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目覚めて

作者: 早崎あかね

我が子ゆかりが5歳の誕生日を迎える頃

愛情が憎々しさに変わっていった

優一の妻環にそっくりになる

目とか鼻筋!ゾーッとした!

可愛いかったゆかりが環に……

安月給の優一をバカにして実家の仕送りで贅沢三昧

まさか環の影響でこのゆかりが世紀末アホアホ女になるなんて考えられない

「ゆかりが見てるから掃除ぐらいしろよ!」優一がいうと

「なによ!あたしによくもそんな口が聞けるわね!誰のお陰で安月給の昼行灯が暮らしていけるのよ!考えてみなさいよ」

チャララーチャラチャラチャーチャーチャー

某時代劇のテーマソングが流れる

なんほぼ言っても口では負けるのはわかっている

コーンコーンコーンコーン釘を打つ!

優一は丑の刻参りをしていた

この頃は便利なもので通販で丑の刻参りセットが売っている

丑の刻参りはストレス発散に良いもうすぐ悲願成就の日なのになぜか?優一は身体が怠い!日増しに身体が弱っていくさすがの環も心配する

優一は丑の刻参りをしながら倒れてしまった!

さすがの環もびっくり近所に世間体があるため

「主人は金田一耕助のファンでして…八つ墓村のマネがしたかったのではないかしら!祟りじゃ八つ墓村の祟りじゃって!おほほ」

環は優一にこんなに憎まれているなんて思いもよらない

こんな趣味があったのかと倒れた優一を気がつけば励まそうと環とゆかりも丑の刻参りセットの姿で待つ

あなた早く目覚めて

優一は夢を見ていた!

海岸を走る3人の姿

波にさらわれる髪の毛

気がつけば優一は丑の刻参りセットの妻子を見て

びっくり仰天する

「あなたこういうのが趣味なら早くおっしゃってくれればいいのに」

こいつらは日本ではダメだ外国だ

黒魔術だと冷や汗をかく

   終わり




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