魔法学園
ーーーー次の日ーーーー
「それじゃあ頼んだぞ。」
「ああ、正体を明かしたら少し鍛えてやる。」
「そうか、頼むぞ。」
国王と話をし終わると外に出る。
アリス達も一緒だ。途中までは道が同じだから。
「鍛えるってなにをさせるの?」
アリスが聞いてきた。
「無詠唱と魔力コントロールだ。」
「でも、魔力コントロールは教えるなって言ってたじゃない。」
「ああ、だがこちら側の戦力では西側の軍にも敵わないしな。もし悪用しようとする奴らがいたら、俺が教育し直すしな。」
「それなら安心ですね!」
メリナが笑顔で言った。
「教育って碌なことしないでしょ。」
アリスが呆れたように言った。
「それじゃあ、俺はこっちだからここまでだ。」
「ええ、頑張ってきて頂戴。」
「頑張ってください。」
「ご武運を。」
「お気をつけて。」
俺は、アリス達と別れ魔法学園の方へ歩いて行く。
魔法学園の近くに来た。
俺は、《変身魔法》で姿を変えて中に入って行く。
王宮ほどではないが、相当でかい。
周りを見ると制服を着た人達が建物の中に入って行く。
俺の方をチラチラ見ているが俺は構わず中に入って行く。
そして、学園長室の中に入った。
俺は、部屋に入ると魔法を解く。
「これはこれはライヤ殿。」
「学園長か、早速だが学園の事を教えてくれ。」
学園長は髭を生やした老人っぽい人がいる。
「そうだねじゃあまず、何を説明しようか。」
「それと、《変身魔法》を解いてくれ。」
「僕の変身を見破るとは流石はライヤ殿だ!」
そう言うと老人は姿を変えた。
それは、エルフの青年だ。
「改めてよろしく。僕は、ベルタ・マルファードだ。」
「ああ、よろしく頼む。」
「それじゃあまず、この学園はD〜Sクラスに分かれていてライヤ君にはSクラスに入ってもらう。入ってきてくれ。」
ベルタがそう言うと、扉が開かれた。
「失礼します。」
そこには、顎髭を少し生やした男がいた。
「彼は、Sクラス担当の教師だ。」
「初めましてライヤ殿。俺はバルカンだ。」
「よろしく。」
「そして、これがこの学園の制服だ。」
服を渡される。
そういえば着てなかったな。だから見られていたのか。
俺は、制服を貰うと魔法で着替えた。
「うん、サイズはピッタリだね。それじゃあ、ライヤ君は何をするのかな。」
「国王から言われているのは、貴族の平民への態度を改めさせる事だ。あと、Sクラスは俺が鍛えてやる。」
「そうか、それは頼もしい。それじゃあバルカン、ライヤ君を教室に案内してくれ。」
「かしこまりました。」
俺は、そう言われるとバルカンについて行く。
「ライヤ殿、貴族の態度を変えると言ってもそう簡単に変えられませんよ。それと姿を変えてください。」
俺は、魔法で姿を変えた。
「俺は、平民だ。それで貴族の誇りをぶっ壊すだけだ。それでも無理ならタイミングを見計らって正体を明かし俺から直接言えばいい。」
「確かにライヤ殿は、貴族の中では憧れですからね。」
そうなのか?確かに貴族は俺の事を知っているらしいがな
「それとこれからは教師と生徒だ、敬語をやめてくれ。俺もみんなの前では敬語を使う。それと俺の名は……ケインだ。」
「分かったケイン。」
そんな会話をしている内にSクラスの教室の前に着いた。
そして中に入る。
「お前ら、席につけ。」
バルカンがそう言うと、生徒たちが席についていく。
「Sクラスに新しく入る者を紹介する。」
俺は、バルカンと目が合うと一歩前にでて
「新しくSクラスに入るケインです。以後お見知りおきを。」
俺は、そう言うと左胸に手を当てお辞儀する。
「ふっ、平民か。」
「でも礼儀はなっているな。」
「ちょっとカッコいい。」
「確かに。」
周りからは色々な言葉が聞こえてきた。
まあ、別にどうでもいい事だがな。
「それじゃあケイン、空いてる席に座ってくれ。」
「はい。」
俺は、空いている席に座る。
「それでは授業を始めるぞ。」
「授業を終わりにする。15分後にまた授業を再開するぞ。」
簡単すぎて暇だ。俺は、王宮にある本を全て読んでいる。あれが全てでは無いだろうが、学園での知識は全て分かり切っている。
「おい、そこの平民。」
横から声がした。




