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【20万PV達成❤️】ドラゴンウイング  作者: 泉水遊馬
漆黒の暗殺者
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漆黒の暗殺者-1

挿絵(By みてみん)

龍二とジョージは街灯が灯る夜の道を2時間歩き、繁華街の裏通りにある古い雑居ビルにたどり着いた。

【アニキ…、ここって…。】

ジョージが驚いたように言う。

龍二はそれには答えず、閉鎖された入り口を壊さないように注意して中に入り、階段を上って最上階の5階にたどり着いた。

すでに壊れている扉を強引に開け、以前の居住者が残していったソファーにドカッと座った。

【今日からここが俺のねぐらだ。】

龍二の言葉に、

【ここはアニキが潰した近藤組だったビルじゃニャいか!?】

とジョージが戸惑いながら龍二に言った。

【ああ、親父を裏切って住田連合に寝返った近藤を俺が殺した場所だ。】

とそっけなく答える。

【ニャるほど…。たしかにここだったら一水会の連中から身を隠せるニャ。】

納得したように答えるジョージに、

【一水会だけじゃなく、極東一家にもバレちゃならん。

幸いここの近辺は都市開発で空きビルが多い。

この辺りを歩いている連中はホームレスぐらいだ。】

と龍二はカバンから荷物を出しながら言う。

そしてカバンの一番下から最後に出したロングパーカーを羽織り、フードを被る。

【どうだ、ジョージ?これで顔は隠せるだろう?】

と少し声のトーンが上がってジョージに聞く。

【確かに顔は隠れているけどニャ…背中のそのロゴは…。】

ジョージは龍二の背後に回り呆れた声で言った。

そこにはピンクの筆記体で

『DOSUKOIGIRLどすこいがーる

と派手にプリントされていた。

【しかたないだろう。これしか使えそうなもんがなかったんだから。】

と語尾を強めて言う。

【その格好で仕事するのかニャ?】

ちょっと怪訝な雰囲気を出すジョージ。

なんとなく恥ずかしくなった龍二は、

【お前はとりあえず武器になりそうなナイフとかパクッてこい!】

と怒鳴りつける。

【わかったニャ。もう、すぐ怒るんだから…。】

とブツブツ文句を言いながら部屋を出て行った。


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