創造神ミルナーナ
真っ暗な部屋だ。空気も無く、魔法も使えない空間。
俺はまず、魔法を使える様に魔法を封印する魔法を無効化する。そして、空気を作り、部屋を明るくした。
すると、数百もの《封印魔法》が使われている。
ベルゼブブの封印より頑丈だろう。反論しただけでこんなになるとは神は短気なのだろう。
俺は、その《封印魔法》を全て解いた。
そういえばこの神が俺の味方とは限らないのだがな。
次々に封印が解かれていく。一応外の奴らにバレない様に《隠蔽魔法》を使った。
全ての封印が解けた。そこには1人の女性がいた。しかし、手首と足首には鎖が繋がっていた。
「お前は創造神ミルナーナか?」
その女性は目をゆっくり開け、喋り出した。
「はい。貴方は何神、いや人間ですか?」
「俺は、ライヤと言う。まあ人間だ」
「何故私を封印から解いたのですか?」
「お前に聞きたい事がある。飛来神アルプストが言っていた。宇宙と魂、身体を創ったのは他にいるという事を聞きたい」
「そのままの意味です。この宇宙、私達の魂と肉体を創ったのは神々では無く違う方だ」
恐らく俺だろう。だが、どうやって説明すれば良いのだろか
「貴方は魔力を隠しているが何故なのですか?」
それがあったか。
「魔力が多すぎてな。だが、今は感謝すべきだな」
俺は鎖を解くついでに魔力を少し、解放させた。
「この魔力に見覚えはあるか?」
ミルナーナは俺の魔力を見るなり目を見開いた。
「貴方、いや、貴方様は我等神々を創った御方なのですか!?」
「ああ、お前だけは覚えてくれた様だな。」
「勿論です。ずっと貴方様が来ることをお待ちしてました」
ミルナーナは膝をつきながら言った。
「だが、何故お前だけが覚えているんだ
「分かりません。気付いたら私以外は記憶が改善もしくは消えていました」
「なるほどな。だがお前が覚えてくれているだけで十分だ。それで、これからどうする?」
「貴方様について行きます」
「そうか、なら俺の下部となるが良い」
「ありがたき幸せ」
「だが、その態度はやめろ。お前は下部だが他の下部はそんな事はせぬ跪くのだけでもやめろ」
「承知しました」
「それじゃあ戻るとするか」
俺達は、《転移魔法》で人間界に戻る。




