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無限の塔と実力隠しの生徒達  作者: クロウサ
2章

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20/20

1.交流祭その1

「なるほどな、100層の隠しフロアは4つのゲートガーディアンをほぼどうタイミングで倒すことで行けるってわけか、そりゃ誰も気づかないわけだ」


「おそらくですけどね〜みんなさんの話と私の状況が一致してたのでほとんど間違いはないと思いますけど〜」


「そんで100層の隠しフロアのボスはどうだったんだ?」


「中々に楽しめましたよ〜」


「そりゃあよかった」


「それに、カレンちゃんにクルツさん、アレスさんの戦いも間近で見れましたからね〜」


「何の偶然かお前が裏交流祭で選抜した奴らだったわけだ、ついでにさらに偶然もあるぞ」


「何ですかーさらに偶然って?」


「お前たちが隠しフロアでボスと戦ってる時にお前が選んだ他のメンバーもたまたま一緒になって新たな隠しフロアを見つけたみたいだ」


「と言うと、ハルトさんにアミちゃん、スズヤくんですかー」


「それにネスも加えた4人だそうだ」


「何とそれは表も裏も実力者のみのパーティですね〜それでどこの隠しフロアなんですか」


「1層だ正確には1層でもなく地下だがな」


「地下?それは一体どう言うことですか?」


「驚くことに上へ上へと続く塔には地下が存在したわけだ」


「それはまたビックリですね」


「さらに言えば地下には人が住んでいたそうだ」


「人ですか、それは何と塔に住人がいたってことですかそれは私も行って調査したいですね〜」


「ああ、近々調査隊を結成して向かわしたいと思う、だがそれは確実に信頼できるもののみでだ」


「と言うことは発表はしないんですね」


「ネスに言われてな地下の住民にはまたいつでも来ていいと言われたが出来るだけ迷惑わかけたくないから教えるのは信頼できるもののみにしてくれってな」


「なるほど〜と言うことは私のことは信頼してくれてるってことですね〜」


「まっ、そうだな。それにしても塔にはまだまだ知らないことがたくさんあってワクワクするな」


            ◯

 ダブリュリン冒険者育成機関の所長室にてサクヤが100層で起こったことの報告をしていた


「以上が100層の隠しフロアで起こった事になります」


「あいよご苦労様、今日はしっかりと休んでくれ」


「はい、では失礼します」


 所長に100層で起こったことの報告を終えたサクヤは所長室を出てしばらくすると後ろから声が聞こえてくる

 

「サークーヤー!!」


 サクヤは呼ぶ声に振り向くと突然12.3歳くらいの少年がサクヤめがけて突っ込んでくると、サクヤはそれを受け止める


「ユーリ、いきなり飛びつくのはやめてくれっていつも言ってるだろ」


「ねーねー!勝負しようよ!勝負!」


「ユーリ、サクヤさんは塔から戻って来たばかりで疲れてるんですまた今度にしてあげて」


「ちぇ、わかったよ〜」


「カルミラ、助かったよ」


 サクヤに飛びついて来た少年はユーリ、その後に来た女性はカルミラと呼ばれサクヤと話しをする


「ねーねー、100層の隠しフロアってどうだった?」


「なんでユーリがそのことを知ってんだよ?」


「カルミラがさっき所長のところよって、所長から聞いたのを俺が聞いたの、それでどうだったの?」


「結構めんどかったぞ、強いっていうよりめんどくさい相手だったな、でも一緒に戦ったイスカイアの人たちの方がやっかいそうだったけど」


「良いな〜戦いたいな〜その人たちって今度の交流祭に出ると思う?」


「全員クルツの知り合いだったみたいだけど、クルツの予想じゃあ多分出るだってよ」


 サクヤの話を聞き笑が溢れるユーリ


「やった〜楽しみだな〜早く交流祭にならないかな〜」


「私はユーリには出てほしくありません、ユーリが怪我でもしたら私は心配でどうにかなりそうです!」


「えーやだよー、ていうか出ることはもう決まってることだもんね」


「あー…ユーリが怪我しないか心配だは」


「相変わらずカルミラは過保護だな、そもそもカルミラも出るんだろ、裏の方に」


「ユーリを傷つけるものは私が排除しますから!」


「ハッハハ、頼もしいことだ、それじゃあ俺は行くな」


「ええ、お疲れ様ですサクヤさん」


「次は絶対に戦ってよー!」


 サクヤは2人に手を振りその場をさっていく


 2人と別れてからしばらくするとメガネをかけた猫背の男が何か道具をいじっていた


「よお、デュラン新しい魔道具か?」


「これは!サクヤ殿!その通りでございます!この子は封式具と言って相手の魔力を抑える魔道具なのです!!」


「そりゃ便利だな」


「ただ難しいのは相手に巻き付けないといけないということです、抑えるのは魔力だけなので、巻き付けても簡単に取られてしまうのでそれをどうするのかを考えていたのです」


「なるほどなー、そういえば塔で手に入れたものなんだけど俺には使い道がわからないからお前にやるよ」


 そう言ってサクヤは100層の隠しフロアのボスを倒した時に手に入れた虹色の結晶をポケットから出しデュランに渡した


「これは!七色結晶じゃありませんか!これを使えばいける、いけますよ!!」


「おっ、なんか役に立つのか?」


「ええこれがあれば先ほどの悩みは解決できそうです!では早速試してみたいことがありますので某は失礼します」


 そうしてデュランは足早にその場を去っていった


 そしてサクヤも施設を出て家へ向かっていると家の近くの道具屋のガラス窓の前で1人の女性がポーズをとっていた


「おい、エレンまた自分に見惚れてるのか?」


「おや?ハルトじゃないか、当たり前でしょう、人が美しいものに見惚れるのは人として当然の原理、そして!私様はこの世の中で最も美しい存在!そんな私様が見惚れるのは私様だけよ」


「へいへい、でもそこ通り道だから他の人の迷惑にはならないようにしろよ」


「私様が迷惑なんてありえないはむしろ私様を見れて感謝して欲しいくらいよ、ってもういないじゃないのサクヤ、私様を見ておかないなんて損な男」


 その後もエレンはガラス窓の前でポーズを取り続けていた


「ふぅ、今日いろんなやつにあったな」


 サクヤは自分の部屋につきソファーへと座り込む


「にしても出会った奴がみんな裏の方の交流祭出場メンバーってのも何かの縁かな」


 そうしてサクヤはソファーで眠り交流祭の日は着々と近づいていく

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