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【20万PV達成❤️】ドラゴンウイング  作者: 泉水遊馬
反撃の屍人
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反撃の屍人-4

【目が覚めたらこうなってた。】

龍二はゆうに黒川に殺され目覚めてからのいきさつを話し始めた。

「なるほどね。やっぱりそういうことだったのね。」

ゆうの理解があまりにもあっさりしすぎて龍二は逆に戸惑う。

普通の感覚ならばこんな状況を受け入れることなど難しいはずなのだが、当事者である龍二よりも簡単に受け入れてしまうゆうの感性に驚いていた。

「で、リュウさん?

あなたが今しようとしていることは何なの?」

真っすぐな目線で龍二を見つめるゆう

その視線に龍二はすべてを打ち明ける覚悟を決めた。

竹内を失ったという同じ感傷を共有した同士である。

この女は裏切らないという確信が生まれた。

【山崎の首を獲ってオヤジの仇をとる】

龍二の決意の込めたメッセージにゆうは、

「私にできることは?」

と迷いなく問い返す。

龍二は少しの思案のあと、

茉莉まりのことは知っているか?」

と聞いた。

もちろんゆうは、茉莉まりと龍二の関係も知っているし面識もある。

ここでの知っているかとは、茉莉まりの裏の顔を知っていたのかということだ。

茉莉まりちゃんのことを詳しく話すわ。今まで知っていたけど竹内から口止めされていたの。」

ゆうの言葉に緊張感が高ぶる。

茉莉まりちゃんは、山崎組の裏のシノギを取り仕切る番頭なの。

山崎一派が極東一家を離反した後も利用されてる。

むしろ逃げ出せない状況ね。

こんな状況だから私が動いて茉莉まりちゃんを助けることもできない。

リュウさん、まだ茉莉まりちゃんを愛しているなら彼女を救う手段がある。」

ゆうは龍二の目を見て答えを迫る。

【もちろんだ。教えてくれ。茉莉まりを救う方法を。】

龍二の迷いのない眼差しにゆうは笑顔を見せ、

「さすがリュウさん。あなたが死んだとき茉莉まりちゃんは本当に絶望の中にいたわ。彼女もあなたを愛しているから。」

と優しく言う。

それを聞いた龍二は、

茉莉まり…。)

再び茉莉まりへの愛情が溢れだす。

「リュウさん。あなたには二つの成すべきことがある。

ひとつは茉莉まりちゃんの救出。

そして竹内の仇討ち。

そのサポートを私がやるわ。」

ゆうは膝の上のジョージを撫でながら、その顔は決意が現れていた。

ゆうさん。教えてくれ。どうしたら茉莉まりを救える?】

龍二の問いに、

茉莉まりちゃんの店に私の息のかかった女の子を潜らせている。

その子を経由して茉莉まりちゃんと連絡を取っているの。

まずその子に会って詳しい状況の説明を受けて。

そしてどうやって彼女を救うか考えましょう。」

ゆうが提案する。

龍二は深く頷いて茉莉まりを救う具体的な行動を起こす決意を固めた。

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