奴隷の話
俺はエルフの奴隷と外に出ると、進化させた【神眼】でエルフの奴隷のステータスを見た。
メリナ 女性 エンシェントエルフ
【職業】奴隷
【称号】古を生きる者
【魔力】55069/55069
筋力 D
体力 B
知力 S
速度 A
魔法 SS
武術 E
【魔法】古代魔法、暴風魔法、無属性魔法
【スキル】魔法耐性
魔法はそのままの意味だ。武術は剣などの物理攻撃の類いだ
暴風魔法は風魔法の上位魔法だ。古代魔法はその名の通り、古代の魔法だろう。
「エンシェントエルフとはなんだ?」
俺は、歩き出して聞いた。
「あなたは【神眼】の持ち主なのですね。」
「分かるのか。」
「はい。簡単に説明しますと、昔から生きているという事です。」
「昔から?」
「はい。人間と悪神族や神と戦う前より生きております。」
「そうか、それじゃあ《古代魔法》の事も教えてくれ。」
「分かりました。《古代魔法》とは遥か昔に無くなった魔法です。詠唱をしても無詠唱くらいの威力を出したり、どうなものにも変化できる魔法です。」
なるほど、一応覚えておくか。
俺たちは、そんな話をしているうちに王宮に着いた。
そして、城の中に入り国王達の元に行く。
「今戻った。」
俺は、扉を開けて中に入った。
アリス達は、ここで魔力コントロールをしている。
確かにここなら安心ではあるがな。
「ライヤ殿達はいつもこんな事をしているのですね。」
ヨーカは驚きながら言った。
既にコツを掴み始めている。
「それよりそのエルフはなによ?」
「一応奴隷だ。」
アリスの問いに俺は答えた。
「奴隷ってなんでよ!」
「ライヤ様ってそういう人だったんですか!」
「ライヤ殿はそういう趣味があったんですね。」
3人が一斉に言ってきた。何か誤解をしているのだろう。確かに見た目が見た目だけに誤解するかもしれんがな。
「あのなぁ、俺はこいつの魔力が多かったから危ない奴のところに行って悪用される前に引き取っただけだ。すぐに解放する。」
「それなら早く言ってよね。」
「いや、勝手に誤解したのはお前らだろ。」
そんな話しをしていると
「私は、エルフ族のメリナ。これからライヤ様の奴隷としていつまでも一緒にいますのでよろしくお願いします。」
そう言って俺をじっと見てくる。
「まあ、これからの事はお前の好きにすればいい。付いてきたいなら歓迎するがな。」
「ありがとうございます。ご主人様。」
「それよりメリナ、国王に古の事を教えてやってくれ。」
「分かりました。」
「ちょっと待ってくれ。それも気になるのだが、ライヤに頼みたい事があってな。」
「ほう、なんだ。」
「実はな、お主に魔法学園に通ってもらいたい。」
「魔法学園?」
「そうだ。魔法学園とは魔法や武術を学ぶところだ。15歳になると学園に入るか冒険者になるかなのだ。」
なるほど、魔法とかを学ぶ学校か。
「だが、俺が通うとこじゃ無いだろう。」
「ああ、確かにライヤには必要ない。だが、この国の魔法学園は貴族が結構いるのだが、自分を貴族としての誇りがあるが、誇りがありすぎるあまり平民を見下す癖があるのだ。」
「それじゃあ、そこに潜入して貴族の誇りとやらを叩き割ればいいのか?」
「その通り、貴族は平民より強いからそれをねじ伏せて、全て平等にするのだ。」
「でもお父様。貴族達は戦争でのライヤの活躍を知っているからそれは無理なんじゃない。」
「それなら心配要らないぞ。」
俺はそういうと、《変身魔法》を使い髪を黒くした。
「俺の事を見ても正体を教えない限りは分からないようになっている。」
「流石ではないか!それでは明日から通ってもらおう。学園長にはもう事情を説明している。」
「いきなりだな。まあいいだろう。アリス達は、ヨーカとメリナとパーティーを組んで依頼を受けていてくれ。魔力コントロールもしておけ。」
「分かったわ。」
「分かりました。」
「了解です。」
「承知しました。」




