教えてアリアちゃん! 第3回『騎士とはなんぞや』
第3回!
「教えてアリアちゃん!」
今回もグレン君なのね?
「前回一緒に戦ってたからじゃないか? おかげで、その戦闘服も延長で見られる」
解除。
「あぁぁっ!?」
エッチな人には、いつまでも見せてあげません!
……な、何ニヤニヤしてるのよ?
「ピチピチのショートパンツも、悪くないなと」
んなぁぁっっ!!?
「さて、眼福が維持できた所で……アリアって、騎士になれるの? お姫様だよな?」
また勝手に進めるし……王族、皇族が騎士になれるかって話ね。
基本的には、どの国でもなることはできるわよ。
ただ、国によって騎士の形態も違うから、目指すかどうかは変わってくるけれど。
「俺の中の騎士のイメージは、兵士の強い版か、最下級の爵位だな」
『騎士爵』ね。
なんらかの功績を立てた平民に与える爵位で、大体の国では当代限り、領地も無い名誉称号。
私が目指しているのは、そっちじゃなくて、前者の方が近いわ。もちろん、そのままじゃないけど。
「と言いますと?」
ランドハウゼン皇国、あとこの帝国も、騎士は資格職なの。
国家試験を受けて、合格すると資格が手に入って、その上で国が人員の状態を見て募集をかける。
免許は1年更新よ。
「めちゃくちゃお役所感出てきたな」
実際、公務員よ。戦闘任務もあるけれど、基本的に護衛や防衛。実際の仕事は救助活動の方が多いわね。
特殊部隊とレスキュー隊を合わせて、2で割ったような感じ。
「守り、救う仕事か……似合ってるけど、やっぱり皇族がやるもんなのか?」
うぅ……それを言われると……。
深い理由はないけれど、小さい頃からなりたかったのよ。
他の兄弟よりも、体を動かすことが得意だったせいかも……。
「……アリアって、体力おバカキャラだったのか」
失礼ね! 勉強もできるわよっ!
頭脳戦みたいなのが、苦手なだけで……!
「ああ、顔に出るからな、アリア」
……グレン君は、スケベ心以外はポーカーフェイスよね。
「まあ、感情の制御には、そこそこ自身があるぞ」
……ホーリーライズ。
「性欲! 性欲は無理だから!」
では、またお会いしま……ねえ、グレン君。
私が悪かったから、その、あんまり見ないで……っ。