表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

死亡原因は心臓麻痺

読んでくださっている方、ありがとうございます!

あとこの回は横書き推奨です。顔文字があるので。

 は?どういうことだ。

 

うん、これは夢に違いない。夢じゃなかったら私が今まで頑張って築いてきたいじめられもせず、目立ちもしない、木偶の棒(でくのぼう)とまではいかないけど、私の楽なEnjoy人生を奪ったことになるんだから。


 まぁ、まずは質問から行くことにしよう。


 まず、質問その一!


「これは夢ですよね?」


 これでNoって言ったら夢じゃないってことにしよう。これを現実と受け入れるんだ。夢じゃなかたらもう男の急所に蹴りいれちゃうからね!

 でもそんなことはないはずだよね。 (・。-☆うふ♪


「残念ながら……」


 え?これってNoっていうこと?どうすんの、これもう、夢じゃないって事になるの?目から汗が出てきたよ。


 数秒前の自分、なんであんなこと決めたんだよ。わたしの楽でEnjoyな人生はどうなるんだ!


 あ、そうそう忘れてた。こいつに一発蹴りいれなくっちゃね。決めてたんだもん。


 ~しばらくお待ちください~


「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」


 うわ~、痛そうやな。やっぱり神様でも痛いんか。うん、そやよね。男の急所やもんねぇ、いくらエライ神様でも痛いよな。


 さて、次に行きますよ~ 質問その二!


 「私は死んだんですか?」


 うん、これ重要。私のこれが夢だとしても、私はまだ生きているのかもしれない。ごめんね、神様。さっきは蹴りいれて。冷静な思考を失っていたんだ。許しておくれよ。


「はい。さっき言ったとおり、貴方は私たちの手違いで死んでしまいました。」


 ごめんね、冷静な思考を失っていたのはついさっきの自分だった。蹴りをいれたあたしの手段は間違ってなかったみたいだ。


 よし、次は、鼻を殴りますか。



 ~また、しばらくお待ちください~



「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」

 うん、やっぱり痛いんかな。さっきより「お」が微妙に長くなっている。やっぱり連続はしんどいか。これは男女共通で痛いしなぁ。


 さて、質問そ

「本当にすみません!」


 おい、本当にすみませんと思っているなら割り込むな。せっかく人が質問その三と言っているのに。


 ゴホン………さて、では気を取り直して。質問その三!


「私の死亡原因は?」


「本当にすみません、私どもの手違いで…」


「そんなのはいいから、なんなの?」


「はい………心臓麻痺です。」


 ほう、なるほど。それなら寝てる間に死んでもおかしくないな。


 はい、次に行きますよ。質問その四!


「なんでも願いを叶えてくれるの?」


 これも大事。叶えてくれるんだったら生き返るにきまってるもんな!うん。二回目だけどごめん、神様。また私は思考を失っていたみたいだ。


「ええ。でも、あくまで私たちの叶えられる範囲ですから、生きていたときに戻るとか、生き返らせるという様なことは無理なんです…」


 畜生!生き返れないのかよ。


 でもやっぱり私は間違ってなかったんだ!よかった…… てことはないな、うん。結局死んでるんだから。

「あ、でも前のように元どおりになれる手段はありますよ、一応。条件付きで面倒くさいですが。」


「え、うそ!」


 あったんだ!


「ええ。もう何回か別の世界で生きれば元に戻れますよ。」


 うわ~、めんどくさそ……


 さて、心を切り替えて質問その五!


「何でそんな事やらなきゃいけないの?」



 怖い位の満面の笑みで言ってやりましたよ。やったぜ!やればできるじゃん、チキンでも!


「いやぁ、それがいろいろありましてねぇ…

 返したいのは山々なんですけど、上司が許してくれないんですよ…」


 はぁ?動じないだと?何故だ!私が先生に怒られる時は満面の笑みと無表情が一番怖かったというのに……急所を蹴ったりしたときにみせたあの弱さは何だったんだ!

 ていうか上司とかいたんだ、神様なのに。やっぱり上には上があるんだな。


 次、質問その六!

「上司って誰?」

 これはただの私の好奇心ですよ、ええ。そうですとも!


「そのまんま、私の上司ですよ。」


 うぅ………何このアホって顔していますよ。

 悪かったですね、アホで!


 こんな人なんか神様じゃない、悪魔だよ。悪魔なんだったら魂でも何でもやるから私を生き返らせて!


「あ、そうか。この世界の人って上司がいること知らないんだった。」


「おいおいおいおい、お前さん勘違いだったんかい。だったらいうことあるだろう。はい、ごめんなさいは?」


 アホはどっちだ。


「ごめんなさい、私の勘違いでした。」


 よし、よくぞいった。それでこそ神だ。素直でよろしい。


「なんか上から目線で言われるとやっぱりムカってきますね」


 はっ!何でわかったんだ。私の心の声聞かれてたのか?それとも無意識に言ってたのか?一体どっちなんだ!

 まぁどうでもいい。


「どうやったら帰れるんです?」


 もういいかげん質問その一とかその三とかいうのめんどくさくなりましたので言いませんね。


「さっき言った通り何回か別の世界で生きることが条件です。

 あ、でも別の世界じゃなくてもOKですよ。こっちも手続きするのめんどいですし。………やります?」


「やるに決まってんじゃん!それで何回別の世界で生きればいいの?」


「大体3~5回くらいですかね、大変ですよ。あきらめるのなら今のうちです。」


 うぅ…多い。でもここでNOって言ったら私の生活は終わりよ!頑張れ、わたし!


「やります。」


 人生経験だと思ってこれから頑張るのよ!

主人公の性格が崩れてきた気がする。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ