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戦う美少女戦隊「ビューティーフラワーズ」の毎日  作者: キハ
第一章 美少女たちのいつもの日常
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ガイコツ怪人やってきた

「って何ですぅ!?マジで!」


 いきなり霧が立ち込めた。

 周りが見えなくなるほどの濃霧。


「困りましたわね。相手はもちろん仲間も見えないですわ」


 美登利の焦る声も聞こえる。


「でも今は近くにいるから何となく分かる!でも分断されたら大変だよ!」


 4人は固まっており、すぐ隣に仲間がいるため、少しは安心していた、が。


「だけど怪人が見えなくなるのはやばいな。しかも墓場は足場が悪いから余計に攻撃しづらい」


 いつも冷静な橙花でさえも焦っている。


「これは完全に怪人の仕業ですわね。ですけど、奴の姿が見えないとなると音で判断するしかないですわ……」


 だが、怪人が歩く音や気配さえもしない。

 そもそも、元々霧が立ち込められる前から怪人の姿は見当たらなかった。


「そもそも、怪人はどこにいるのですかですぅ。長谷川さんが墓場に出現って言った限り、ここにいるはずなのですぅ」


「そうですわ。そこが分からないと詰んだことになりますわね。怪人の能力は霧とうことは分かりますわ」


「霧の中じゃ攻撃が分かりにくい。グリーン、風の力で探れるか?」


 橙花が美登利に指図する。ちなみに、もう任務中なので名前で呼び合っていない。


「分かりましたわ。どこの怪人か知りませんけど、わたくしの力、舐めてもらっては困りますわね……!」


 ふうっと美登利が息を吸い、神経を力の放出に集中させる。

 美登利──グリーンは風の力。風で音を探り、怪人の位置を探る作戦だ。


 周りの仲間たちが配慮して静かになる。

 その時、美登利の耳に不気味な音が微かに聞こえてきた。


──カタ、カタ、カタカタ、カタタタ


 こすれるような足音は必ずこちらに向かってきている。

 より、神経を集中させ、怪人の位置を探した。

 そして、目星をつけたところへ攻撃を放とうとした時。


「っ!」


 ひゅん、と風切り音が聞こえ、何かが飛んできた。

 美登利は勘で頭をずらしてそれを避けると再び集中させる。

 飛んできたものが何か知らないが、今は相手の姿を炙り出すのが先。


「……そこですわね?手こずらせた罰ですわ。悪を切り刻む風刃(ふうば)となりなさい!」


 美登利が唱えると同時に周囲の風が見えない刃と化した。

 そして、見えない敵へ向かっていく。


「カタ……!?」


 困惑の音がしたと同時に、一気に霧が晴れた。


「あそこですぅ!」


 墓場の真ん中に、崩れ落ちたガイコツの怪人がいた。彼が霧を操っていたのだろう。


「二度と霧を作らせないために総攻撃だな!」


 橙花が手をかざす。


「悪よ爆ぜろ雷撃(らいげき)だ!」


 手から放たれた雷がガイコツ怪人に直撃。怪人は苦悶な表情を浮かべる。

 だが、その時。


「!?」


 またも水樹の方へ何かが飛んできた。飛んできたのは、骨。

 首をかしげさせて避けると水樹は叫ぶ。


「な、なんですぅ!?あのガイコツ怪人は戦闘不能のようなのに誰が飛ばしているのですぅ!?」


「ということはもう一人怪人がいるということですわ」


 倒れて苦しんでいるガイコツ怪人を助けようとするかのように。

 近くの墓からムクリと何かが起き上がった。

 それは黒いガイコツ怪人だった。

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― 新着の感想 ―
[一言] い、色違いの骸骨……まさか向こうの戦隊なのか(ぇ
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