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人類最強は異世界でも最強です  作者: 虎男
第二章
32/85

ルシファー


 数秒経った。海の上を飛んでいる。

 魔法で周りに影響を与えてはいない。

 シンタルスクの大陸の上空に着いた。

 俺は、1番魔力がある場所に向かう。この大陸は、魔力が濃い。いや、魔素が濃いといった方が適切だ。魔素というのは、魔力の素だ。簡単に言えば空気のこと。

 そろそろ到着する。

 俺は、地面に足を付けた。

 するとそこには、金髪の翼の生えた男がいた。

 そいつは、俺に剣を振りかぶってきた。

 

 「なんだいきなり。」


 俺は、刀を取り出し剣を弾く。


 「それはこちらのセリフだ。我の大陸に踏み込みおって。」


 「お前がルシファーか。話がある。」


 「貴様に用は無い。話したければ我に勝ってみよ。」


 話を聞かない奴だな。

 《時魔法》は通じないだろうな。七つの大罪の悪魔は、元々は神らしいからな。

 すると、俺達の周りが光に包まれた。

 ルシファーの魔法だろう。

 俺は、《魔法無効》を使って魔法を無効化した。

 そして、ルシファーに斬りかかる。


 「なるほど。普通の人間では無いな。」


 「なに、まだ序の口だ。」


 俺たちは、斬り合っている。

 数分は経っているだろう。

 俺は、更にスピードを上げる。

 それでもルシファーに傷が付かない。

 アルプストより格段に強いな。

 俺は、更にスピード上げた。ルシファーに隙が出る。

 俺は、ルシファーを真っ二つにした。

 だが、ルシファーは霧になり後ろに下がっていた。

 斬られた瞬間にスピードを上げて下がったのだろう。


 「人間にしては強すぎるな。」


 「当たり前だ。」


 俺は、《炎魔法》の上位魔法、《火炎魔法》を使った。


 「《炎槍》」


 俺がそう呟くと、俺の背後に炎の槍が数十本出現した。

 それが、ルシファーを襲う。

 ルシファーはそれを、剣で斬っている。いや、吸っているな。


 「魔剣か。」


 「いかにも。この魔剣は、魔力を吸う魔剣。そして、その魔力を使うことができるのだ。」


 ほう、厄介だな。だが、手はある。

 俺は、ルシファーに殴り掛かる。

 ルシファーはそれを、剣で止める。


 「血迷ったか。」


 「ふっ、どうかな。」


 俺は、その魔剣に魔力を流し込む。

 ルシファーは、それに気付くとすぐに離れようとした。

 だが、俺が掴んでいるから離れられない。


 「これが狙いか。」


 俺は、更に魔力を注ぐ。

 すると、その魔剣は弾けた。

 そして、俺はその瞬間にルシファーの腕を斬り落とした。


 「なに?回復しない。」


 ルシファーは、腕を斬られたことより回復しない事に驚いた。

 そう、俺は《封印魔法》を刀に付与した。

 そして、俺は今までよりはるかに速いスピードでルシファーの背後に周り刀を突きつけた。


 「俺の勝ちだな。」


 「ああ、俺の負けだ。」


 俺は、《復元魔法》でルシファーの魔剣を直し、《回復魔法》で傷を癒した。


 「何故ここに来た。成り行きではないだろ?」


 「ああ、いつか分からないが魔界にでも行こうと思っていてな、それで挨拶に来た。」


 「悪い事は言わない。やめておいた方がいい。」


 「何故だ?」


 「魔界は、悪神族の生息地。かつては、悪神族と人間族で戦いがあったが、人間は歯が立たなかった。そこで龍人族や魚人族、神族の1部、七つの大罪も参戦してようやく魔界の門を閉じたのだ。しかも、そこで戦った悪神族は幹部と四天王だけだった。幹部は倒したが四天王は追い返しただけ。そして、悪神王は姿をあらわさなかったのだ。」


 「なるほどな。だが、負ける気はしないがな。」


 「確かに、お前なら勝てる可能性はゼロでは無いかもな。それで、お前の名前はなんだ。」


 「ライヤだ。」


 「よろしく頼む。我は、ルシファーだ。」


 「ああ、よろしく。」


 俺たちは、握手を交わす。

 それにしても、悪神族は結構厄介らしいな。だが、俺がそいつらを創って、尚且つ俺より強いならとっくにこの世界を支配しているしな。


 「それじゃあそろそろ帰るとしよう。」


 「ああ、また来るといい。」


 俺は、《空間移動》で王宮の部屋に戻る

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