第三球 生まれて初めての公式戦デビュー
夏の県予選が開催された
参加チームは60校で試合を構成するのであった
北縄道は全国で一番広大だけど・・・ファンタジー世界でも超急速な少高齢化が進んでいた
北縄道の人口は200万位・・・・子供の人口の割合が極端に少ないのだ・・・・
つまり実質の人口は70万位・・・そんな感覚であった
普通ファンタジーってのは・・・良くなるのにこっちのファンタジーは段々過酷になってくるのであった
つまり・・・逆ファンタジー・・・・新ジャンルになるのかな・・・・
これから一回戦が始まるがよりにもよって、超強豪校の1つと数えられる北縄水産が当たってしまった
対戦相手の北縄水産は、流石に海関係のだけあって、オーク系が圧倒的に多い、僅かに人間族、ゴブリンと言った感じであった
我々のスターティングメンバーは
1番 うさ耳族 中堅手 兎山 太郎
2番 猫耳族 遊撃手 猫田 一郎
3番 ゴブリン族 三塁手 碁部林 文明
4番 ゴーレム族 一塁手 土石 新之助
5番 オーク族 捕手 小鬼 茂雄
6番 ゴブリン族 二塁手 呉武 正明
7番 エルフ族 右翼手 絵流負 勝成
8番 うさ耳族 左翼手 山兎 大助
9番 人族 投手 上杉 守
相手チームのスターティングメンバーは
1番 ゴブリン族 左翼手 新田 学
2番 オーク族 捕手 中田 和義
3番 オーク族 右翼手 伊藤 茶
4番 オーク族 三塁手 渡辺 徹
5番 人族 二塁手 岸田 一徹
6番 オーク族 中堅手 中村 翔太
7番 オーク族 遊撃手 上杉 進
8番 エルフ族 一塁手 山本 権兵衛
9番 うさ耳族 投手 権藤 護
1回の表は相手チームの攻撃いきなり連打を浴び2点先制・・・
監督はたまらず1年の・・・・そうこの物語の主人公・・・・屑野三下であった
なんと6番、7番、8番・・・下位打線とは言え三者凡退にする見事なピッチングで抑えた
素晴らしい立ち上がりであった
とはいえ地力で圧倒的にまさる相手には、段々抑え込まれていく・・・・
なんとか9−0で5回を持たしたのである・・・
そうこの瞬間、創立以来初めての5回コールドを阻止した衝撃のデビューあった
大英雄の誕生の予感を僅かに感じ取っているみたいだったのだ
所詮超弱小校から普通の弱小校に僅かに進化したとしか言えなかったのであった
秘境高校にとっては大きな出来事かもしれないけど
他の高校からしたら全然話題にもならないのであった
その証拠に6回表・・・10点を大量失点・・・マイナス特殊能力も有るのだろう
6回の裏・・・三者三振の6回、13−0コールド試合終了となったのであった
普通なら負けたら泣くのだけど・・・・当の部員たちは何故かとても誇らしく感じていたのであった
そして校舎に帰ってくると盛大に垂れ幕が貼られたのであった
垂れ幕の内容は・・・創立以来、初の5回コールド阻止!!!!!!
この時はお祭り騒ぎであった金曜日と言う事も有り、夕方あたりからOBが続々とあつまり
ご馳走やら、お酒、飲み物など・・・歌や踊り、ドンチャン騒ぎが2晩続けて続いた
5回コールドを阻止した事で屑野三下はこの学校の英雄となったのであった
そのあと3年生が引退する直前、屑野はパネルを開いたのである
「ステータスオープン」
アナウンスがなる
「あなたは5回コールドを初めて阻止した事による快挙ボーナス発動!!!」
「これであなたは他の選手を振り分ける事が可能になりました」
人族 上杉 守 投手
投手部門
球速120km
制球力 45 ナックルのキレ 20
体力 103
ストレートのキレ 40
カーブのキレ 40
スライダーのキレ 80
「よし吸収」
人族 屑野三下 投手
投手部門
球速132km
制球力 55
体力 130
ストレートのキレ 55
カーブのキレ 65
スライダーのキレ 88
シュートのキレ 45
ナックルのキレ 20
フォークのキレ 30
大幅にスペックを向上させた
引退する3年から根こそぎ能力を吸収
1年生も見込み無さすぎるからこちらも根こそぎ吸収
打撃力も20ポイント位全体的に大幅向上!!!!
守備は、吸収と変換系を駆使してピンポイントに能力を割り当てた
捕手はまず
捕手部門
投手の球を取る能力 100
リード 70
キャッチング 100
盗塁阻止力 70
一塁手
内野守備部門
ファースト 100
セカンド 0
サード 0
ショート 0
二塁手
内野守備部門
ファースト 0
セカンド 100
サード 0
ショート 0
三塁手
内野守備部門
ファースト 0
セカンド 0
サード 100
ショート 0
遊撃手
内野守備部門
ファースト 0
セカンド 0
サード 0
ショート 100
中堅手
外野守備部門
ライト 0
センター 100
レフト 0
右翼手
外野守備部門
ライト 100
センター 0
レフト 0
左翼手
外野守備部門
ライト 0
センター 0
レフト 100
あとはそれぞれのポジションに
共通部門
走力 50
肩力 70
「大分まとまったね今度の秋、飛躍するぞう!!!!!!!!!!!!!!!」
屑野三下は意気揚々として、次の大会に望んだ