戦後の宴
村に戻ると村の者達は家族と会ったり休んだり、戦いの話をしている。
俺は、自分の屋敷に向かう。屋敷の中に入ると執事とメイドが居た。
「お帰りなさいませ」
「執事、アリス達の元に案内してくれ」
「かしこまりました」
そう言うと執事は歩き出した。
「ここです」
「そうか、すまないな」
俺は部屋の中に入った。
「あら、早かったわね」
「報告と換金だけだからな」
「そうね、それよりこれから暇になるわね」
「まあな。だが、やる事はまだ全然あるぞ。西側の国との問題もあるしな。」
「そうねぇ。またいつ戦争になるか分からないし」
「ああ、それと魔法学園に今度行くぞ」
「急に何よ」
「どのくらい成長したのか見たくてな。それと、お前らにも教えてもらいたいのだ」
「まあいいわ。これからの事を考えると教えた方が良いかもね」
「3人はどうだ?」
「ご主人様の命令なら喜んで」
「承知しました」
「私で良ければ頑張ります」
「よし。まあ、今日は宴だから楽しむと良いぞ」
俺はそう言って部屋を後にした。
「今から狩りに行くんだが、お前も行くか?」
俺はレビアに聞いた。
「迷惑もかけたし行くのだ」
「そうか。だがドラゴンは狩らない方が良いだろ」
「なんでなのだ?」
レビアが疑問そうな顔をしている。
「なんでってお前、お前が食ったら共食いだぞ」
「気にしないのだ。第一妾と同じにしないで欲しいのだ。五竜と比べたらそこら辺のドラゴンはトカゲと変わらないのだ」
「そうか、それもそうだな」
俺たちは、そんな話をしながら屋敷を後にした。
「何処に行くのですか?」
「今夜やる宴の食材を狩りに行くところだ」
「それなら私達がやります」
「いや、お前らは休むと良い。それと、村の者に宴の事を伝えておいてくれ」
「承知しました」
俺達はエルスを後にして森の奥に行った。
「それじゃあ始めるぞ。それと竜の姿にはなるなよ。間違えて殺すかもしれない」
「縁起でもない事言わないので欲しいのだ」
「それと、《空間収納》は持ってるか?」
「持っておるのだ」
「それじゃあ狩った魔物は《空間収納》にしまってくれ。狩りの終わりは《テレパシー》で伝える」
「分かったぞ」
「それじゃあ始めるぞ」
俺達は狩りの確認をすると、ここから一瞬で消えた。
俺は次々と美味い魔物を狩っていく。どんどん森の奥に進んで行く。
数時間経ち魔物があまり出なくなった。
もう少し奥に行くと開けた場所に出た。すると中心に祠があった。
「この世界に祠があるとは思わなかったな」
一周見たがなんの変哲もないただの祠だ。まだ調べたいが日も沈み出したらレビアを呼んで戻るとしよう。
俺はそう言ってレビアに連絡を取る。
『レビア、聞こえるか?』
『聞こえるのだ』
『そろそろ村に戻ってきてくれ』
『分かったぞ』
俺はレビアにそう伝えると村に戻っていった。
◇◇◇
村に戻ると宴の準備がしてあった。やろうと思っていたがやっていてくれたのか。みんな働けるやつだな。
「今戻ったのだ」
後ろからレビアの声がした。振り向くと少し土がついて汚れたレビアがいた。
「ご苦労だった」
俺はそう言うとレビアに付いている汚れを魔法で取った。
「宴の準備はほとんど出来ているから肉を焼き始めるぞ」
俺が数体の魔物を出すと村の者が広場にに集まった。
俺は魔物を解体し焼き始めた。そして肉の味付けの調味料と宴の飲み物を用意した。
肉に火が通ったのを確認すると肉を切り全員に分ける。
『今回の戦いで犠牲者は1人もいない。良くやった。今日は思う存分楽しむと良い。乾杯』
「「乾杯!!」」
宴が始まった。
俺は、アルプストの元に向かった。
「アルプスト。一つ聞きたいことがあるのだが」
「なんだ?」
「森の奥に祠が無かったか?」
アルプストはこの森の探索をしているから何かわかるかも知れない。
「いや見ていない。それよりほこら?とはなんだ」
「小さい神殿のような物だ。気にしなくて良い」
場所的にアルプストも通った事のある場所のはずだが。次はフェルドに聞くとしよう。
俺はフェルドの元に行った。
「フェルド。少しいいか?」
「いいぞ」
フェルドは肉をひたすら食っていた。
「森の奥に小さな建物が無かったか?」
「いや、知らないぞ。だが、小さな建物と言ったら何かを隠すために使われた封印した姿が小さな建物と言う噂があったぞ」
「何を隠したんだ?」
「昔の事だから忘れた」
まあ、急ぐ事でも無いから別に良いか。
「そうか。まあ、今日は楽しむと良い」
俺はフェルドの元を去った。
「ライヤ。さっきから何してるのよ」
アリスが話しかけてきた。
「知りたい事があってな」
「何を知りたいの」
「森の奥に小さな建物があってな、その事でアルプストとフェルドに聞いていたのだが唯一手に入った情報は何かを隠すための封印場所らしい」
「へーここら辺は昔、エルフの村が多くて人間や他のひとが入った事が入った事が無いから知ってる人はほとんどいないから仕方ないわね」
まてよ。エルフの村だったと言うことはメリナが何かを知っているかも知れないな。まあ、それはまた今度でも良いか。
「まあそれは今度でも良い。今日は楽しむと良い」
「そうね」
数時間、あっという間に宴が終わった。




