ふたり
村に着くと俺はヨーカとメリナにブレスレットとネックレスを渡した。
「2人には渡していなかったからな」
メリナはずっと奴隷の首輪だったしな。
「メリナはその首輪と交換するといい」
「「ありがとうございます」」
2人はお礼するとそれをつけた。
するとヨーカがつけたブレスレットは腕に合うようにサイズが変わり、メリナがつけたネックレスは首輪のような形に変形した。
「不思議ネックレスですね」
「そうだな、そういう物なのだろう。ここで立ってるのもなんだから家に帰るぞ」
俺たちは屋敷に帰った。
◇◇◇
俺が仕事部屋にいるとノック音が聞こえた。
「入っていいぞ」
「ライヤ今いいかしら?」
アリスが部屋に入ってきた。
「どうした?」
「昼にお父様に会ってきたの。それでここを正式な国にするっていう提案が出たのだけれどどうかしら?」
「俺は構わん。多くの国に知られれば発展もするしな」
「分かったわ。それじゃあ名前を決めなくちゃね」
「ストロイヤなんてどうだ?」
「まあ、いいんじゃない。それじゃあ早速明日王国に行ってくるわ」
「そうか、すまないな」
「構わないわ。それじゃあおやすみなさい」
「ああ、おやすみ」
アリスが部屋を出て行った。
さて、俺も寝るとするか。
俺は自分の部屋に行き、着替えてベッドの中に入った。
やはりまだまだやる事はあるな。俺自身のこともまだほとんど分からないしな。まずたまに頭の中に流れる機会声など他にもいろいろあるしな。まあ、考えても仕方ないし寝るとしよう。
眠りにつこうと思ったがなかなか眠りにつかなかった。起きあがろうと思い目を開けた。するとそこは、白い空間だった。そして目の前に白い人形のものがあった。
『聞こえますか?』
白い人形が話しかけてきた。
「ほう、喋るのか。で、お前は誰だ?」
『私はあなたです』
この声は普段頭に流れてくる機会声だった。
「あの機会声か。それなら少し聞きたいことがある」
『なんでしょう』
「俺がまだこの宇宙、この世界を作る前、俺が何もできなかった時に魔法を使えるようになったのはお前が仕組んだのか?」
『いいえ。私はあなたです。ただ魔法というものを取得したので伝えたまで、あなたがこの世で生まれた時同時に生まれただけです』
「そうか、それじゃあ俺がこの世にきた経緯この星に転生した時の代償など他に知っている事はあるか?」
『ひとつだけあります。転生する時に精神が人間に近づいています。例えば恋をしたりだとか、眠くなったり怒りを覚えたりなどです』
俺はアリスの顔が頭に浮かんだ。
「言われてみるとあるな。それより自分の中に2人いるのは変な感じだな」
『しかし、良いこともありますよ。あなたは絶対に死にませんし消滅もしませんがもし亡くなったとしてもわたしがいますので死にません。さらに回復もする事が出来ますし』
「ほう、面白いな。それとなんだ、あなたって」
『自分自身なので名前で呼ぶのもなんなので』
「そうか。そうだな。今から俺とお前は別物だ。自分自身なら名前も同じなのだろう。だから俺が新しく名前をやる」
『本当ですか』
「ああ、分離もその内やるとしよう」
『一時的なら良いですがそこまでしなくても大丈夫です。ここの方が落ち着きますから』
「そうか。それじゃあ分離はいいとして、名前は、セクンドゥムだ。呼ぶ時はセクンと呼ぶがな」
『ありがとうございます』
「では、そろそろ終わろう。また話そう」
『そうですね。ではまた』
辺りが真っ暗になり、目を開けると部屋にいて朝になっていた。だが、疲れはちゃんととれていた。
さて、今日もやっていこうか。




