喚の儀式の際に多めの魔力を渡すことでバレないようにお主の嫁達の神としての力を奪って捨てたらしいんじゃ、お陰でこうして気が付くのが遅れたらしいんじゃ、神力が高い程他の神々等の影響は受けない、しかしまだ神になってから日が経っとらんから拉致されたんじゃ........それとの、言いづらいんじゃが........」
「........まさか」
「想像の通りじゃよ........魂が向こうの世界に定着してしまったらしいんじゃ、お陰でこっちの世界に長期間は生活できん」
「........マジかよ」
「本当じゃよ、1週間位の短期間ならなんとかなるがそれ以上いたら魂が壊れて次元の狭間に取り残されてしまう」
「........自分はどうすれば?」
「うむ、向こうの世界の管理神とは話をつけた、向こうで助け「わかりました、向こうの世界に移住します」決めるの早いの!?」
一瞬で嫁達を追いかける事を決めた直哉にアルスは驚きを隠せなかった
「ゴ、ゴホン....まあ伝えておくの、それとの、まあなんと言うかの........」
「?」
「向こうでお主を向かえいれる為にの、立ち位置を確保したらしいんじゃがの......性欲の魔王というらしいんじゃ........君は恐らく嫁達を守る為に何処か居場所が必要だと思ったらしくてな、なら魔王兼ダンジョンマスターとして移住したら手っ取り早いんじゃないかとの、まあ名前だけじゃか「ありがたいです、それで構いません」早いの」
アルスはもう驚かなかった
「だって自分は美人の嫁3人いるんですよ?恵まれてるのになんでわざわざその関係ぶち壊すような事すると思います?ダンジョンマスターならフリーガルスのような場所にして侵入者共は平原と草原なら戦車、山では歩兵、迷宮ならトラップ、後は入り口の所で叩き潰せば良いでしょう」
「........なんか色々な所に喧嘩売ってるの、それと移住しても予備役である事は変わらないらしからの、神楽天皇から言われておる」
「わかりました」
「転移するのは2日後じゃ、準備しておいてくれ」
こうして直哉は異世界に移住する事になった