表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
105/111

悪魔

「お前ら正気か!!!」


直哉の迫力に押されて舌を噛みながら話すデルモントの話を聞いていた直哉は、西方連合教化軍(要するに侵略軍)が持ってきた兵器の話に出てきた一つの兵器の話に耳を疑い、そしてデルモントに詰め寄った、その尋常じゃない様子に宮部をはじめとする議員や、朝から人質にされて消耗していた議員達を介護していた直哉に仕える使用人達(いつの間にかいた)や兵士達が目を見開いた

直哉はそんな周りの状態に気付き、自身を落ち着かせてからデルモントに再び尋ねた


「もう一度聞くぞ、お前たちはその神と名乗る奴から次元転移の技術をもらったてのはわかった、しかし問題はその次だ、他にも花の中心がドクロになっている爆弾を2個もらっただと?」


デルモントはうなずきつつ


「そ、そうだ。 元々今回の教化も教皇猊下の夢枕に出てきた神が告げた指示で決まった、そのために必要な転移陣とその爆弾は大聖堂に神が降臨なされた際に頂いたものだ。」


そう話し、こう続けた


「本来ならこういった教化には教皇猊下より『聖戦』の宣言がなされた後、西方連合諸国の指導者達が兵を集め出撃するもの、しかし今回はかなり違う、我々を長きに渡り苦しめてきた霊峰のヌシを討伐するため前々から聖都に集っていた者たちがいたので、その者たちを率いて教化が行われたのだ。」


とデルモントは告げた


「それで先手を打てたってわけか...デルモントさんよ一つ聞きたい、お前さんはその爆弾について何も知らんのだな?」


直哉は溜息を吐き、そして有無を言わせぬプレッシャーをまき散らしながらデルモントに問いただした、デルモントは真っ青になりながらも首を縦に激しく振った、直哉はそれをみて長い溜息を出すといつの間にか用意されていた椅子に座り、懐からキセルを取り出しタバコらしき物を吸うと


「・・・鬼崎里奈おにざきりな中佐、現在の我が方の戦力はいかほどか?」


と雰囲気をガラッと変え、自らを犬といった女性兵士に問いかけた

里奈と呼ばれた兵士は背を正して答えた


「はい閣下! 現在我々の艦隊戦力は本来の派遣艦隊であった旗艦『響』率いる閣下の第零特務遊撃艦隊と外交官を乗せた連合艦隊副旗艦『武蔵』合わせて7隻、そして超ド級正規航空母艦『鳳翔』を旗艦とする東方方面艦隊所属第三護衛分艦隊の4隻の全艦合わせて11隻であります、これだけでも十分な数です。」


そこでいったん区切り


「しかし陸上戦力は少ないです・・・陸上戦力は閣下の第零軌道降下装甲歩兵隊90名とその護衛の特務航空兵小隊30名の合わせて120人の1個中隊規模、更に私たち皇国軍即応第二制圧小隊40名、後は戦力として数えるのもおこがましい学生307名の1学年ってところで、艦艇の乗組員も陸戦隊と数えても400名、合わせても867名であります。」


といった

直哉はすぐさま


「あいわかった、中佐はすぐさま陸上戦力を率いて転移陣と爆弾を死んでも確保しろ、艦隊は連中の侵攻艦隊を包囲して戦闘配置撃って来たら撃ち返せ、それと本国に第一種警戒警報を、急げ。」


直哉はそう命令した


「了解です・・・しかしなぜ第一種警戒警報を? あれは「爆弾は中性子だ。」?!」


中佐の言葉に直哉は言葉をかぶせた


「DestroyerMark24・・・24番の悪魔だよ。」


直哉は怒りに震えながら


「半径500キロの人間の脳を破壊し死に至らしめる悪魔の力だ、そいつのせいで人類の8割が死んだ...」


と呟いた

悪魔は目覚めの時を待っている



艦艇紹介は次回にできたらいいな

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ