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戦う美少女戦隊「ビューティーフラワーズ」の毎日  作者: キハ
第一章 美少女たちのいつもの日常
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ビューティーフラワーズ!

 人々の悲鳴と共に、地面に(すみ)が打ち付けられる。

 中には、墨を頭から被ってうずくまってしまう者も。


「スミスミ〜」


 動けなくなった者に近寄る黒い影。


「こ、来ないで!きゃああああ!」


 だが構わずまた墨をぶちまけた。


 墨だらけになってしまう。

 そして気づけば顔前に気持ちの悪い顔があった。


「スミスミ〜!」


 称号、スミ怪人。

 黒い墨を吹きかけて足止めをし、最後はその触手によって掴んでしまう。

 姿形はイカ。ただ、黒いイカでいか(・・)にも禍々しい姿な怪人だ。


「た、たすけ……」


 うずくまる弱き者にその触手が触れる刹那──。



「そこまでよ!怪人!」


「悪は滅びるべきですわ!」


「この罪悪人は消えるべきですぅ」


「ここで消してやる」


「行くよー!」


 5人の可愛らしい女の子たちの声。



『ビューティーフラワーズ!』


 一瞬のズレもない、息のあったセリフ、その後にはもう怪人は吹き飛ばされていた。


「さすがよ、グリーン。吹き飛ばしてくれて!」


 赤色の髪の子が微笑む。


「このぐらいなんともありませんの」


 緑色の髪の子が微笑み返した。


「おお……ついに助けに来てくれた!」


「怪人を追い払ってくれ!」


「やったー、ビューティーフラワーズが来てくれた!」


 5人の姿を見て周りの人が嬉しそうに声を上げる。


「じゃあ、倒しちゃおう!」


 桃色の髪の子が叫んだ。


「スミ怪人め、ここで排除してやる」


 憎々しげに黄色の髪の子が呟く。


「ここは合わせ技を使うのですぅ。一気に決めちゃいましょう!ですよ!」


 水色の髪の子の言葉にみんなはうなずいた。


「行くわよ!」


 5人は全員片手を前に突き出す。


『咲き誇れ!正義の花!』


 5人の声がピタリと重なり、それぞれの手から光が出て一点に集まっていく。


『ビューティーフラワーズっ!』


 その集まった光は、丁度起き上がろうとしていたスミ怪人に直撃。


「スミスミ〜!?」


 意味がわからないままスミ怪人は光に呑まれ、消えた。


『美しいは正義!正義が勝つッ!』


 最後の決めゼリフも息が合ってていた。


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― 新着の感想 ―
[良い点] どうもどうも、「代表作」になっていたので、ひとまずこちらを読み進めさせていただいてます。 >意味が分からないまま ……哀れなるかな、スミ怪人……。 いやでも、怪人として暴れてるんだから、…
[一言] 5人の美少女戦隊!! そして合わせ技……ドストライク!! 読み進めますぜ!!
[良い点] おお! 戦隊モノ始まっていたのですね!(๑•̀ㅂ•́)و✧ 応援です!
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