奴隷
ーーーー次の日ーーーー
俺たちは、応接間に居る。
「ヨーカ、魔法を俺に放ってくれ。」
「どうしたんですかいきなり?」
「お前の強さを見てみたくてな。」
「それは、我もみたいぞ!」
国王が言った。
「分かりました。」
ヨーカはそう言うと手を前に突き出し
「我が魔力よ、暗黒の槍で敵を貫け。《闇槍》。」
ヨーカがそう言うと、黒い槍が出現して俺に襲いにかかってきた。
俺は、それを手で掴み《魔法無効》で消滅させた。
「おお!これが《暗黒魔法》!《闇魔法》とは全然違う。」
「確かに普通の奴より遥かに強いな。」
「そんな事言われても嬉しく無いですよ。」
よほど自分の魔法に自信があったのだろう。
だが、魔法の強さは他の奴とは比べものにならないのは本当だがな。
「それよりお前にはこれから無詠唱魔法を使ってもらう。」
「ですがライヤ殿、詠唱をしないとイメージがしづらく、威力が劣ります。しかも魔力も普通より使わなければなりませんし。」
「いや、それは違う。魔力を無詠唱で魔法を使うと魔力消費が高いと言っていたが、それはイメージしきれていないだけだ。魔法が完全じゃないと魔力消費が激しくなるし暴走もするしな。だが、ヨーカは自分の魔法をずっと使ってきてイメージもできているだろうしな。」
「そうなんですか。」
「流石だなライヤ!この世界に来て間もないのにそんな事まで分かるのか。」
国王が言った。
「どう言う事ですか?」
「余計な事を言ってしまったか?」
「いや、心配するな。俺は、街を見てまわりたい。アリス、ノアは俺の事を教えてやれ。それと修行の事も誰にも見られないところでやっておくといい。」
「分かったわ。」
「分かりました。いってらっしゃいませ。」
「ああ。」
俺は、そんな会話を終えると《空間移動》で一瞬で移動した。
移動先は、街の路地裏だ。
俺は、街に出て色々見て周る。
前も見てはいたが、物足りない。
俺は、ある屋台を見つけた。
『肉焼き』と書いてある。
「一つくれ。」
俺は、肉焼きを頼んだ。
牛串だな。俺は、それを口に入れる。
「うま!」
思わず声が出てしまった。
「そうだろう。どんどん食え!」
屋台のおっちゃんが言う。
塩で味付けされていて、塩の量は絶妙で火の通り具合もちょうど良い。
「後100本くれ。」
「それは流石に無理だぜ!」
残念だな。
「そうか。じゃあ10本で良い。」
俺は、肉焼きを10本買うと、歩き出した。
そういえば、悪神族の事ばかり考えていたが、そいつらだけじゃない。
神や西側の国々もあるんだよな。
神は俺1人で対処するが、国の事となると俺だけではどうにもならんしな。
過去の帝国の国の事も王宮の歴史書の中に書かれていた。
帝国は、兵の数も多いらしいが、それだけではない。戦闘機も用いられているらしい。
飛行船にミサイルなども使っていたらしい。興味深いと言えば興味深いがな。
俺は、そう考えているとふと気づく。
この魔力はなんだ?
この近くに普通では分からないだろうが、膨大の魔力の持ち主がいる。俺の《魔力探知》でなければ分からないだろうな。
俺は、この魔力の持ち主を探す。
見つけた。
そこは、奴隷販売店だ。
入るのは気が引けるが仕方あるまい。
この魔力の持ち主が奴隷なら好都合だ。奴隷ならどんなに魔力があり強力でも、人に危害を加えるなとか言って解放すれば済む話だしな。
俺は、その店に入っていく。
「いらっしゃいませ。」
1人の男がいる。
それにしてもここは、ものすごく臭い。
「なにを御所望ですか。」
「おすすめはあるか。」
「それでは色々見てもらいましょう。」
奴隷商がそう言うと歩いていく。
そこには檻があり、その中には人間や獣人、魔物もいる。
「なあ、なんでこんな仕事しているんだ?」
思わず聞いてしまった。
「そうですねぇ、稼ぐためですかね。金が無ければ生きていけませんから。」
一理あるな。
だが、稼げれば大体の仕事をしそうだな。
俺は、いい案を思いついた。だが、今では無い。しかもこいつの事も知らないしな。
「こちらです。」
そこにはエルフがいた。
「このエルフ、魔力は余りありませんが身体は極上、夜の営みにはもってこいでしょう。」
間違いない。こいつだ。魔力が無いように見えるが隠しているだけだ。コントロールをしているのだろう。
「買おう。いくらだ。」
「ありがとうございます。値段は金貨15枚です。しかし、今後も買ってくださるなら金貨12枚でよろしいです。」
「一つ聞きたい。お前はこの仕事をやりたいか?」
「ん?あ、そうですね、やりたくは無いですよ。ですがこの道しか私にはありませんから。」
「そうか。それじゃあ、また何か買いに来るとしよう。」
「おお!そうですか。ありがとうございます。」
俺はそれを聞くと、エルフの檻に近づき眺める。
怯えてはいない。慣れているのか?
なんだかんだ、契約や支払いなどがあったがやっと終わり店を出るとこだ。
「またのご利用を。」
俺とエルフは外に出る
これからあまり出せなくなるかもしれません。申し訳ございません。




