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第一球 異世界転生

こんなそんなで夏の公式戦が始まり・・・案の定前代未聞の63−0の大敗である!!!!

そんな超弱小でも控えにすら成れないそんな選手の帰り・・・運がない事にその運転手は発作で

気絶してそのまま歩行者に突っ込み、よりによって屑野三下は自動車と電柱に挟まってしまい、

遺体は無残に散り散りに飛び散り完全即死となってしまい、帰らぬ人となった・・・



屑野三下が目覚めると



「あれここは何処・・・?」

「俺は帰りの途中だけど・・・あれ何か変だぞ・・・ああ手がない!!!!足もない!!!!!」

「俺の体がない!!!!!野球道具も無いぞう」


屑野三下の状態は完全な球体に成った状態である



そこに女神が表れて・・・普通女神と言うと定番のロングヘアーだけど・・・オカッパの髪形をした女神である


屑野はこの可愛いオカッパは誰と思った


「ここは異世界ですよ、この世界を統治する女神です」



「変わった髪型の女神だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「俺オタクの所もあるから沢山の漫画やアニメを観てるけどオカッパ女神をしたのは初めて観た」



「髪型がロングヘアーじゃないと女神じゃ無いといけない決まりでも有るの?」

「私も女神だからそれなりの実力は有るつもりよ、そうあなたは死んだの、そして球体の状態でこの異世界に転生したのよ」



「そうか俺は死んだんだ・・・・、球体の状態なら素直に納得するしか無いな」

「待てよ・・・異世界って事は勇者だったり英雄だったり、野球なら超高校級で無双したり」


そこでオカッパ女神はテヘペロしながら


「残念ながら・・・今までと同じセンスも身体能力も前世のままです」

「これから通う高校も前世と同じく5回コールド常連の超弱小高校だよ」


屑野は強く悲壮感を感じていた


「異世界の意味無い!!!!!もしかして前世と同じく球拾いに、雑用」

「このオカッパ女神大丈夫かよ、オカッパって女神らしくは無いよな、もしかして無能、左遷されたとか、自分で女神とか言って恥ずかしく無いのかよ」



オカッパ女神は動揺しながら   「異世界なので魔法はあるわよ」


「それが無ければ無能女神だよね、ファイアーとかアイスとか、はたまた能力向上の魔法とか」


オカッパ女神はテヘペロしながら誤魔化しながら・・・


「魔法は、魔法でも普通の魔法ではなく、変換系、結集系、吸収系の魔法だね」


屑野はため息を吐きながら


「変換系、結集系、吸収系、もしかしてメチャクチャ地味」

「駄目だこりゃ」


オカッパ女神は怒りながら


「そんな絶望的にならないで、チュートリアルでちゃんと教えるからね・・・、凄く都合が良い

魔法なのよ」

「感覚共有でパネルを表示する事は出来るからね、無詠唱で頭の中でイメージすれば表示できるよ」


屑野は感覚共有によってステータス表示をする事に成功した


「おお!!!!!やっと異世界らしくなったWWWW」


パネルを閲覧すると・・・・




打撃部門


選球眼        0         

バットコントロール  0

ミート力       0

長打力        0

右投手対応力     0

左投手対応力     0

バント        0


画面切り替え


投手部門


球速60km 

制球力      0 

体力       0

ストレートのキレ 0

変化球   習得なし


画面切り替え

 

捕手部門


投手の球を取る能力 0      

リード       0

キャッチング    0

盗塁阻止力     0


画面切り替え


内野守備部門


ファースト   0 

セカンド    0

サード     0

ショート    0


画面切り替え


外野守備部門


ライト     0

センター    0

レフト     0


画面切り替え


共通部門


走力      0

肩力      0        

   

画面切り替え



特殊能力

チャンスに激弱 ピンチ激弱 ノミの心臓 大舞台激弱  不利な状況激弱 ピンポン玉

高目超苦手 低め超苦手  変化球打ち超苦手  速球打ち超苦手 超虚弱体質



「・・・・これって俺のスペック・・・・1点満点中0だよね・・・きっと・・・」


オカッパ女神・・テヘペロで


「いいえ、100点満点の中の0です、時速以外は全ての能力0だね」

「特殊能力も・・・負の力ばかりだね・・・・・」

「これは有る意味、逆SSRだねwwwwww、これは超レアだわwwwwwwww」



屑野大泣きしながら、叫んだ


「これでは前世と変わらないよ!!!」



「前世もこんなか・・・って、あれいきなり高校生から始める訳にも行かないよネ?」

「赤ん坊からやり直すの?」



そこは女神の貫禄で


「大丈夫!!!高校入学から始められるから、魂を山の中で寝ているキャラに入れ替えるから、これからそのキャラに入れる予定だけど、あんたと同じぐらい無能だから違和感は無いと思うよ」

「そこで全寮制の所に入るの感覚共有で親はいるけど殆どニートね・・・高校までは完全に無料だから親が全然稼がなくても高校には行けるのよね」

「その高校では強制的に部活動はするからね、な〜に、これから通う高校は超弱小高校だからあなたの好きな野球部は絶対入れるはずよ、だから大丈夫だよ。」


「魔法発動条件は、極北地方・東北地方で高子園優勝経験はなく、特に極北地方の北縄道勢は3回戦止まりの全国唯一でベスト8すら進んだ事がないのよ、最近までは谷形県がベスト8まで到達できなかったけど、去年の夏ベスト8進んじゃって今その北縄道が残っている状態なのよ、さらにその北縄道でさらに超弱小校の秘境高校は前世と同じく5回コールドの常連さんよ、もちろん統廃合前の創立100年以上・・・一度も5回コールドから逃れた事がない・・そして君・・屑野三下・・前世では超弱小校でも球拾い・・雑用・・・そうこれぐらい揃わないと魔法を発動できないのよ!!!!!」


まとめるとこんな感じ


極北地方・東北地方  高子園優勝経験がない

北縄道        全国唯一のベスト8進出経験がない

秘境高校       創立100以上立っても、5回コールドから一度も逃れていない!!!!

屑野三下       超弱小校でもスタメンおろか、ベンチ入りもなく、球拾い、雑用をされる


これだけのカルッテト揃わないと魔法が発動できないのである

ただ他の人からはそのパネルは見る事は出来ないため、ステータス表示をして屑野本人なら可視化可能なので他の野手から投手能力を吸収するのは有りである


オカッパ女神は真剣な眼差しで

「まずは結集・吸収ね、例えば」


結集・吸収前

屑野三下選手

選球眼0

A選手

選球眼10

B選手

選球眼5

C選手

選球眼7


結集・吸収後

屑野三下選手

選球眼22

A選手

選球眼0

B選手

選球眼0

C選手

選球眼0



「このように能力を向上する事が出来るわ、ただ他の選手は0になるから」

「今は能力値レベルが低いから少ない経験値でも上がりやすけど」

「普通のRPGならレベル1からレベル2に上がる場合次の経験値は10前後位でしょ」

「これがレベル49からレベル50だと次の経験値は10万となる訳」

「単純に数値を足しても100にはならないわね、高い数字だと低い数字を吸い取っても4分の1位しか上がらないでしょうね、特に超弱小校だとこれだけ吸い取ってもなんとか普通になる状態かな」

「試合に勝利したり、負け試合でも経験値は入るね、快挙ボーナスもあるから、それで経験値を経ていろんな事が出来るようになる」

「いきなり他の選手に能力は振り分ける事は出来ないから、経験値で習得するしか無いね」

「あと、注意する点は投手にする場合、打撃部門はバント以外は全部0だから、一切の成長も出来ません!!!!その分投手能力には特化する事が出来るから極めて合理的と言えば合理的だね」


「後は最後に変換系魔法だね他の選手に使う魔法だから経験値が上がらないと使えないけど取り敢えず覚えてね」


変換魔法発動前

A選手  外野守備部門

ライト     100

センター    0

レフト     0


B選手  外野守備部門

ライト     100

センター    0

レフト     0


変換魔法発動後

A選手  外野守備部門

ライト     100

センター    0

レフト     0


B選手  外野守備部門

ライト     0

センター    100

レフト     0


「選手の能力が被っている場合、能力を区別化する事が出来る、こうする事で選手間のミスマッチを防ぐ事が出来るわけ」


オカッパ女神はドヤ顔で


「これが女神の実力だよ!!!!入学だね、頑張ってね」


屑野三下はこれから先の体に魂を入れるのだが、その先の肉体の名前も屑野三下であった

唯一の救いは生い立ちやら、同姓同名が偶然同じという事である



















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