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MY song

陽炎も見えなくて。

作者: caem


 空高く舞うこともない 緩やかな放物線


 描く蜉蝣 祭りのあと――僅かに



 散らした羽根や 糸屑のよう


 夕焼けに照らされた 桟橋から



 か細い四肢はさらさらと


 はらはら舞い散る桜の花びらに その影として


 生涯――


 これ程までに悔しかったことはない


 岩にこびりつくこと 幾数年


 ()み 捉えた得物の有り難みに触れて


 生きた証を残そうとして 華々しく舞い踊る



 少し疲れて 止まった先に温もりを覚えて――


 パチンと鳴り



 撒き散らかした その行方に


 せせらぎを 余所に



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― 新着の感想 ―
[良い点] 素敵です☆彡 なんだか他に良い言い方が思いつかなくてすみません <(_ _)>
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