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王女と女執事~夜の公務は危険な香り~  作者: 肉厚+ME-TO=80㌕
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第10話 初代国王と王国の秘密

 ◆初代国王と密約

リディア・ダークウッドは静かな書庫の中で、古びた書物に囲まれていた。彼女は初代国王の時代に関する貴重な記録を探し求めていたのだ。


それは、エルシリア王国の創設者であり、国王ハロルド・ハートフィリアの先祖にあたる人物の記述であった。




彼女は古代の手書きの書物を手に取り、丁寧にページをめくっていく。古い紙の香りが漂い、時の流れを感じさせる書物の中には、過去の物語が綴られていた。


初代国王の名前はエドウィン・ハートフィリア。彼は剣と魔法の力を背に、王国を築き上げた偉大な英雄だった。しかし、リディアは彼の生涯に隠された一端を突き止めるために努めていた。


やがて、リディアはあるページに辿り着いた。そこにはエドウィン・ハートフィリアが一人の謎の魔術師と密約を結んだという記述があった。


「これが初代国王の密約か…」リディアは囁いた。


書物によれば、エドウィンは国を築く過程で強大な魔力を持つ魔術師と出会ったという。その魔術師の名前は「セイラス」とされていた。セイラスは国王に自身の魔術の力を貸し与える代わりに、彼に特定の条件を守ることを誓約させたのだという。


リディアは次第に興味を抱きながら、ページを進めていく。そして、密約の条件についての詳細を発見した。


「国王は魔法の力を使い、永遠の命を手に入れることができる…しかし、それは自分の血族にのみ受け継がれるものとなる。代々の国王はその条件を守ることで魔術の力を受け継ぐのだろう」


リディアは興奮を隠せなかった。これはエルシリア王国の歴史における重要な謎の一端である可能性があった。


一方、アリアナ王女とジュリエット・ダークウッドは王宮の中庭で、月明かりの下で静かなひとときを楽しんでいた。


「ジュリ、こんな時があると落ち着くわね。王宮の中の喧騒から解放されて…」


ジュリエットは微笑んでアリアナに近づいた。「そうだね、アリー。君が落ち着く場所になれるなら、ここがどんなに危険な場所でも、私は君を守り抜くよ」


アリアナはジュリエットの胸に顔を埋めて、彼女の温かな鼓動を感じながら安心した。このようなひとときを共有できることに、彼女は幸せを感じた。


一方、フィオナ・レインハートは魔法の森にある賢者の住まいで、古代の書物に囲まれていた。彼女もまたエルシリア王国の歴史について調査を行っていたのだ。


「リディア、この書物には初代国王と魔術師セイラスの密約についての記述があるわ」


リディアは興味津々の様子でフィオナに近づいた。「それはどうなの?」


フィオナは眉をひそめながら続けた。「セイラスは初代国王に永遠の命を与える力を貸し与えたが、その条件として代々の国王は自身の血族にその力を受け継ぐことになるのだという」

リディアは驚きを隠せなかった。「それは…エルシリア王家にとって重要なことだわ。」


フィオナは頷いた。「そう。そして、この密約がジャーブル魔法科学都市の謎とも関連しているかもしれないわ。私たちの冒険はこれからも深まっていくようね」


次の瞬間、二人の注意が書物から遠く離れた場所へ向かった。月明かりの下、赤い霧が漂ってきたのだ。


「ジャーブル魔法科学都市からの訪問者か?」リディアは不思議そうに言った。


フィオナも同じく様子を伺いながら、「わからない。しかし、これは私たちの冒険がさら

に進展する兆候かもしれない」


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