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無限の塔と実力隠しの生徒達  作者: クロウサ
1章

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8.裏100層 その8

 額から朝を流し荒い呼吸をしてルルはベッドで寝ていた


 そのそばで友人のシズクが看病をしている


「大丈夫ルル?」


「うん、大丈夫…ごめんね…シズクちゃん、わざわざ来てくれてありがとう」


「当然でしょ友達なんだから」


「ふっふ、ありがとうね、ケッホケッホ」


 そんな2人のやり取りをアレスは部屋の片隅で見ていた


「なあ、ルルの具合を治す方法なんか知らないか」


 アレスは独り言のように2人に聞こえないように小さく喋る


『おそらくあれは、百夜風邪だな、本来の百夜風邪は咳やくしゃみが100日間続くが軽度のものでそこまで影響はないんだが、元来体の弱いルルだからかなり辛い症状になってるみたいだな、本来の百夜風邪と違うから気づかなかったぜ』


「病名はいいんだ、治す方法はないのか」


『あるぜ、100層の水の間のゲートガーディアン、魚人型のモンスターなんだがそいつの鱗をすりつぶせば百夜風邪の特効薬になる』


「分かった、100層のゲートガーディアンだな、さっさと取ってきてルルに飲ませよう」


 アレスは自分の中にいる者と話し、ルルの病の原因である百夜風邪の特効薬を取りいくことにした


「すまぬシズクよ、我はルルの病を治す薬をとってくる、しばしルルのことを診ていてもらって良いか」


「任せてよアレス、ルルのことはしっかりと診ておくからさ、早く薬取ってきてあげて」


「感謝するぞ」


 そしてアレスは急ぎ無限の塔へと向かった


            ◯


 道中の雑魚モンスターを蹴散らしアレスは100層水の間の目の前までたどり着いた

 アレスは門の前まで来た瞬間何の躊躇いもなくすぐに門を開き水の間へと入っていた


 そこにはアレスの中の者が言ったように魚人がいた

 肌は青く耳はヒレのような者がついて魚の尻尾、に手には水掻きがあった、武器には三又になっている槍を手にしていた


「さっさと終わらせてルルのところに帰るぞ」


『いいか、必要なのは鱗だ一撃でやったら鱗を落とさず魔石になっちまう必ず手加減するんだぞ』


「分かってるよ」


 アレスは魚人が追いつけないほど高速で詰め寄った


「黒の一撃 《ブラックオブダークネスインパクト》!」


『バカ!それじゃあ強すぎるぞ!』


 技を放ちかけたアレスだったが威力が抑えれていないことを指摘され技を中断し魚人と距離を取る


『手加減しろって言っただろバカもっと弱くだ弱く』


 アレスはもう一度魚人に詰め寄ったやはり魚人はアレスの速度についてこれず反応できていない


「黒の一撃 《ぶらっくおぶだーくねすいんぱくと》」


『•••』


 アレスの拳がちょこんと魚人に当たったそしてその次の瞬間魚人を冬場に服と服が擦れ合った時に起こる小さな静電気のような衝撃が襲う


「?」


 ポカンとする魚人そしてすぐに切り替えるように槍をアレスに振り翳す


 しかし槍はアレスに届かず黒いモヤに行手を阻まれる、その間にアレスはもう一度魚人との距離を取る


『お前は1と100しかないのか!!今のは弱すぎるだろうが!酒場の前で戦った奴と同じくらいの手加減でいいんだよ!!』


「んなこと言ったって人とモンスターじゃ手加減の感覚が違うんだよ、人に対してやる時は無意識的に相手に合った威力で放てれるけど、モンスターを倒さないなんてやったことないから調整がうまくできないんだよ!!」


『人の時は無意識の手加減って天才なのかバカなのかいや今回のを見る限りバカだけど、ならアレス、お前の友人の真似をしろ、何だったけかやたら自信満々のお前と意気投合してる奴、確かハルトだったか』


「何でハルト真似をするんだよ?」


『あいつは試験でゴーレムを倒す時自分の力をほとんど使わずゴーレム自身の力を利用し受け流しそのままゴーレムにぶつけていた、お前が手加減できないなら、それが一番効率が良い』


「なるほど、それなら手加減よりよっぽど簡単だ」


『普通は手加減の方が簡単なんだけどな』


 自分の中の相手と話し合いアレスは、攻撃手段を変更しその場に止まり魚人に攻撃させようと挑発をする


 挑発になった魚人は槍から超高圧の水をアレスに向かって何発も射出する、アレスはその攻撃を避け先ほどとは違い徐々に魚人との距離を詰めていく、相手の攻撃を誘うようにわざと少しずつ


 そして槍を振り翳す際の射程圏内に入った瞬間魚人は魔法による攻撃から槍による攻撃へと移る


 相手の動きを確認したアレスはニヤリと口角を上げる


「黒渦 《ブラックサイクロン》!!」


 アレスが技を放つとまるでそこが歪んだかのようになり魚人の放った槍の矛先がアレスから魚人へと変わる、そしてそのまま槍は魚人に向かって突き刺さり、鱗が落ちる


 アレスはすぐさまその鱗を拾う


「これでなんにも考えずに滅ぼせる」


 技の構えに入るアレス


「黒の一撃 《ブラックオブダークネスインパクト》!!」


 先ほどと同じように魚人にアレスの拳が当たる、しかし先ほどと違うのはその後の衝撃、フロア全体が大きく揺れるような、常人なら立つことさえ困難な強大な衝撃を魚人を襲う


 始めにアレスの中の者が言っていたように魚人は鱗一つすら残さず魔石となりその場から消えていた


「よっし、ささっと戻ってルルに飲ませるぞ!」


 フロアを出てルルの元へと戻ろうとした瞬間、突如フロアが光出した


「何だこれは!?」


 光に包まれた後、アレスは別のフロアにいた

 そこにはアレス以外の者達もいた、クルツ、サクヤ、キリカ、カレン


 謎のフロアにその5人が集まっていた

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