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戦う美少女戦隊「ビューティーフラワーズ」の毎日  作者: キハ
第四章 グリーンこと美登利のユーモア劇場
33/33

悪役令嬢美女は演劇部

 ビューティーフラワーズ、グリーンこと萌葱美登利(もえぎみどり)

 淡い緑色の美しい縦ロール。そして鋭く意志が宿っているエメラルドの瞳。

 何よりも、整っている顔。

 美人なのだが、悪役令嬢系の美女とも言われることもある。

 確かに彼女は喋り方にも難があるが、心は優しい。そう、心は優しい。


 美登利はビューティーフラワーズの中で最年長である大学一年生。背が高く、優雅な歩みをする彼女が通った後に振り向く人は多い。


 そんな彼女は──。




「……おほほほほほほほほほ!」


 会場に響き渡る、高笑い。

 その声と共に、華やかなドレスを纏い、スラッとしたスタイルの少女がステージに悠々と歩いてきた。

 センスを口元にあて、優雅に笑う様はやはり「悪役令嬢」であり、彼女の役も……「悪役令嬢」だ。

 ヴィエラという役を演じる、美登利。

 この劇は、ヴィエラの登場、そしてテンプレである「婚約破棄」が繰り広げられる場面からスタートだ。


 ヴィエラ役である美登利は、ステージに集まっている貴族役の人たちと混じる。パーティー風な場面を少し演出した後に、王子・ユーリン役である白鷺楓(しらさきかえで)にスポットライトが当たった。

 楓は、誰もが認める整った顔立ちをしており、「イケメン」と学校中で知られているため王子役に適任であった。

 ユーリンこと楓は観客側を見ながら堂々とした声でテンプレ通りの追放を言い放つのだ。


「……ヴィエラ! お前との婚約を……破棄する!」


 その瞬間、ステージ上のライトが全部つき、音響係が呆れたように楓に声をかける。


「もうちょい威厳出してくれへんかなー?」


 舞台に上がってきたショートヘアの女の子が、楓の前に立って仁王立ちになった。


「なんべんやり直しさすつもりなん? 顔が良うても迫力があれへんと劇の意味があれへん! あんたの演技、ただの棒読みにしか聞こえへん!」


「……ごめん……」


 優雅な服を身にまといながらも情けない声を出す楓。

 そう、このイケメンの欠点は少々気が弱いところであった。


「はあ? 声が小さいちゅうねん。演劇部やったら堂々とはっきりと楽しく! しっかりとしておくれ!」


「……まあ、燐華(りんか)……怒りすぎると白鷺さんも困ってしまいますわ。これはわたくしの教育不足ともいえますし」


 燐華と呼ばれた女の子はわざとらしく腰に手を当てた。


「まったく〜美登利も優しすぎるで。せやけど楓も頑張ってることは知ってる。そやさかいって頑張ってる、だけじゃあ甘すぎるんやで。厳しいかもしれへんが……あかんし」


「……分かった」


 分かりやすくしょげる楓の肩を軽く叩いて、美登利は微笑んだ。


「わたくしともうちょっと練習しませんかしら?」







更新お待たせしました、美登利編です。

リアルが多忙なため、ストリートに更新は出来る可能性が低いです……(汗)

またまたこちらも新キャラが二人出ましたが、ゆるゆる青春系ですね(笑)

どうぞよろしくおねがいします!

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― 新着の感想 ―
[一言] まさかの見た目悪役令嬢なキャラだったのか。 イラスト出る時が楽しみなのです( ´∀` ) そして、うぅむ……演劇の際の迫力か。 これは個人差ってもんが出ますしねぇ。 最悪の場合は催眠療法…
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