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戦う美少女戦隊「ビューティーフラワーズ」の毎日  作者: キハ
第一章 美少女たちのいつもの日常
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怪人は墓場に出現

「怪人が墓場に出現!」


「……はぁ?」


 そんな連絡を受けて思わず聞き返してしまった。


「もう一度言う。墓場に出現した。スタジオに寄らずに墓場に真っ直ぐ来い」


「分かりました」


 長谷川の連絡にピンクこと華条桃奈(かじょうももな)はうなずいた。

 そして、電話を切るとため息をついた。


「ねえおかしくないかな?なんで墓場なんだろうね?」


 他人事のように呟きながら墓場に向かう。

 まだお昼なのが幸いだ。

 墓場なんて不吉な感じだし、その墓で眠っている方にも申し訳ない。


 そこで怪人と激闘になるのだろうから。


 というより、墓場に足を踏み入れたくないというのが本心だ。


「まあ行くしかないんだけどさー怖がりな子もいるからちょっと大変だよねー」


 桃奈はあまり怖がりではない方だが、仲間には怖がりが約一名いる。


 ──そう。


「も、桃奈ですぅ!?た、助けて下さいぃ!ワタシ墓場に行くなんて嫌ですぅ!」


「まーまー落ち着いて水樹」


 ブルーこと蒼井水樹(あおいみずき)。彼女はかなりの毒舌だが怖がりでもある。


「幽霊なんて出ないから。いつも通り怪人と戦うだけだし」


「べ、別に幽霊が怖いって言ってるんじゃないですよ!ただ、アレですぅ……あ、あれ……ほら、怪人がっ!」


「水樹は怪人ぐらい瞬殺できるほどでしょ?」


「そ、そうですぅ、けど!墓場にいる怪人って気味悪いじゃないですかぁ!」


「関係ないよ。まあお墓で眠っている方達には申し訳ないけど」


「なんで怪人は墓場に出るのですかぁ!おかしいですぅ!あのクソ怪人!ぶっ飛ばしてやるですよ!」


「うんうん。その調子その調子!」


 変なところでスイッチが入った水樹と一緒に墓場へ向かう桃奈。

 墓場は、寺の裏にひっそりと存在していた。だが、かなり広い。

 昼なので辺りが見渡せるが、夜ならば迷い込んでしまう程の広さだ。


「い、嫌ですよ!ってか怪人はどこにいるのですぅ?」


「うーん……姿が見えないね」


 墓場に怪人出現という連絡が入ったため、この中に怪人はいるのだろう。

 だが、姿が見えなかった。あるのはおびただしい墓石だけ。


「一体どこに逃げやがったです?出てきやがれ、ですぅ!」


「ちょ、ちょっと待って。わたし達しかいないから、他の子達を待つべきだよ」


「うう……そうですぅ。ワタシも二人だけで入るのは気が引けますし」


 墓場の入り口で桃奈と水樹は、他のメンバーを待つ。

 数分すると、女の子二人が近づいてきた。


「待たせましたわ。グリーン登場ですわ」


「お待たせ。もう来てたんだな」


 グリーンこと萌葱美登利(もえぎみどり)、イエローこと黄野宮橙花(きのみやとうか)が到着した。


「あれ?久玲奈は?」


「久玲奈は見ておりませんの。そういえば土曜日は部活があるとか言っていたことがありましたわね」


「じゃあ遅れてきちゃうのかな……」


 まだレッドこと垢田久玲奈(あかだくれな)が来ていない。


「でも待っていられないですわ。怪人を早く倒さなければですわ」


「う、ん……分かるけど……怪人の姿がないじゃない?」


「あ、本当だな」


「まあ何ということでしょう」


 美登利と橙花が首を傾げる。

 桃奈と水樹も困惑しているようだ。


「!?」


 その時、辺り一面霧が立ち込めて──。

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[一言] 最後、不穏なのですぅ!!(゜Д゜;)
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