初めての冒険者登録
ーーーー次の日ーーーー
俺たちは、朝飯を食って特訓を始める。
「暇だな。」
「なによいきなり。」
「いや、やる事がなくてな。」
アリス達の修行している内は、やる事がないからな。
「魔法の応用とか、考えてみてはどうですか。」
ノアが言った。
「応用?」
「はい。例えば、《結界魔法》を使って空を飛ぶとかです。」
なるほどな。結界を床にしてそれを空に上げると、飛んでる様に見えるということか。
まてよ、確かスキルは魔法の上位互換だろう。そして、【スキル】を獲得したと言っていた。
俺は、《魔法創造》で《スキル創造》を創った。
『《スキル創造》を獲得しました。』
おっ、できた。
《神眼》をスキルに出来るだろうか。
『《神眼》がスキルへと進化しました。』
成功したな。このまま色々やっていくとするか。
まあ、俺の場合攻撃のスキルを創っても意味がないから、それ以外を創ればいいだろう。
「ライヤ、ライヤ!」
アリスの声が聞こえた。
「なんだ?」
「ずっと棒立ちでいるから呼んだだけ。」
「そうか、少し考え事をしていた。」
もう夜だった。
俺たちは、昨日の様に飯を食い風呂に入り寝る。それを、1ヶ月続けた。
「魔力もいい感じに増えてきたな。」
「はい、ライヤ様のお陰です。」
『魔力が1000でも人間は規格外のはず、さらに元々魔力を増やせないのに。』
「俺からしたらなんでもない。それより今からクライス王国に行くぞ。アリスとノアは、フェルドの上に乗れ。」
「ええ。」
「分かりました。」
『承知した。』
アリスとノアは、フェルドの上に乗り走ってクライス王国まで行く。
「アリス様にライヤ様、それとそちらは……。」
「ノアとフェルドだ。」
『我は、獣族の王フェルドだ。』
「獣族の王ってニヒルの森の守り神のフェンリルのですか!」
「ああ、このまま中に入っていいか。」
「はい、構いません!」
俺たちは、国の中に入る。周りの人達は、こちらを見て驚いている様子だ。
まあ、フェンリルと国の王女がいるから当たり前だろうがな。
「今から何処に行くの?」
「冒険者ギルドだ。」
俺たちは、冒険者ギルドに着いた。
「フェルドの大きさじゃあ入れないから、外で待っててくれ。」
『いや、少し待て。』
フェルドはそう言うと、みるみる小さくなっていく。
『これでどうだ。』
「ああ、いいぞ。」
フェルドは、馬より一回り小さくなった。
俺たちは、中に入っていく。
「ライヤだ!」
「アリス様もいるぞ!」
「あの魔物はなんだ?」
相変わらず騒がしいな。
「ライヤ様にアリス様、お久しぶりです。」
リリーが話しかけてきた。
「ああ、久しぶり。」
「お久しぶりです。」
俺たちは、軽く挨拶をする。
「その魔物は何ですか?見たことないですが。」
『我は、フェルド。獣族の王にしてニヒルの森の守り神、フェンリルだ。』
「フェンリルってあのフェンリルですか!」
「ああ。」
「そうですか。それで、今日は何の御用ですか。」
「こいつを冒険者登録して、俺のパーティーに入れたいんだが。」
俺がそう言うと、ノアが頭を下げ
「よろしくお願いします。」
「分かりました。それでは、この紙に色々記入して下さい。」
「ノア、文字は書けるか?」
「はい。」
そう言い、ノアは紙に記入していく。
内容は、名前や職業、冒険者の事についての質問が書いてある。
「終わりました。」
「ありがとうございます。獣人で武道家とは珍しいですね。」
そうか、魔法使いが普通だったな。
「それでは、ここに手を置き手を置いて下さい。」
「全員これをやっているのか?」
「はい、魔力以外にも色々見る事ができるので。」
知らなかったな。俺の場合、魔力しか見えなかっただろうが。
ノアは、魔力ボードに手を置く。
「な、何ですかこの魔力量。1000って、しかも武道家なのに、、、。」
「俺が教えているんだ、当たり前だ。」
「そうですよねー。」
リリーは、呆れたように言った。
「それでは、冒険者登録とパーティー登録をするので冒険者カードを出してください。」
俺とアリスは、リリーに冒険者カードを渡す。
ーー数分後ーー
「出来ました。それと、この前の魔物の報酬金です。」
「ああ、ありがとう。」
俺は、冒険者カードと報酬をもらう。
「ライヤ様、ありがとうございます。」
「気にするな。それじゃあ、そろそろ行くとしよう。」
俺たちは、冒険者ギルドを後にした。
街を歩いていると
「ノアじゃねぇかw」
後ろから声がした。
俺たちは、後ろを振り向く。




