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Episodes3ギルド

5/24(火)PM5:52

あらすじ編集








シルヴィに強引に連れられて、剣と盾が交差した看板が掲げられて[冒険者ギルド]と書かれている建物の中に入る。

ちなみに文字はすんなり読めた。

ちなみにアリスから貰った? 買った? 剣は左腰に収めている。

その建物の奥にはカウンターと掲示板らしき板が並んでおり、周りにはテーブルやイスが色々と並べられていた。

そしてギルド内はカウンターに受付嬢らしき人物が数人いるだけで少し閑散としていた。


「ここがギルドですね! 」

「一応俺の世界にもギルドとかいう団体があるが、どんな物か説明してくれないか? 」


護衛を含めた4人は近くの椅子に座り、シルヴィにやっとわかったのでギルドについて質問をする。


「はい。冒険者ギルドとは、酒場と、色々な人達が依頼クエストを出して、それをこのギルドに登録した人[冒険者]と呼ばれています。人達がそのクエストを受け、彼らがそれらを達成した時に報酬などを仲介したりする組織の事です。クエストの種類には採取、討伐、護衛、はたまたは人探しなど様々でしてて、その難易度に応じてギルドランクというのが設定されてまして、G~A、Sの8種類分かれてます。冒険者の強さも同じようにG~A、Sに別れていますね」

「なるほど、ちなみにシルヴィって冒険者なのか? 」

「はい、そうですよ。私のランクはDなので、 Dランク以上のパーティーメンバーがいる場合Gランクでも討伐依頼が受けれるようになりま…… あれ?リュー様は? 」

「リュー殿ならあそこにいるでござる」


シルヴィのギルドを説明を聞いてさすが異世界と思いながら、シルヴィのランクを聞くとシルヴィは懐から何かを取り出そうとしていたのでその間に立ち上がってギルドの受付らしき所に歩いていく。

シルヴィの話がめんどくさくなっているので早くギルドに登録したいんだよ。

懐から白いカードを取り出したシルヴィは俺がいないことに気がついたのかキョロキョロと辺りを見渡し俺の姿を探し始めると護衛の一人がシルヴィの肩を叩き俺がいる方向を指差した。


「ギルドに登録したいんだがいいか? 」

「はい、紹介状はありませんね。あとギルドについての説明はいりませんよね」

「ああ」

「それでしたら、こちらに血を一滴垂らしてください。そうすればギルドに登録が出来ます。後紹介状がない方のギルドランクはGランクからとなっております」

「ナイフでござる」

「サンキュ」


受付嬢に話しかけると彼女はカウンターの下から半透明でその中心に星が13個も入っている大砲の砲弾くらいの大きさの球体を取りだし、そこに血を垂らすように言った。

それを聞いて俺はいまだに着ている学校指定の制服のポケットを探り、指が斬れるような物を探していると護衛の一人からナイフを渡される。

その護衛の服装は何故か忍者装束であるが……

彼? 彼女? にお礼を言って受け取り、左の人差し指にナイフを当て滑らせると、そこから赤い液体が少し溢れ出たので、球体に数滴落とす。

傷口を軽く舐めた後護衛さんに右手でナイフを返す。

声質だけでは性別がわからないほど護衛さんは謎である。

ちなみにもうひとりはNINJAという文字が似合うほどの服装だ。


「はい、ありがとうございます。これがギルドカードとなります。ギルドカードには名前と職業 、ギルドランク、討伐したモンスターの数という項目しか載っていませんので、それをご確認ください」

「わかった。ありがとう」


球体に血を数滴垂らした瞬間に白いカードのような物が出てきて受付嬢からそれを受けとる。

どういう仕組みになってんだ? と疑問に少し思ってしまうが、受付嬢に礼をいってから、その横にある掲示板の依頼をみてみる。


「んー、やっぱファンタジーていえば最初はスライムかゴブリン、イノシシ討伐かな。けどゴブリン討伐は最低Eランクからで、俺はGランクだから受けれないな。えーと、護衛さんのランクってどのくらいだ? 」

「Cランクでござる」

「結構あるな。んじゃゴブリン20体の討伐

やらないか? 」

「ちょっと待ってください! 私の事を忘れないでください!! 」




クエスト名:ゴブリンラッシュ


最近ゴブリンが増えて家畜に被害が出始めたのでゴブリンの数を減らしてください。


依頼主:養羊家のスタンさん

報酬金:1000G

討伐数:ゴブリン20匹

最低討伐ランク:E




掲示板から手頃な紙を一枚剥ぎ取りそこに書かれている事をみて、護衛さんにランクを聞くと護衛さんはそれに答えた。

Cか、結構あるな。なら護衛さんと一緒にいけばいいのかねぇ。

すると俺の事を発見したシルヴィが叫びながらこちらにやってきた。

完全に存在の事忘れていた。


「私も行きますよ! 」

「は? 王女なのに大丈夫なのか? 」

「王様の許可は貰っているから大丈夫でござる」

「護衛さんもそう言ってることだし行きましょう! 」

「はいはい」


そしてシルヴィは自分も一緒に行くと言い、依頼書を引ったくった。

護衛さんに王女を外に出して大丈夫なのか聞いてみると以外とあっさり許可が出た。

いいのかそれ

そしてシルヴィはその紙に名前を書いて受付嬢に渡し、ギルドの外に出ていったので俺達も慌ててついていく。






____________________◇________________




シルヴィを追いかけ、その途中で城門を潜るとそこは草原だった。

その近くには木々も生い茂っているな。

近くにいたシルヴィと合流する。


「まず魔導系能力というのは世界に干渉する事で使えるようになりますね。大方の魔導系能力は説明を見れば、どのように世界に干渉し、どのように使えばいいか載っていますね。ですが一部の魔導系能力は説明欄をみても使えず他の方から話を聞かなければ使えませんね。ゲートがそれに当たります。そして魔導系能力には初級、基本級、中級、上級、最上級、神級、龍級、黄道級と8段階に強さが別れています。神級は国をいえ城をひとつ破壊できるほどの威力、龍級は龍を傷つける事が出来るほどの威力を持ち合わせています。もちろん他の能力にも8段階強さが分かれています。さて、説明はこれくらいにして、私はリュー様と同じ氷属性を持っているので、氷属性の基本級能力を実演してみますね」


そして彼女は魔導系能力について説明しだした。

その後懐から先端に丸い珠が嵌められている杖を取りだし、俺達から少し離れた所にいた緑色の物体に向けて何かを呟き始めた。

説明が長い。


「本当は[ゲート]を使ったので私のマナはゼロなのですが、この杖にはマナが少しばかり貯めれるので、この杖のマナを使いますね。では、氷よ、凍れ! [アイシクル]」


するとシルヴィが持っている杖の先端から魔方陣? と共に人の拳ほどの大きさの氷の塊が現れた。それが離れていた緑色の物体へ飛び、当たった。


「やってみてください 」

「詠唱が少し恥ずかしいな。小さな氷よ、凍れ。[プチアイシクル]」


シルヴィは俺に視線を向けて出来るかどうか聞いてきたので、自分の右手を先程アイシクルを食らった緑色の物体に向けプチアイシクルを唱えてみる。

すると右手にシルヴィのより小さな氷の塊が現れた。

ステータスにあるマナの数値を見てみると2ほど下がっていた。

その氷を掴んでみると道端に落ちている石っころを持っているような感触がして思ったほど冷たくはなかった。

これって無詠唱でも使えるのかね。あとで試してみるか。


「リュー様! 何掴んでいるのですか!? 怪我しますよ! 早くそれを[ゴブリン]に当ててください! 」


氷の塊を掴むと何故かシルヴィが慌て始め、こちらに迫ってくる緑色の物体もとい目測1mほど身長がある全身緑色で腰巻きと木の棒をつけたゴブリンを指差した。

なるほどあれがゴブリンか。


「ほい」


右手に掴んだ氷を野球ボールよろしく、ゴブリンへと投げた。

ちなみに俺は野球なんぞ遊びでしかやったことない為投げ方はでたらめなフォームだがな。


GAHU?


それは見事にゴブリンの右足に当たり盛大にこけた。


「えぇー」


呆気にとられているシルヴィを無視して、ステータスにある俺が覚えている能力は他にあるか見ていたら、[スラッシュ]という丁度良さそうな能力を見つけた。

ちなみにアイジングは冷やす効果が、プチライトニングはプチアイシクルの雷版、パラライズは麻痺させる効果がある




スラッシュ

斬属性

近接系能力の基本的な技

斬属性を纏った剣で攻撃する




なるほど。

取り敢えず理解し鞘からロングソードを抜き、先程盛大に転けたゴブリンに近づきスラッシュと呟くと、



「[スラッシュ]。お? 」


GYA!?


ロングソードを握っていた右手が勝手に、だが体に負担がかからないような滑らかな動きで降り下ろし始めた。

それがゴブリンを斬りつける。

斬りつけ終わると、ゴブリンは悲鳴? を上げながら光となって消えていった。


[経験値+5

金+15

ドロップ

ポーション×1

ゴブリンのガラクタ×1]


先程までゴブリンがいた所から液体が入った瓶とお金らしき硬貨が数枚、それとゴブリンが持っていた木の棒が現れて、頭の中にそれらの情報が入ってきた。

ゴブリンのドロップアイテムみたいなので一応ポーションは制服のポケットへ入れておく。



「これって私が居る意味ないですよね」

「わからないでござる」


シルヴィが居る場所に戻ると、何故かシルヴィが地面に[の]の字を書きながらいじけていた。

話しかけるとめんどくさそうな事が起こると思うので無視して、他にどんな能力があるのかみていると新たな能力が表示されていた。



ライトニングアイシクル

雷・氷属性

魔導系能力の中級の技

氷に雷を纏った物体が生み出せる中範囲の能力




サーチ

無属性

魔導系能力の中級の技

使用者の周囲にいる物体を使用者に示す能力。




「無よ、我の周りを見よ! サーチ」


まず[サーチ]という能力を使ってみると、半径1kmほどの大きさの円が頭の中に浮かび上がり、さらにその円の中には緑の点とそれを中心に回る緑の線と赤い点が現れ始めた。

ソナーといえばいいのだろうか。それが立体化したような感じだ


「多分緑の点が俺で赤の点は敵対しているとかそういう感じだろうな。緑? 」

「ほら、リュー様が何かぶつぶつ呟いていますよ。きっと私の悪口をおっしゃっているんですぅ」


シルヴィはまだいじけているが無視が安定か。

サーチで出た円の中の赤い点をそれぞれみていくと大体は[???]としか表示されていないが、ゴブリンと表示されている点が数十個も密集している所をみつけた。方向からみるに森の中か


「詠唱はこうか? 雷氷らいひょうよ、彼等を凍らせ痺れさせよ ! ライトニングアイシクル」


その点が密集? している方向に左手を掲げ、次に頭の中に浮かび上がった文字を読むと、ステータスに表示されていたマナという項目が50も減り、左手から魔方陣が現れたと思ったらすぐに消えた。

その数秒後に何処かで雷が落ちたような音がし、サーチで出ていたゴブリンと表示されていた赤い点が一斉に消えた。

同時に液体が入った瓶やらガラクタやら硬貨やらが目の前に沢山現れた。



[経験値+165

金 +425

ドロップ

ポーション×19

ゴブリンのガラクタ×25

ゴブリンリーダーの古びた剣×1

ゴブリンの耳×1


おめでとうございます。レベルが上がりました]



お? レベルが上がった。

ステータスがどれだけ変わっているか見てみる。



NAME:リュー・ブレイヴ

レベル:2

職業:右目

種族:異世界人

ステータス

生命力 112/412

マナ 18/382

STRENGTH22

AGILITY 18

VITALITY 14

DEXTERITY 12

INTELLIGENCE 15


片手剣

右目

辞書

異世界人

氷属性

雷属性

空き

空き

空き

空き


攻撃力141~162

防御力72

筋力40

知能45

体力36

敏捷21+1

精神44

器用26

運 5


1番、知能とかいうステータスが上がっているが、これって頭が良くなったとかか? それとも魔導系能力の威力が上がった、という目安なのかね? 2番目には筋力が上がっているな。

だが、体を動かしたりして確認してみるが筋肉は増えてないと思う。


「シルヴィ。さっきレベルが上がったんだが、ステータスにあるSTRENGTHと筋力って被ってないか? 」

「え? どうしたのですか? 」

「ああ、ゴブリンの群れみたいなのが近くにあったから魔法……じゃなくて魔導を撃って全滅させたらレベルが2になったんでステータスを確認したんだがSTRENGTHと筋力ってステータス被ってないか?」

「え? 」

「え? 」


地面にのの字を書いているシルヴィに、ゴブリンの群れ? を全滅させてレベルが上がったこと伝えると、それを聞いたシルヴィが何故か驚いた


「ゴブリンのガラクタというアイテムはどのくらい落ちましたか? 」

「26個だな。他にもポーションが20個、ゴブリンリーダーの古びた剣が1個にゴブリンの耳が1個ドロップしたな」

「あれ? ゴブリンを26体にゴブリンリーダーを1体も倒したのにレベルは1しか上がらなかったのですか? 」

「ああ、そうだな。どうした? 」

「ゴブリンを26体も倒したのでござるなら、経験が3まで一気に上がるでござる。それとゴブリンのガラクタはゴブリンの持っている武器で倒すと必ず落ちるでござる、ゴブリンリーダーの古びた剣はゴブリンリーダーの持っている武器でござる。同じく倒すと落とすでござる。ゴブリンの耳は希少な道具でござる。それとゴブリンのガラクタをギルドに規定数提出すれば依頼は完了でござる」


キョトンとしているシルヴィにドロップしたアイテムを教えると、護衛さんが答えてくれた。

ござる口調とか数百年前のもののふみたいだな。これがごじゃるなら麿ってあだ名をつけたいな。


「そうか。んじゃ、帰ってギルドに報告しにいこうか。あー、シルヴィを頼む」

「了解でござる。ゴブリンが落とした道具はこの道具箱を使うでござる。道具箱には収納の能力が永続付与されてるでござるから、1種類につき99個、道具が100種類、計9900個も入るでござる」

「ありがとう」


もう1人の護衛に何故か放心しているっぽいシルヴィを任せ、護衛さんから黒色の袋を渡されたのでドロップしたアイテムをすべてこの中へ入れていく。

道具箱ってまんまドラ○エの袋みたいだな、というか質量保存の法則とか無視してるがどうなってんだ? ファンタジーだからといって法則を無視されても。

アイテムを入れ終わったので護衛さん達と共に城下街へと帰る。

ちなみにシルヴィを背負っているのはNINJA護衛である。



次回Episodes4[異世界人と]は未定です。



5/24(火)におきたなろうのアップデートについて

行き当たりばっかりの即興で書いているのでジャンル1はファンタジー、ジャンル2については今のところハイファンタジーにします。

今後ローファンタジーかハイファンタジーのどちらにするのか考えます。

必須キーワードは異世界召喚、日常を選びました。


元ネタについて

スライム討伐はドラク○、ゴブリンはエフエ○、イノシシはテ○ルズです。

今後元ネタについて解説しようかと思ったけどやめた。今度からは装備について解説しますかなぁ。



ゴブリンレベル1時の平均的なステータス

筋力37

知能3

体力35

敏捷25

精神10

器用20

運10

最初に現れたゴブリンのレベルは10という設定にしてます。

ゴブリンの知能低すぎ。

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