表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【20万PV達成❤️】ドラゴンウイング  作者: 泉水遊馬
猫の恩返し
104/121

猫の恩返し-10

榊原家の玄関前で美佐子が10人の極道を相手に戦っていた。


そのど真ん中で仁王立ちしているのが加藤組の組長にして一水会副会長の加藤茂雄である。


若い組員が美佐子を恫喝する。

「おいこらババア!!どう落とし前つけんだコラァ!!」

美佐子も応戦する。

「いったい何なんですか!?

突然あなたたちのような方々に押し入られて…!!

どういうつもりですか!?」

美佐子の精一杯の反撃に加藤が、

「なあ、ばあさん。

俺ら極道はな、取られたたまはきっちり取り返す。

これが生きる道なんや。

お宅のぼうのオイタが過ぎてうちのカシラ(若頭)を殺しよった。

そのケジメをつけに来とんのや。

報復ってのはな、まずそいつの縁者で前払いしてもろうて、本人には最後に命で償ってもらう。

それがうちら極道のケジメってもんなんや。

わしらも年寄りイジメたりしたくはないんやが、これはしょうがないんや。

ばあさん、悪いけどちょっと痛い目にあってもらうで。」

と詰め寄る。

まるで蛇に睨まれたような美佐子の足は震えていた。

しかし気丈の振る舞いは崩さない。

「あなたたちね、うちの翼を傷めつけたのは!!

私こそあなたたちを殺してやりたいわ!!」

力強く言い返す美佐子。

「なんじゃと、このくそババア!!」

若い組員が美佐子の肩を強く押す。

後方に飛ばされ尻もちをつく美佐子。

「ほな、上がらせてもらうで。」

中堅の組員が一歩踏み込んだ時、黒い影が目の前に飛びかかってきた。

ジョージが組員の顔に両手の爪を立ててしがみつき、右目に噛みついていた。

「うがーーーーーーーーーーーーー!!」

叫びもがき必死にジョージを引き剥がそうとするが、ジョージの小さいながら鋭い牙はガッシリと食い込んでそれを許さない。

膝をついた組員がジョージをやっと力づくで剥がした時には右目はえぐれ、その眼球をくわえるジョージがそれをぐしゃっと噛み潰す。

「ジョーくん!?」

美佐子が驚いた顔で叫ぶ。

(おい、コラ。てめぇらお母さんに乱暴したろ?

全員ぶっ殺すぞコラァ!!)

ジョージが最大の威嚇を見せる。

「シャーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」

挿絵(By みてみん)

「なんやこの猫は?はよ始末せい。」

加藤が気だるそうに指示する。

(アニキと約束したんだニャ。家族を守るって。

伊賀組の特攻隊長を舐めんなよ、この野郎!!)

ジョージはより威嚇を強めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ