スタンピートその2
ーーー数時間後ーーー
「お待たせ!」
レイラとイシアがこちらに向かって来る。
「速かったな」
「急いできた者。それと、アリスは何処に居るの?」
「森で特訓でもしてるだろう。」
「そう。いつもくっついてると思ってたけど違うのね」
「それじゃあ森に行くぞ」
俺達は、ニヒルの森の中に入っていく。
「で、何するの?」
「魔力コントロールだ」
「魔力コントロール?」
イシアが首を傾げながら言った。同じくレイラも首を傾げている。
「魔力を常時放出し続ける事で魔力量が上がり、魔力のコントロールが上手く扱う事が出来るぞ」
「へーそんな事で出来るんだ」
「俺の真似をすると良い」
俺はそう言うと、手の平を前に突き出し魔力をそこに集中させた。
「やってみると良い」
俺がそう言うとレイラとイシアが魔力コントロールを始めた。
レイラはあまり上手く出来ていない。イシアは魔法が得意という事もありほとんど完璧に出来ている。
「その調子だ。これを十日程行えば大分成長するだろう」
「レイラ、イシア久しぶり」
向こうから声が聞こえた。
アリスだ。ベルゼブブもいる。
「アリス久しぶり!」
「久しぶり。その人は悪魔?」
イシアが険しい表情で言った。
「ベルゼブブという悪魔だが安心しろ。害は無い」
「ベルゼブブ?あの七つの大罪の?」
「ああ、今は味方だ。安心しろ」
「ライヤが言うなら良いけど」
イシアは納得してくれた。レイラはずっと唖然としている。
「どうしたレイラ、やらないのか」
「あ、や、やるわよ」
レイラは、自分だけが呆気に取られているのが嫌だったのか、何事もなかった様に魔力コントロールを始めた。
「それじゃあ俺は用事があるから各々やっておくと良い」
俺は、そう言ってこの場から姿を消した。そして、アルプストの元へ行く。
「アルプスト、聞きたいことがあるのだが」
「なんだ?」
「【神眼】で見た時のスキルとはなんだ?」
「人間のスキルとは普通のスキルの下位互換。普通は耐性ぐらいしか無いだろう」
確かにアリスとノアは精霊と四神の力を得て精霊召喚と神獣化が使えるが他は耐性だけだったな。
「それと言い忘れた事があった」
「なんだ?」
「神界にはある神が封印されている。創造神ミルナーナだ。」
「創造神か。この世界を創った神だったな」
「ああ。しかし、その創造神は神族に反逆して封印されたのだ」
「ほう、何故だ?」
「神々はこの宇宙や自分達の身を創ったのは自分と言っていたが、創造神はそれに反論した。この宇宙そして、魂、身体、全てを創り出したもの他にいる。と言っていた」
「なるほどな。それなら確かめるとしよう」
「だが、どうするのだ?神界には神武装具を集めないといけない」
「お前は神族だ。それをコピーする事で一時的に神族になる。それとアルプストよ、お前は創造神に会ったことはあるか?」
「神々の会議で何回か会った事がある。それと、創造神を神々で封印した時もあるが」
俺はアルプストに近づき、手を頭に当てた。そしてアルプストの過去を探り、創造神を探し出す。
「少し、創造神に会って来る」
俺は創造神が封印されている場所を探し出し、そこに《空間移動》で移動した。




