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取引
短め
狂気の笑みを浮かべていた直哉は、狂気の部分を無くし、デルモントに問いかけた
「さてと、デルモント殿? あなたには複数の選択肢がある。」
そういうと直哉は指を1本立てた
「一つ目はこのまま名誉の戦死を遂げること、利点は我々に情報を渡さないことだけ、欠点はそんなことしたらただでさえ貴様等の長年に渡る挑発行為を耐えてきた我が国の国民がぶちぎれて、幾ら俺でも西方連合を滅ぼそうとする動きを抑えきれなくなる、もう一度デナン平原の悪夢を見せてやるよ。 500万の軍勢をもう一度壊滅されたくはないだろう?」
直哉は立てた指を2本に増やした
「これが一番のお勧めだ...とっとと情報を吐け、そうすりゃ何とか滅ぼそうとする動きを抑えてやる、俺なら何とかしてやるよ...では答えを聞こうか?」
直哉はデルモントに微笑んだ
デルモントの答えは決まっていた
そしてデルモントからもたらされた情報に直哉はぶちぎれる事になる