表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【20万PV達成❤️】ドラゴンウイング  作者: 泉水遊馬
漆黒の暗殺者
64/121

漆黒の暗殺者-11

【アイツらだニャ!!】

雑居ビルから柄の悪い男が三人、上機嫌で出てくる。

龍二はその中の一人に見覚えがあった。

(あれはたしか…、山崎の傘下で奥田って組の若頭じゃなかったか?

ああ、間違いねぇ。山崎の腰巾着って言われてたケチな組だったから、よく覚えてるぜ。)

龍二はフードをさらに深く被り、三人の前に立った。

挿絵(By みてみん)

「なんだぁ?兄ちゃん、邪魔じゃボケェ!」

酔った口調で一人が怒号を吐く。

龍二は榊原翼に問いかける。

(いいんだな、榊原翼?お前の体で人を殺すぞ。

お前が望んだことだ。あとで恨み言は聞かねえぞ。)

大きな呼吸を一つして左手を伸ばす。

(ハント。)

龍二の拳に大きな弓が装備された。

黒く光る気味の悪い光沢に鮮やかな流線型のフォルム。

男たちは突然現れた弓に、まるで手品でも見せられているかのように目を丸くして見ている。

そして同時に腰に現れた矢の束から一本を抜くと、まるで蛍光灯のように白い光を発光させた。

そのまま矢尻を、弓にかかる青く光るワイヤーに掛け、矢先が平行になるように左手の指で固定する。

「シャーーーーーーーーーーー!!」

隣でジョージが威嚇を始めた。

奥田組若頭がようやく事態にに気づく。

「こいつは殺し屋だ!!」

龍二は、その言葉を聞きながらゆっくり弓を引く。

そしてめいっぱい引ききったところで静止した。

「このガキがぁ!!一家の回しもんかっ!?」

同じく事態に気づいたもう一人が龍二に言う。

(不思議なもんだ。弓なんて触ったこともないのに体が勝手に動きやがる。)

この能力を手に入れた日から、何度も試した。

そのすべてが狙った場所に、確実に…当たる。

(さあ、狩りの始まりだ…!!)

龍二が右手を離した瞬間、光の矢は奥田組若頭の眉間をまさに光速で貫通した。

後方に抜けた矢はコンクリートの電信柱に突き刺さる。

奥田組若頭の眉間から血がしたたり落ちる。そしてどくどくと血があふれ出る。

「え?」

奥田組若頭は頭を貫かれているにも関わらず、意識を保っていた。

だが次の瞬間、白目をむきながら前方に垂直で倒れ絶命した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ