ずっと君のことを想っていたから
1話完結です。
初心者ですので、場の風景がよくわからなかったり、とても短く、よくわからないような描写、誤字脱字があると思いますが
何故、小学生という未熟者ですので、大目に見てくれると幸いです
死ネタですので、苦手な方は視聴しないことをおすすめします。
そうさ、、そうだよ、、そうだよ
“生きたかったんだ”
「、、僕は、死にたかったよ、、」
そう、1人の少年は学校の屋上の柵の外で、両手で柵を持ち、しかし力を抜きながら涙を呟いた
屋上から飛び降りたと見られる、見下ろしたらすぐ見える血まみれの地面と好きだった人の死体
顔面が見えないように飛び降りた彼女
死体の手には、2人でお揃いのミサンガが付けられていた
その何も無くなった、失った感覚で、少年は汗で濡れている手でぎゅっと冷たい風に背中を押されながら柵を握った
元々2人が出会ったのは、彼女が辛さに悶えて、とあるマンションで飛び降りをしようとした時
その少女は、「もう無理だから、死なないと開放されないの」と言っていて、とても少年の胸は苦しくなった
「3ヶ月、僕が時間とお金を押し付けるから、それで贅沢してみて、笑えなかったり駄目だと思ってから、、はどうかな?」
そうやって少年は言った
少年も悶えたいほど辛かった
でも、まだ未練が沢山残っていた、だから死ねなかった
1人でやると心細いな、辛いな
そう思っている時に舞い降りた、素敵な彼女
やり残しそうな未練に、少年は「人を救う」というものが入っていた
少年は思った
(必ずこの人を、一瞬だけでも心の底から幸せにしよう)
少年は先程の言葉を言った時、少女は泣きながら少し考え込むように少年の方へ歩んで行った、そして
「なんで?」
っと、真顔で単純に、疑問を投げかける子供のように首を傾げながら言った
“死ぬまでにやりたい100のこと”
それをこなしてみたい、少年の願いだった
少女も未練は沢山あった
辛かった、苦しかった
時には殺害まで考えた
だが少女にはそれをしたくなかった
なら、もういっそのこと…
「これしか方法はないの」
少女が少年に、歩む前に投げかけた言葉だ
少女の少年の第一印象は、変な人
面白そうだった、楽しそうだった
一度、少し試してから死のう
「いいけど、嫌だったらいつでも好きな時に死ぬからね」
真顔で、何とも思ってない表情でそういった
「うん」
“必ずその君の顔を笑顔にさせてみせるよ”
これが、仮初め
少女は一度も笑うことも、死ぬこともなかった
約束通り、死ぬことになった
少年も悶えたいほど辛かったので、心中することになった
冷たく優しい風が吹く
「、、二度と君と会えないの、悲しいな」
「うん」
少女が親指で柵に引っ掛けながら、少年の手に自分の手を乗せる
とても、温かかった
「、、ねぇ」
「私、君のことが好き」
唯一、少年の見た中で始めての、少女の優しく口角を上げて微笑んだ顔だった
「、、えっ?」
少年は顔を赤らめなかった
困惑、何故今頃、と思った
「死ななかったのも、君といると楽しかったから」
「一昨日まで死にたかった、これで終わりにしようって、ずっとずっと」
「でもね、どこか心残りがありそうだったの、そしてね、君に言おうとしたの、まだ心残りあるかもって」
淡々と、すらすらと言葉を喋る少女、笑いながら空を見ていた
少年は、ただ口パクパクとするだけで、何も言えなくて、喋れなかった
「でもね、昨日の夜、気付いたの」
ガシャンッ、、!
「君のことが好きって」
少女は急に下を俯いていたが、急に地面の方を見る
「だけどね、君はこのまま死ぬつもりだった」
「、、君がそうするなら、私も死ぬよ」
完全な、笑顔
誰のどんな笑顔よりも、眩しくて、明るくて、素敵で
少年のことを見ながら少女はまた口を開く
「欲を言うなら、、もっと、、“生きたかったんだ”ぁ」
「さよなら、愛してる」
フッと、彼女が視界から消えた
下を見ると、彼女が落下していて
「、、ぁ、、あぁ、、あああ!!!」
なんで?どうして?死なないでよ
どうして?
そのような言葉ばかりが頭を過ってばかりで
気がつけば少女は、地面に身体をつけて横たわっていた
「ぼ、、僕は、、、」
「僕は、、死にたかったよ、、!」
『極秘っ!僕の死ぬまでにやりたい100のこと!!(見ちゃ駄目!)
〜〜〜
97.お揃いのミサンガを一番大好きな人にあげる
98.好きな人と朝から夕方まで遊園地で遊ぶ
99.学校をサボって家で好きな人と喋る
100.これを全部達成して、最後の日に好きな人に本音や好きな人への思いを1から100まで告げる』
【100.これを全部達成して、最後の日に好きな人に本音や好きな人への思いを1から100まで告げる】
あぁ、、
(今日が、、来なければ)
まだ、、君と
いられたのかな、?
そんな、思いを
欲張りな、思いを
小さな声で、告げながら
僕は、、、
どんどん、どんどん背中の方から声が聞こえてくる
今はそんな時じゃないのに
「早まるなァ!!!」
「こっちに来なさい!!!早く!!!」
嗚呼、、僕は、好きな人が死んでも
泣き喚くことを許されないのか、、
柵の向こう側にいっても、きっと、精神病院に、連れて行かれるだけ、、
「ごめん」
それは、少年の隣にいる人だけが聞こえるであろう、震えた声だった
少年は大きい雫を目から流しながら、今にも泣きそうな顔で、身体が震えながら、彼女がいた方を見ながらそういった
それと同時に、少年は飛び降りた
、、そして、落下途中に少年は何かを言っていたそうだ
口パクで
『ア』『イ』『シ』『テ』『ル』
余談だが、少年は少女が落下した丁度隣で、手を繋ぐように亡くなったという。
いかがだったでしょうか?
この作品は、私がとある曲を聞き、その歌詞を元に物語を考え、それを小説化したものです。
ご要望があれば、その楽曲のタイトルをお乗せ致します。
辛口なレビューも勿論あると思いますが、最低限大まかなストーリーが伝わっていればそれだけで幸いです。
あと、できればアドバイスをいただけるとモチベーションが上がりますし、とても励みになります!
わざわざこの作品を見てもらえたという事実が、ただただとても嬉しいです。
この作品をご視聴くださり誠にありがとうございました!