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もう読者に媚びるのはやめた。

作者: 橘樹 啓人

 はじめまして。橘樹と申します。

 私はこれまでこの「小説家になろう」というサイトにおいて、小説以外投稿したことがなかったので、たまには体験談でも書いてみようかと思い立ち、筆を執った次第です。

 そうは言うものの、小説ではないため文章的なクオリティーは一切気にしませんが、そこは予めご了承ください。

 第一、エッセイがどんなものかすらよくわかっていないので、手探りで書いている感じです。



 ではでは。


 突然ですが、私は生まれてこの方、「ファンタジー」という概念にあまり慣れ親しんできませんでした。アニメもあまり観ていませんでしたし、ゲームといえばPモンぐらいしかやったことがありませんでした。そのため、ファンタジーにちょっとばかり抵抗があったのです。

 小説を書き始めてからも、主に時代小説や、ラブコメ寄りのものばかり書いていました。「小説家になろう」に登録してからも、ラブコメを書くことが多かったです。


 勿論、ファンタジーが流行っていることは知っていました。「小説家になろう」において、他のジャンルと一線を画すぐらい猛威を振るっていることはちゃんと理解していましたが、どうしても初めのうちは手が伸びなかったのです。


 ですがある日、何を思ったか、「ファンタジーを書いてみよう!」という思考が私の中に生まれました。その理由については、ただ単純に読んでもらいたかったからです。これまでよりもPVが欲しかったのです。今からすれば、邪念だったと思います。


 そして、ファンタジーを書いて投稿しました。するとどうでしょう。



 一日についたPVがラブコメの時よりも圧倒的に少なかったのです!


 ……?


 え? なんで? 読まれるんと違うの?



 正直、衝撃的でした。だって、みんな大好き「ハイファンタジー」という超人気ジャンルで出したんですよ?


 なんで読んでもらえないのか、どうやったらPVがつくのか、自分なりに調べてみました。このサイトには色々なユーザーの方がエッセイを投稿していて、その中に「PVを稼ぐ方法」みたいなことも載っていたので、とりあえずそれを参考にしました。

 どうやら、このネット小説界隈において、「長いタイトルほど目につきやすい」というのが暗黙の了解らしいです。


 早速、それを実践してみました。また、異世界が舞台ならば、「異世界」というワードを入れておくと読んでもらえる確率が大幅にアップするという話もあるようなので、ちゃんと「異世界」という言葉もタイトルの中にも盛り込みました。

 これで読んでもらえるやろ、と意気込みたっぷりに更新しました。するとどうでしょう。



 ……変わらねえじゃねーか。



 なんなん? マジでなんなん?



 正直言って、お手上げでした。やっぱり、自分はファンタジーには向かないのでしょうか?

「内容がつまらん小説が読んでもらえないのは当たり前だろ」と思う人もいるでしょう。それはわかります。私自身、それは思っていました。ですが、ちょっと待ってください。


 展開が面白くなくて読者から逃げられるのならば、まだ納得できます。しかしPVがつかないということは、クリックすらしてもらっていないということになり、ひいては「読者はタイトルだけ読んで面白いかそうでないかを判断している」ということになります。

 ただ気づいてもらっていないだけかもしれませんが、多くの読者は多分そうなんじゃないかと疑っています。ネット小説の厳しさがわかった瞬間でもありました。


 つまり、文章力や妄想力も勿論大切ですが、ネット小説では強運と「面白そうなタイトルを考える力」が重要なんだと実感させられました。長いだけではダメなのです。



 そして私は最も基本的なことを見落としていました。それは、「読まれるためだけに創作をしていて、本当に楽しいのか?」ということです。

 やっぱり馴れないことをするより、自分の好きなものを書くのが一番なんじゃないかと。読者に媚びて苦手なジャンルに挑戦するなんて、愚の骨頂だと思います。

 もう私にはラブコメの道しかない。ファンタジーなんて二度と書くか。


 また、もう一つわかったことは、「ネットにある情報をむやみに信じてはいけない」ということです。何の根拠もないことを妄信するより、自分の好きなことをやった方が有意義ですからね。

 プロが書いているならまだしも、素人のエッセイなんて、偉そうに書いてるわりには根拠がないので、全く信用ができないといっていいでしょう。


 マイノリティーでも、遠回りでも、自分の好きなもの・得意なことを優先させるべきです。そうでないと、せっかく好きで始めても、やってるうちに楽しくなくなっちゃいます。やっぱり、楽しむことが一番だと思います。

 また、自分の作品に一人でも読者がついているならば、それがモチベーションにつながったりしますからね。そういう人たちを大切にしていきたいです。



 最後に、これはあくまで私個人の意見ですので、反論があられる方もいるかと思います。ですが、それでいいと思っています。考え方は人それぞれしょうからね。


 拙い文章で申し訳ありません。

とりあえず書いてみたけど、エッセイで「ですます調」って大丈夫なん?

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― 新着の感想 ―
[一言] そんな安易にハイファン異世界うんぬんかんぬんやったって粗製濫造の類いに見られて(客)が来るわけねーべさ。 タイトルが店の看板だとしてビッグタイトルがマク○ナルドとしよう。 ハンバーガー…
[気になる点] そもそもなろうにおける最強カテゴリがハイファンではなく恋愛である事を知っていればこんな悲劇は起きなかった・・・ [一言] ハイファンは最多作品数カテゴリ。
[一言] まあやりたいようにやるのが一番ですね。 長文タイトルが読まれやすい、という傾向にあるのは納得ですね。まあ、これに関しては読者が悪いというより、一目見て面白そうと思える作品を選んでしまいがち…
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