第五球 普通の怪物打者と珍獣選手
屑野三下一年生、あれから強豪北縄高校から敗北して、もう少しで二年生成ろうとしていた
いくら魔法が可能でも超弱小校では目ぼしい選手がいる訳もなく、これ以上能力吸収は望めなかった
練習でと言うけど・・・・伸びは精々1ポイントから3ポイントが精々であった
超弱小校では設備、コーチを雇う金も無いけど、資金が有ったとしても誰もコーチのやり手居ないのであった
二年生に進学して、1年生の新入部員が入部してきた、屑野にとって待ち遠いしくてたまらなかった
早速パネルと開いたのである
「ステータスオープン」
「おお!!!!スゲーのが入ったな」
虎族 虎沢 虎之助 1年生
打撃部門
選球眼 100
バットコントロール 100
ミート力 100
長打力 90
右投手対応力 100
左投手対応力 100
バント 0
内野守備部門
ファースト 0
セカンド 0
サード 0
ショート 0
外野守備部門
ライト 0
センター 0
レフト 0
共通部門
走力 60
肩力 80
特殊能力
10年に一人の打者
これを差し引いても守備なら3年生に成る頃にはまともに育っているでしょう
もう一人はと言うと・・・
珍獣族 珍宮 文明
打撃部門
選球眼 0
バットコントロール 0
ミート力 0
長打力 0
右投手対応力 0
左投手対応力 0
バント 0
以下同文全部0
特殊能力
強心臓 不利な状況激強 大舞台激強 重い球 鉄人 ホップストレート セットプレー激巧
これは目を見張る物があるね
そしてもう一人は
珍獣族 珍沢 拓哉
う〜ん・・・・全部0
特殊能力なし・・・
投手部門
球速80km・・・コントロール0・・・・へ!!!!・・・・・
ストレートのキレ 100
カーブのキレ 100
スライダーのキレ 100
シュートのキレ 100
ナックルのキレ 100
チェンジアップのキレ 100
フォークのキレ 100
シンカーのキレ 100
「何じゃこりゃ!!!!」
「早速集結・吸収!!!!!」
なんとブザーが警告音をならした
「経験値が足りません・・・・一部の能力を吸い取る事が可能ですが・・・・一気に取るのはまだ経験値不足です・・・重要な特殊能力も取り入れる事は不可能です」
「つまり夏の県予選で経験値を積む以外方法はありません、練習試合も経験値には含まれません」
そこで久しぶりにオカッパ女神が登場
「弱い敵を倒しても経験値が全く上がらない、そんなRPGみないな感じです」
「つまり上に上がらないと経験値はつかないのである、良くてレベル99から100にする場合経験値を100万以上必要と言う事です」
「ある意味ここが正念場でしょうねただ今回怪物打者いるのは救いでしょうね」
「ここで良い成績をださないと来年の3年生に食い込むことになるからね」
屑野三下・・・・・唖然・・・・
でも今までの環境と比べたら、天国と地獄の差はある、球拾い・雑用の事を思い出して
初心にかえる屑野で有った