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Episodes5 それが人生

Episodes5[それが人生]は6月始めに投稿すると言ったな? あれは嘘だ






ベッドで寝転んでいたらいつの間にか寝ていたっぽい。

ドアのノックで起きた。

誰が来たのか見るためドアを開けると、料理を持ったメイド? が一礼した後入って来たのでそれを受け取り、今食べている。

料理はパンとローストビーフ、何かの果物を搾ったジュースとサラダだった。

メイドに見られながら、じろじろとではなくまぶたを閉じたままこちらの方を見ているだけだ。

食べていると、またノックがしたので返事を返すと鎧らしき物を持った護衛が入ってきて渡されたので食事を中断してそれに着替える。

防具は胸に金属で出来ているであろう水色のチェストプレートをつけ。その下の服は肩を露出するような同じく水色の服

チェストプレートを支える肩紐は獣の毛で出来た白い肩紐

手には水色のガントレットを

灰色のズボン、その上には下半身を覆う前掛け、足は青色のブーツである。

護衛の説明を聞くと、この防具は水属性の耐性が備わっているだとか。


「では、また明日起こしに来ますので」

「あぁ」


護衛とメイドが部屋の外に出てから数分後、俺は防具を脱ぎ食事をすべて食べた後後部屋の外に出る。

ドアの横に兵士が2人居てビックリしたが、麻痺させた。

多分こちらに気づく前に麻痺させたので大丈夫だろう。


「そういえば道案内されてないから出口が何処かわかりにくいな」


外へ出るため、なおかつ人に見つからないように進んでいく。

脳内BGMは某蛇を流す。


「夜だからか見回りが多いな」


見回りの兵士から某蛇よろしく隠れながら歩いていく。


「……ぜ[勇者]じゃないんだろうな」

「わからないよな。今まで異世界人は15人も召喚されてるのによ」


少し進み、T字路を左に曲がると[図書館]と札がかけられているドアとその部屋の前に2人の兵士が話し込んでいるのを見かけた。

少し慌てて隠れる。どうやらこちらには気づいてないようだ


「しかもさ、[勇者]ってなんで異世界人にしかなれないんだろうな俺達にも気軽に[勇者]になれたらいいのにな」

「俺はやだなぁ」

「なんでだよ。[勇者]になったら英雄になれるんだぜ」

「不老不死にはなりたくないんだよ」

「あー、確かお前ってエルフだったな」

「そうだよ。お前ら獣勇族や人族はいいよな100年くらいで寿命がきてよ。俺達エルフなんかその三倍だぞ。長いんだよ。しかも性欲なんてあってないようなものだしさ」


兵士達の話を盗み聞き、話からすると2人の種族はエルフと獣人だと思う。

確かドワーフがいたんだから獣人みたいな種族やエルフがいてもおかしくないか。ファンタジーだし。

しかし、勇者は異世界人しかなれないか。丁度良いし読書でも洒落混もうか。レベルを上げることは明日でも出来ると思うが本を読むなんてこと多分ないだろうし

部屋から拝借してきた先端にBB弾ほどの大きさの玉がある使わなかったスプーンを俺のいる所とは反対の方向に投げた。

余談だが俺は箸よりフォーク派だ

すると地面に落ちたのかコンッと音が響いた。


「誰だ!」


2人の兵士は音がした方向へと走り出していく。

おい、2人同時に行くなよ。警備体制ガバガバだな

月の光に照らされて兵士の容姿が見えた。

片方の兵士は耳が長くて顔は少し白かったが美形だった。

もう片方の兵士は犬のような尻尾と犬のような耳がついていた。

やっぱりエルフと獣人かな?


「鍵は開いてるな」


その隙に部屋に入り込む。

部屋の中は予想通り図書館だ。本棚や本が沢山ある。

近くの本棚から[週刊! 能力の歴史 創刊]というタイトルの本を取り出し、中身を見ていく。

1ページ目には目次と隅の方に小さく[黄道歴999年製造]と書いてあり、目次には魔導系能力? のたぐいしか書いてなかった。


「しっかしなんで魔法なんて呼ばれずに魔導系能力なんてめんどくさそうな名称で呼ばれているんだ」


ファンタジーといえば定番は魔法だが、この世界では魔導系能力という名称で呼ばれているのが少し引っ掛かる。


「……それは最初に能力を発見した人がそう名付けたから」

「……え? 」


いきなり俺の後ろから声が聞こえた。

後ろを振り返ると、黒髪の少女がいた。

一瞬だがシルヴィかと思ったが、よく見てみると別人だ。

彼女の髪は月の光に照らされ妖しく黒光り、瞳も黒くその視線は俺を見ていた。

彼女の服は黒い色のワンピース型のドレスと足には同じ色のブーツを着ていた。

シルヴィを和風美女だとすると彼女は和風美少女だ。


「誰だ? 」

「……初めましてかな? わたしはセラヴィーア・フォン・クレスチャン。一応第2王女」

「初めましてだなぁ。俺はリュー・ブレイヴ。一応異世界人だ」


その少女は手に本を持っていたが近くの本棚に置いてから、無表情で名乗ったので俺も名乗り返す。


「……リュー、リュウ、龍。ブレイヴ、勇気。龍の勇気? 」

「リューでいいよ。セラヴィーア」

「……ん。私もセラヴィでいい」

「そうか…………! いっつぅ」


何故ブレイブが勇気という意味があるのを知っている。


そして[セラヴィ]という言葉を聞いた途端に頭に激痛が走り、右手で頭を押さえる。

なんだこの痛みは。


「……? どうしたの? 」

「いや、セラヴィ、前に俺とどっかであったことあるか?」

「……デジャヴ? 」


「かもな。んでだ、最初に能力を発見した人って誰なんだ? 」

「……ん。正確には人達かな。13人居た、て書いてあった。そこから徐々に広まったとも書いてあった」

「ふーん」

「……うん、他にも……ウンディーネどうしたの? 」


俺のその行動にセラヴィは首を傾げた。

頭を振り正気に戻る。

詳しく聞いてみるとセラヴィが話している最中に壁から水を全身に纏った女性が現れ、セラヴィがその女性に話しかけた。


「誰なんだ? 」


俺は壁から現れた魔物にしか見えない彼女を警戒する。


「……リュー、大丈夫だよ。彼女は大精霊のウンディーネ」

「大精霊? 」

「……うん、次元精霊術って能力によって呼び出せれる大精霊。他にも微精霊や基本精霊とかは普通に召喚や契約はできるけど、大精霊以上は契約できないし…………説明面倒。ウンディーネを使える人はこの城に一人だけいる。私の姉のシルヴィ」

「つまり、このウンディーネはシルヴィが出したと? 」

「……そうなる。あとシルヴィから伝言があるって」

「ん? どんなんだ? 」


ウンディーネから何か言われたのか、セラヴィは俺の手を取り逃がさないようにした後言った。

彼女の体から嗅いだ事のあるような臭いがする。

てか、女の子の臭いを嗅ぐとか変態かよ。


「……もうすぐ、ここに来るって、説教するとか言ってた」

「あー、おとなしくしろ、とか言われてたからな」

「……部屋から抜け出したの? 」

「まぁ、そんな事だ」

「……わかった。明日の朝起こしにいくから」


シルヴィが怒っている事を伝えられた、俺は苦笑して頭を掻く。

そして最後にセラヴィは背伸びをして俺の目と鼻の先に来てそう言った。


「少し近くないか?」

「……ん。残念慌てないのね」

「まぁな」


俺は離れるようにいうとセラヴィは背伸びを止め、繋いでた手を離す。

そして俺が先程の事で慌てなかったのでセラヴィはがっかりする。

まぁ、幼い頃からアイとマイと一緒に住んでたしあの事があったからな。

女性に近づかれても思春期特有の行動はしなくなっている

その数分後に図書館のドアが勢いよく開き、シルヴィが入ってきた。


「リュー様! ここにいたんですか!? おとなしくしてくださいって言いましたよね! 早く部屋に帰りますよ! それとセラヴィも夜更かししないで寝なさい ! 」


いきなりウンディーネに拘束され部屋のベッドに寝転がされる。そのままの状態で小1時間ほど説教をされた。





Episodes6[シルヴィと]は3日~5日後に投稿します。


PC購入記念でEpisodes5を5/30(月)PM15:00に投稿します。





図書館に入らずそのまま外に出てレベルをあげにいけばいいのに、なんで図書館に入ったんだろうか


兵士がふたり一緒に見に行ったのには理由があります。それは後日に


「初めましてだなぁ。俺はリュー・ブレイヴ。一応異世界人だ」

別にこの上の台詞は

「初めましてだなぁ! ガ○ダムゥ! 君の存在に心奪われた○だ! 」

この台詞を意識しておりません。偶然ってこわいなぁ。



リューの装備について


水獣のチェストプレート

水獣の服

水獣のガントレット

水獣の腰巻き

水獣のズボン

水獣のブーツ

という名前です。

効果は6個全て装備して水属性耐性(70%)火属性耐性(10%)雷属性弱点(20%)ドゥワリの加護(効果水属性のつく能力の効果上昇15%)、糸による能力無効

です。

説明は

[ドゥワリが水獣という魔物からとれる素材と大芋虫の糸をふんだんに使った防具]

ですね。

ブロンズソードは前にのせたので省きます。

ちなみにリューの制服は学ランタイプです。



属性の耐性について

全て100が基本です。そこから装備の効果など色々付き前述の水獣シリーズだと

水属性は30火属性は90雷属性は120他100という耐性

このような計算をしております。

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