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【20万PV達成❤️】ドラゴンウイング  作者: 泉水遊馬
深淵の追跡者
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深淵の追跡者-5

翌朝、痛む両腕を重く感じながら登校を開始。

家を少し離れたところで悠亜が待っている。

「おはよーーー!」

元気な悠亜に龍二はいつものように無視する。

「待ってよぅ!」

後ろをついてくる悠亜。

だが龍二の意識は悠亜ではなく、その後ろに仁王立ちしている昨日の男である。


「やあ、榊原翼くん。いや、氷室龍二さんって呼んだ方がいいかい?」

男の言葉に龍二は意外と冷静に受け止めていた。

(やはり、榊原翼ではなく俺が目的か。)

昨夜、この男のことを考えていたが、結局はこの答えに行き着く。

もう、どんな状況も受け止められる。

この男は、自分と同じ命の領域を超えた【深淵の者】であると確信した。

「誰?」

悠亜が不安そうに聞く。

龍二はカバンからノートを出し、ペンで殴り書く。

【あさからごくろうだな】

それを見た男は、

「じゃあ、始めようか…!!」

と間合いを詰める。

龍二は悠亜の背中を押して去るように促す。

「え?え?」

悠亜は戸惑っている。

次の瞬間、男の右ストレートが龍二の顔面に軌道を乗せる。

(ちっ…!!)

龍二は悠亜を突き飛ばしその拳を交わす。

「私、人呼んでくる!」

悠亜が青い顔をして走り出す。

(さて、今日は昨日のようにはいかないぜ…。)

龍二はガードを固め臨戦態勢に入る。

「いいね、氷室さん。察しがいい。」

男のさわやかな顔が悪意に満ちたそれに変わる。

(どこまでやれるか…。)

龍二は男の目をにらみ返していた。

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