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神刀と幼女、前金ももらう

「待たせたな」

 ルギーナさんが戻ってきた!

「それが資料ってやつですか!」

「ああ。それとこれは前金だ」

「前金?」

「特別な依頼だとよくあるんだ。依頼を達成するために必要なものを準備するための資金だな。つまり報酬の一部の前渡しだが、失敗したら利子をつけて返してもらう」

「うーんと、つまり?」

「まあ、もらえるものだからもらっておけ」

「はい!」

 昨日程じゃないけど、またいっぱいお金をもらえた!

「それでこの資料だが、後で返してもらう。汚すおそれがあるなら受付嬢にでも返しておけ」

「はい!」

「資料の貸し出しは依頼が終わるまでだ。そして依頼終了のタイミングは、騎士団がミノタ共の残党を狩れたら、その半月後くらいが頃合いか」

「そんなに長くていいのか?」

「期間だけはな。この依頼をしている間、ユエナとラルテアも他の依頼は受けられない。それでいいな?」

「はい!」

「私もいいですよ」

「ラルテアだけは受けなくてもいいのだから、念の為だ。まあ、私としてもユエナに味方がいるのは好ましい。もちろんなるべく早く依頼は達成してくれ」

「はい!」

「わかりました」

「よし。それではもう行ってくれ。ああ、その前に1つ言っておくことがあった」

「なんですか?」

「なんだ?」

「どうやらその森を騎士団の連中も調査するようだ。おそらく出会っても何もないとは思うが、憶えておいてくれ」

「はい!」

「あの、ギルマス。その森の調査をする騎士団は誰か、具体的にはわかっていますか?」

「第三騎士団だ」

「あいつらか」

「ラルテアお姉ちゃん、もしかして、あの?」

 神刀様を奪おうとしてきたやつら!

「ユエナちゃん」

「はい!」

「もし森で会っても、すぐ逃げるようにしようね」

「うん!」

 私も出会ったら面倒なことになる気がする!

「そうか。やはり言っておいて正解だったな。そちらにはなにか事情があるようだが、まあ気をつけてくれ。ああ、もちろん騎士団がいるからといって依頼の内容が変更することもないぞ。しっかり頼む」

「はい!」

 こうして私は、お金と資料を受け取った!

「あの、ルギーナさん!」

「ん、なんだ」

「これ読めません!」

「ちょうどいいだろう。ラルテアに教えてもらえ」

「ユエナちゃん、これを機に字を覚えちゃお!」

「うん!」



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