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無限の塔と実力隠しの生徒達  作者: クロウサ
1章

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16/19

9.裏100層 その9

「そう言えばさ前に言ってた100層の隠しフロアなんだけど100層のゲートガーディアンを同じタイミングで倒すといけるって噂で聞いたよ」


「へ〜でもそれって無理じゃない」


「どうして?」


「だってどのフロアも結構離れてるんでしょ、同じタイミングでゲートガーディアンのフロアに入るだけでもすごい偶然なのに同じタイミングで倒すなんてそれこそ奇跡だよ〜」


「それもそうだなー、でもさ、そんな奇跡が起きないといけないから今まで100層の隠しフロアが見つかってないんじゃない」


「えー、まさか〜」


「はっはは、冗談だよ冗談、そんな奇跡起こるわけないよねー、それに噂はあくまで噂だからねー」


            ◯


「さっきまでと違うフロア、何処かわかるか?」


 光に包まれ別のフロアへと飛ばされたアレスは自分の中にいる者にこの場所がどこかと問う


『いや、知らねえ、こんなの初めてだ、あと飛ばされたのはお前だけじゃないみたいだぞ』


 その場にはアレス以外にも4人いた、そして偶然にもそのうちの3人はアレスの知っている人物であった


「あらら、アレスさんにクルツさんそれにカレンちゃんじゃないですか〜あとはクルツさんの隣にいるのはどちら様?後ここはどこなんでしょう?」


「ここが何処かは俺が聞きてえよ、んでこいつはサクヤだ塔登ってたら意気投合してな」


「どうもサクヤです、皆さんはクルツの知り合い何ですね」


「そだよ〜あーしはカレンよろしくね、と言ってもまずはここが何処か判明させないとねー」


「はいはい、ではまず皆さんが先ほどまで何をしてたかお聞きしましょー、ちなみに私は100層の風の間のゲートガーディアンを倒して記録を取ってたところでした〜」


 キリカが現状を確認するために皆に今まで何をしていたのかを問う


「我も同じだつい先ほど水の間のゲートガーディアンを倒したところだ」


「あーしも同じ、ちなみに挑戦したのは火の間だよ〜」


「ということは、クルツさん達は」


 キリカ、アレス、カレンの3人がクルツ達の方を向く


「そうだな、俺らは土の間のゲートガーディアンを倒した」


「なるほど〜皆さんそれぞれが100層のゲートガーディアンを倒していたと、というか皆さん1人または2人で100層のゲートガーディアンを倒すなんてS級の実力じゃないですかー実技試験めちゃくちゃ手を抜いてますねー、というかアレスさんとクルツさんはワースト1.2のおふたりじゃないですかー」


「我はただ力を出すのを抑えているだけだ、我が力を出したら被害が出てしまうからな」


「まー、俺らは2人がかりだし、っていうかそう言うお前もだろキリカ」


「にゃはははは、私実はS級の実力があったりするんですよー、いや〜でもカレンちゃんも流石ですなー」


 かけているメガネを指でクイと上げながらカレンの方を見るキリカ


「いやいや、お互い様だってキリカっち〜」


「それはそうと、みんな100層のゲートガーディアンを同じタイミングでたまたま倒したと、これは噂通りですな」


「うわさ?」


「はい、100層のゲートガーディアンを同じタイミングで倒すと今まで見つかっていない100層の隠しフロアに行くと言う噂です」


「なるほどな、じゃあここが隠しフロアで、ボスフロアでもあるってことか」


 そう言ったクルツの視線の先には直径3メートルほどのガラスのような球体が浮かんでいた


「ボスを今からほろ()()


「我はささっと帰る必要がある、早急に終わらさせてもらう」


 クルツのダジャレをガン無視してアレスが球体に向かって走り出した


「黒の一撃 《ブラックオブダークネスインパクト》!!」


 球体が出現して早々にアレスは高火力の技を放つがアレスの技が届く前に球体の色が黒に変わり、アレスが放った闇の波動を吸収してしまった


「なに!?」


『吸収しやがったな』


「それじゃあ次は俺が行くぜ!」


 アレスの技が不発に終わると次はクルツが攻撃を行いに球体へと迫った


「白白 《ハクハク》!」


 すると先ほどと同じように技を食らう直前に球体は色を変え今度は透明になった


「柔らか!?」


 技を放ったクルツだったが球体の弾力に威力を吸収されクルツの技も不発に終わる


「それじゃあ次はあーしが!」


 カレンが無数の光の刃を放つが今度は白に変色し、同じように吸収してしまう


「それでは私の雷はどうでしょう〜」


 キリカが指でピストルを作り撃つ仕草と同時に雷を出すがそれも黄色に変色した球体に吸収され聞かなかった


「ダメだな、俺らの技に対応するように色が変わって吸収してくる」


 クルツがそう言うや否や、球体が反撃と言わんばかりに火水土風など様々属性のビームを雨のように放ってくる


 ビームの雨を各々は自分の魔法で防御を行ったり、避けたりしてビームが止むのを待つ


「なかなかに厄介な相手ですねー」


『こりゃ、厄介さだけで言えば300層レベルは余裕であるな』


「どうすれば良いんだ」


『そんなのは簡単だ確かにあいつは1人で戦えば技を吸収されて厄介だがお前らは今1人じゃないようは、』


「厄介ですが、一度に吸収できるのは変色した色に対応する属性のみでしょう、同時に当てれば問題ないはずなのです」


『ぐぬ、先に言われたか』


 アレスの中にいる者が答えを言う前に、キリカが技を同時に当てれば良いと言う


「それじゃあ俺らが行くぜ合わせれるかクルツ」


「当たり前だろ」


 そうして、クルツとサクヤは左右に分かれて球体を挟むように進んで行く、球体は応戦するように2人にビームを放つが2人はそれを的確に避けていき、技を喰らわされる射程圏ないに入るそして


「黒黒 《こくこく》!」 「炎月!」


 球体は瞬時に透明になりクルツの攻撃は防ぐが完璧と言って良いほど同じタイミングで放たれたサクヤの攻撃をまともに喰らった


 しかし球体は2層になっていたのか表面の層が霧散した後すぐに修復をしてまた一つの球体へと元に戻った


「すまない、威力が弱かったか」


「なら次は我が行こう、キリカお前の目なら合わせれるだろう」


 球体が修復すると今度はアレスが攻撃に向かい同時に放つようキリカを指名する


「ありゃりゃ、これは期待されてますねー、なら期待に応えるのがキリカちゃんなのです」


 すると球体は次に技を放ってくるのがキリカと分かっているかのようにアレスの接近を無視してビームの集中砲火をしだす


「私に技を打たせないかですかーおや」


 ビームを放たれていたキリカだったがキリカの周りを光の翼が多いビームからキリカを護っている


「キリカっちはタイミングを合わせるのに集中してビームはあーしが防ぐから」


「ありがとうカレンちゃん、アレスさんいつでも良いですよ〜」


「では行くぞキリカよ!」


「アイアイサー!」


 球体に懐に入るアレスそしてキリカは球体に狙いを定めいかずちを落とすと球体は黄色に変色するそして技を喰らうその瞬間アレスも同じタイミングで技を放つ


「雷帝!」「黒の一撃 《ブラックオブダークネスインパクト》!!」 


 アレスの技を吸収できなかった球体は闇の衝撃に飲まれバラバに砕け散った


「今度はちゃんと喰らいましたか」


「あの球体があと9()()いたらやばがったな」


 無言の間と寒い風がフロアを覆う


「誰か風魔法使った〜?」


 目を逸らすクルツ


「まー、それはそうと出口はど」


 刹那、クルツを何かが遅い壁へと吹き飛ばす


「クルツ!!」


 クルツを襲ったのはバラバラになった球体から現れた直径50センチ程になった球体だった


「まだ終わっておらなかったか」


「危ないクルツさん!」


 キリカが叫ぶクルツの心配をしていたサクヤは気付くのが遅れた


「黒霧 《ダークミスト》!」


 サクヤの前に出た闇のモヤが球体の攻撃を防いだ


 球体は1つではなく2つになって現れた、先ほどより小さくなり速度と力を増して

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