神刀と幼女、ラルテアとも出会う
「へえー。こんにちは、アイフ!」
おお、火がまたうなずいた!
アイフ、かしこい!
「こんにちは、お姉さん!」
「ええ、こんにちは。私はラルテア。2ランクよ。あなたは?」
「私、ユエナ! ら、ランク?」
「冒険者ランクよ。あなたはここ初めてでしょ。なら1ね」
「は、はい。1です!」
「実はアイフは、あなたの持つ刀に興味を持ったらしいの」
「神刀様に、ですか?」
「ええ。もしよかったら話さない? もちろん、先に依頼を受けたんなら、手伝ってあげてもいいけど」
「え、いいんですか!」
それは渡りに船だ!
「ユエナ、気をつけろ。一見良い人に見えるが、本当はとても悪いことを考えているかもしれない」
「え、そうなの!」
危なかった!
「違う違う。そんなことないから。って、本当に刀が喋った!」
「え、えっとお」
「ふっ。ユエナよ。今のは一応の注意だ。精霊使いに悪いやつはあんまりいない。だが、初対面の相手を信用しすぎるのもダメだぞ?」
「はい!」
気をつける!
そして、アイフも神刀様に近づいてゆらゆらした!
「うむ。そなたも精進せよ。まあ、ユエナとともにいれば我の力の片鱗程度は知ることができよう」
「神刀様、ひょっとしてアイフとお話できるの?」
「ああ、そうだ。我も一角の神刀故な」
そ、それは。
「ずるい!」
「む?」
「私もアイフとお話したい!」
「はっはっは。では、精進するといい。きっといつか精霊と会話できるようになれるであろう」
「うん!」
「えっと。それじゃあそろそろ、いこっか。話は歩きながらにする?」
「うん!」
私はラルテアお姉ちゃんについていいった。
すると、ちょうどそこでギルドの扉が開いた。
「あ、ジンダさん!」
「おお、ユエナ。そっちの子は?」
「私はラルテア。あなた、ユエナちゃんの仲間?」
「いいや、ただここに来るまで一緒だっただけだ。ふうん、まあいいや。それよりユエナ、お前の分の旅の支度金ができたぞ。受け取れ。5000タカルだ」
「あ、うん!」
5000タカル、大金だ!
けどその時、アイフが左右に揺れた。
すると。
「嘘ね」
「んあ?」
「あなた、ユエナちゃんにもっと多く出せるでしょ。精霊があなたの嘘を見破ったわ」




