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戦う美少女戦隊「ビューティーフラワーズ」の毎日  作者: キハ
第一章 美少女たちのいつもの日常
8/33

飛んでくる黒い骨

 普通、骨は白。倒れた霧を操っていたガイコツ怪人は白。

 だが、ソイツは黒い。骨が黒い。

 墓、おそらく棺桶から起き上がってきたソイツはニタリと口の端(骨)を上げた。


「つ、ついにゾンビがぁぁぁー!詰んだですぅ!」


「落ち着くのですわ。あれも怪人ですわよ」


 叫ぶ水樹に呆れて答える美登利。


「でも棺桶から蘇ったですぅ!どう見てもゾンビですよ!」


「いや、あれは棺桶の中に潜んでいたんだろうな」


 橙花が冷静さを取り戻して答える。


「お墓の中で眠っている人には迷惑だろうけど……あの怪人は墓荒らしでもあるよね」


 桃奈が油断なく黒いガイコツ怪人を睨んだ。


「二手に別れますわ。わたくしがこの白いガイコツ、ブルー、イエロー、ピンクは黒いガイコツをよろしくおねがいしますわ」


「わ、分かったですぅ」


「了解だ」


「えー墓場って花の力使えないじゃん……」


 みんなの確認を得た美登利が倒れている白いガイコツ怪人にツカツカと歩み寄っていく。


「さあ少し楽しませてくれませんこと?わたくしは今風の力の威力を久しぶりに試したいのですわ」


 怪人は悔しいのか、意地でも何とか立ち上がる。


「ガイコツになると表情も伺えませんわね。それでは怖がっているかわからないですわ!風刃(ふうば)!」


 風の刃が一斉に怪人へ向かう。

 動けなくなる怪人へ無慈悲にも刃が迫るところへ、黒いガイコツから防御の骨が飛んできた、が。


「させないですぅ!水球(すいきゅう)!」


 水樹が片手を突き出し水の弾丸を無数飛ばす。

 その一つは飛んできた骨を弾き、白い怪人の方へ美登利の攻撃が直撃。


 ガクンっと白い怪人が膝をつく。いや骨をついた。


「そのまま消えるべきですわ!」


 そこに追い打ちをかけるかのように美登利の真空の刃を放つ。

 骨が全て分断されていく。そしてそのまま強風を起こし、遥か彼方に吹き飛ばした。


「……!?」


 これには黒い方の怪人も驚いたらしく飛んでいく白い骨の塊を固まって眺めていた。


「隙きありッ!」


 橙花が両手いっぱいの雷撃を放出。黒い怪人に当たった、が。


「倒れない……?」


 少しぐらついた程度で抑えられてしまった。


「少しは強いということですわ。ならこれはいかがでしょうか?悪を斬り断つ風斬(かざきり)!」


 風刃(ふうば)よりも威力を増した真空の刃が怪人へ迫る。


「八つ裂きにするのですぅ!」


 水樹が歓声の声をあげた。

 黒い怪人は骨が細かく分断されていく。

 誰もが勝ったかと思ったその瞬間。


「……!」


 細かくなった黒い骨が4人に向けて飛んできた。

 骨ならぬ体が全て飛んできたのだ。


「手伝うですよッ!」


「細かくして差し上げますわ!」


 飛んできた骨にさらなる攻撃を加える水樹と美登利。

 だが、どれだけ細かくなっても骨は動き回る。

 やがて、骨が一箇所に集まりだし、元の形を型どり始めた。


「ってことはまだ消えてないってことですわね……」


 その情景はかなり気味が悪い。

 このまま吹き飛ばすのもいいが、今度はその細かい骨で何をしだすかわからない。


「5人揃えば、必殺技が出せるのに、ですぅ……」


 だが、ここにレッド──久玲奈はいない。

 そう思ったその瞬間。


 黒い骨が炎に包まれた。

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― 新着の感想 ―
[一言] >えー墓場って花の力使えないじゃん さすがに献花は操れないか(゜Д゜;) そしてなんという厄介な怪人!!
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