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その頃直哉の嫁達は


直哉がダンジョンの増強をしているその時、港都市のクイーネの冒険者ギルドではフェニア達が絡まれていた


「なあ勇者様がたよぅ、俺達と楽しいことしないか?」


「気持ち良くしてやるよ、男忘れる位な!」


『ギャハハハハ!』


冒険者ギルドの右側の酒場兼食堂でのんびりと食事をしていたフェニア達は、クイーネに来たばかりだと思われる若い男10人で構成された『白夜の戦士』と名乗るパーティーに絡まれていた

そんな様子を見ていた周りの冒険者達は


「おい、アイツら誰だよ」


「確か王都から来た連中だ、確か白夜の戦士っていったけな」


「王都上がりかよ、そりゃ面倒だな」


「確か王都で問題起こして居られなくなってここに来たらしいぞ」


「おいおい、そんな連中がここでやっていけるのかよ、ここの魔物は王都の辺りとは強さが段違いなんだぞ」


「さあな、まあ勇者様達に絡んだ時点でダメだろ」


「だな」


といった会話があちこちでされていた

フェニア達は


「なんかよう?あんた達みたいなのは好みの対象外なの」


「そういうことです、早く失せて下さい」


「........邪魔」


至極当然といった風に返した、それに男達は


「んだと!女は男の言うこと聞いてれば良いんだよ!」


「何が勇者だ、さっさと来い!」


沸点の低い連中だった


「はあ........ご飯食べてたらどうしてこうなるの...」


「ん、面倒...」


「そもそも私達あの人以外には体許しませんし」


フェニア達は面倒くさそうに食事を続けていた


「おい聞いてるのか!」


「邪魔だから帰って、どうぞ」


そして男達は


「俺達をバカにしやがって!お前らやっちまうぞ!」


『おう!』


本当に沸点が低いのか数の暴力に任せてフェニア達に襲いかかった、それにフェニア達は


「本当にこういった連中は面倒ね........グーイとヒビキは良いよ、私が処理しとく」


「ありがとうフェニア」


「ん、感謝」


そしてフェニアは面倒そうに、絵本に出てきそうな妖精達を召喚して


「妖精さん達、このバカ達外に放り出しといて」


『はーい!』


『え~い』


「おい!何するんだ!やめろ!」


妖精達は風で男達をギルドの外まで運び


『そーれ、飛んじゃえ~!』


と可愛らしく叫んで


『ぎゃあぁぁぁぁぁ!』


空に飛ばした


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ落ちるぅぅぅぅぅ!」


「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


「死ぬぅぅぅぅぅぅ!」


「ぎゃあぁぁぁぁぁ................(気絶)」


「おお!こうか!俺飛んだぞぉぉぉぉ!」


阿鼻叫喚の地獄絵図になった(尚落ちてきた際に上昇気流で死なない程度にはスピードは落ちています)


バカな男達を成敗したフェニアは


「さてご飯~♪」


と呟きながら食事に戻った、しかし


「勇者様方ですな」


「........今度は何」


豪華な金属鎧を着た男の騎士が話し掛けてきた


「早速神託を伝える『性欲の魔王が復活した、神の戦士である勇者は直ちに軍勢と合流しこれを討つべし』と教皇閣下からのメッセージだ、早急に支度せよ」


騎士は高圧的にフェニア達に命令した


「........私達はあなた達の駒ではないわ、それをいい加減にわかりなさい」


「ん」


「まあ性欲の魔王は私達もキライですから協力しますが」


波乱が起きそうである

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