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【20万PV達成❤️】ドラゴンウイング  作者: 泉水遊馬
愛憎の守護神
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愛憎の守護神-4

『山崎の奴ら(一水会)、一家の末端の組を潰して回っとるにゃ。』

ジュージが悔しそうな声を龍二の頭に響かせる。

(山崎め…。)

龍二はジョージの頭を撫でながら悔しい気持ちになった。

『それで、おまえはどうなってこうなった?』

龍二が聞く。

『アニキが殺されちまったすぐ後だったにゃ。ある人に呼びだされたんだにゃ。そこで、加藤の兵隊がいてなぶり殺しにされたにゃ。』

加藤茂雄は一水会のナンバー2である。

その若頭の黒田に龍二は殺された。

加藤組が一水会の実動部隊といえるだろう。

『ある人って誰だ?』

龍二の問いに、

『いや…それは…。』

ジョージが濁す。

『誰だ…!!』

龍二が問い詰める。

『あ…その…茉莉さんだにゃ…。』

ジョージの言葉に龍二はパニックになる。

(茉莉が加藤についたってことか!?)

田辺に加護されていた茉莉の裏切り。

龍二にとってこれ以上の衝撃はなかった。

『で、生き返ったら猫だったにゃ。』

取り繕うようにジョージが切り返す。

『茉莉は加藤に寝返ったのか?』

『そんなのわからないにゃ。わかっていたら殺されるような呼び出しにはいかなかったにゃ!』

(そりゃそうだな。)

龍二の中で様々な思いがグルグル回る。

『なあ、アニキ?』

ジョージが寂し気に言う。

『なんだ?』

龍二が聞き返す。

『腹が減ったにゃーーーー。』

ジョージの言葉に龍二は噴き出した。

『変わらないなあ。ジョージ。心配するな、俺がこれから面倒見てやる!

何が食いたい?肉か?魚か?何でも言え!』

龍二がそういうと、

「つーばーさーくーん!なんか猫の声が聞こえてくるけどぉーーー!」

扉の向こうで悠亜が叫んでいる。

『なんだアニキ?そんなガキンチョに生まれ変わっても女がいるのかにゃ?』

ジョージが茶化す。

『ばかやろう。そんなんじゃねーよ。』

龍二はそういうと、扉を開け悠亜を部屋に入れた。

「きゃーーー!かわいいーーーーー!」

悠亜がジョージに駆け寄り抱き上げる。

「にゃーーーーー。」

ジョージが可愛い声で受け入れる。

『とりあえず今のボス(美佐子)に許可とってくる。』

そうジョージにいうと龍二は部屋を出た。

挿絵(By みてみん)

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