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【20万PV達成❤️】ドラゴンウイング  作者: 泉水遊馬
猫の恩返し
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猫の恩返し-2

二日間の眠りから目が覚めた龍二は、自分が病院のベッドに寝ていることに気づく。

病院独特の消毒の匂いが、すぐさま認識させた。

痛む体は眼底骨折、胸骨骨折、左足剥離骨折、右足じん帯断裂という重症状態。動かない体に黒川の強さを思い知る。

そしてここまでの経緯をジョージから聞く。

(悠亜が!?)

驚く龍二。加藤組の玄関で意識を失った自分を悠亜が助けたというのだ。

(まずいぞ…。監視カメラにアイツの姿が映っちまってるはずだ…。

でもなんでアイツはあの場にいたんだ!?)

悠亜を問い詰める。

「学校帰りに翼君のトコに寄ったのぉ。

そしたら翼君とジョーくんが勢いよく出て行くのが見えたのぉ。

だからついていったのぉ。

でね、二人があのビルに入っていったあと待ってたのぉ。

しばらくしたらジョーくんがニャーニャー鳴いてる声が聞こえてきたのぉ。

もう急いで近づいて扉を開けたのぉ。

びっくりしたんだよぉ。

翼君が倒れてるんだもん!」

と身振り手振りを交えて説明する。

(だからってヤクザの事務所に飛び込むバカがいるかぁ!!)

怒りを露にする龍二。

悠亜の身バレはこの上なく危険な状況を生んでしまった。

自分がこんな状態だから守れない。

それが龍二の苛立ちを増幅していた。

『でも悠亜ちゃんがいなかったらアニキは加藤に捕まっていたニャ。』

ジョージの言葉にさらにジレンマが湧く。

その通りなのだ。悠亜の行動はファインプレーであり龍二は責める立場にない。

なにが問題なのかわからない不思議顔の悠亜。

『ジョージ、悠亜から離れるな。そして何かあったら俺か優さんの近い方へ走れ。』

龍二の指示にジョージは、

『まかせとけニャ!』

とやる気を見せる。

(とにかく早くこの体を直さなければ…。)

龍二の不安は膨れ上がるばかりであった。

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