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無限の塔と実力隠しの生徒達  作者: クロウサ
1章

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18/19

11.裏100層 その11

 薄暗い遺跡のようなフロアそこをアミ、ハルト、スズヤ、ネスの4人が探索をしていた


「一体どういった、隠しフロアなんだ?宝もなければボスもいないただただ道が続いてるだけだ」


「あ、あの、ぼ、僕はできればもう戻りたいんだけど」


「なーにいってるの?スズやんせっかく見つけた隠しフロアだよ、あんな場所にあるなんて聞いたことなかったしきっと私たちが初めて見つけたんだよ、帰っちゃもったいないって〜」


「せっかくだしもう少し探索するのもいいかもね」


 1層で見つけた隠し扉からこのフロアに来た4人はしばらく何もない1本道を歩いていると少し広い間に出た


 何本もの柱があり奥には2体の人型の像が立っておりその間にはまた奥へと続く扉があった、そしてその扉の前には1人の男が立っていた


「誰だ貴様ら!どうやってここに来た!」


 4人を見るや否や扉の前にいる男は威圧するような剣幕で問いかけてくる


「なーんだ、人がいるじゃんかー、私たちが初めてじゃないんだ残念だなー」


「ま、逆に言えばこの先がどんなフロアか聞けるからいいんじゃないか」


「あ、あの、僕たちが、初めてじゃないなら、もう、帰ってもいいかな」


 4人が内輪で話していると扉の前の男はさらに疑うような険しい剣幕になっていく


「答える気がないのか、ならば答えさせるまでだ!!」


 次の瞬間扉の横に立っていた二つの像が消えていたドゴォンと大きな音を立てスズヤの横にいたアミとネスの周りを粉塵が覆っていた


「な、なに!?」


 いきなりの出来事に焦るスズヤ、粉塵が晴れるとそこには扉の横に建っていたはずの像がアミとネスに襲いかかっていた


 しかし像の攻撃は2人には当たらずに回避されていたがその代わり像が攻撃した床は大きく抉られていた


「何するの!」


 アミが反撃をすると像はその動きに合わせガードをする


「僕も反撃させてもらうよ!」


 ネスも反撃をするがもう一つの像もその攻撃をガードする


 アミとネスが像の相手をしてフリーになっているハルトは扉の前の男へと向かった


「いきなり攻撃してくるとはカッコ良くねーな!」


「お前の攻撃は届かない!イ像!!」


 ハルトが攻撃を仕掛けようとすると上から新たな像が降ってきて、ハルトに襲いかかる


「まだ像があったのかよ!」


 アミ、ハルト、ネス実技で100層レベルのゴーレムを倒せる彼らがすぐに対処できない像の強さは優に100層以上の強さがあると判断できる


(ど、どうしようみんなが戦ってるのに僕だけ何もしないのは、だ、ダメだよね…)


 スズヤは持っていた狙撃ようのライフルを構える


(き、きっと、あの人が、みんなが戦ってるの像を動かしてるんだ、あの人を制圧すれば)


 扉の前の男に狙いを定めスズヤは引き金を引く


「向かってくる場所が分かっている弾なんか何も怖くないんだよ!!」


 男は自分の目の前に石の盾を召喚してスズヤの放った弾を防ぐ


(正面がだめなら…)


 スズヤは少し銃口を横にずらしもう一度引き金を引く


「くだらない!ライフルは無駄だと先ほど証明したはず…」


(いや違う!先ほどと球の軌道が変わってる、これは跳弾!どこにくる、魔法を展開、いや間に合わない、像を一旦こちらに戻して防ぐしかない、なっ!)


 男は自分を守るために像を呼び寄せようとしたが3体の像はすでにアミ、ハルト、ネスに倒されていた


(目を離した一瞬でやられただと!?くっそ!これじゃあ弾を防げない!)


「あまりうちの子を虐めないでもらえるかな」


 弾が男に当たる直前突如皆の前に着物を着た長い黒髪の幼女が現れた、そしてスズヤの放った弾を手に持っていた箸で受け止める


「「「「!?」」」」


 4人は皆、警戒を強める、今現れたこの幼女は危険だと


(こいつは、やばいスズヤの放った弾を箸で止めやがった、いやそれ自体は俺もできるが本当にやばいのは現れるまで一切気付かなかった、そもそもどこからやってき、扉はいつ開いた、全く気付くことなく現れやがった)


「申し訳ございませんイオリ様助かりました」


 男は幼女のことをイオリと呼び頭を下げる


「よいよい、失敗は誰にでもある、ア像にウン像それにイ像もボロボロよのう、それほどまでにこのものたちは強いということじゃ」


 警戒体制の4人いつでも全力を出せるように、アミは影の力を、ハルトは風を全身に纏い、ネスとスズヤも最大級に警戒をする


「そなたらも、警戒を解いてもらおう妾はただ長老に頼まれ案内をしにきただけじゃ戦う気はないのじゃ」


「イオリ様しかし彼らは侵入者であり、私の像も彼らにやられているのですよ」


「それは、ショウが話も聞かずに先に手を出したからであろう」


 イオリと呼ばれた幼女に真実を言われ言い返せない男


「僕たちと戦う気はないっていうのは本当かなそうなら僕たちも助かるんだけど君と戦うのは危険そうだ」


「本当じゃよ、妾は街を案内するように長老に頼まれお主らを迎えにきたのじゃ」


「まち?まちって人がいっぱいいる街のこと?塔の中に街なんかがある、そんなの聞いたことないよ」


 アミがイオリと呼ばれる幼女に問いかける


「その街じゃよ、今からぬしらをそこへ案内するのじゃ、ついてきてもらおう」


 そういってイオリは奥の扉へと進んで行った


「だ、大丈夫かな、僕、帰ってもいいかな」


「なーに言ってんだ、面白そうだろお前も行くぞスズヤ」


 そしてスズヤはハルトに背中を押され扉の奥へと進み、その後をアミとネスがついていった

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