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人類最強は異世界でも最強です  作者: 虎男
第二章
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獣族の王 フェンリル


 アリスとノアが修行をしている。

 ノアも少し、コツをつかんできている。


 「わっ!ライヤ様いつからそこに。」


 「今だ。」


 ノアが驚いて聞いたが、俺は単調に答えた。


 「森の探索に行ってくる。」


 俺はそう言うと、未探索の森に走って行った。

 俺は、《探知魔法》でニヒルの森一帯を探知している。そして、この森には今まで倒したことのない魔物や、遺跡などがある。

 流石に、ワクワクする。

 知性を持つ魔物とかいれば、村の門番とかにしたいんだがな。


 襲ってくる魔物をどんどん斬っていく。

 見た事のない魔物も出現し始めてきたが、たいして強くない。


 『我の縄張りに来るとは何のつもりだ人間。』


 頭の中に渋い声が流れてきた。


 「誰だ?」


 『名乗る必要もないわ。』


 頑固だな。

 俺は、魔力を放出した。量で言ったら大陸を呑み込むほどの魔力だろう。だが、俺は魔力を圧縮しているため、多くは見えないだろう。だが、殺気を放っているような感覚になっている。


 「出てきてくれ。」


 『わっ、分かった!』


 目の前に犬の様な魔物が現れた。

 犬と言っても今までで1番強い魔物だろうがな。


 「お前は誰だ?」


 『我は、フェンリル。獣族の王だ。お主の名はなんだ?それと魔力をしまってくれ。』


 「ライヤだ。すまないな。」


 俺は、そう言うと魔力をゼロにした。


 「で、お前の縄張りにと言っていたが、この森は俺の領地ということになっている。」


 『なんだと!そんなの聞いておらぬぞ。』


 「それは知らんが、それよりお前に頼みがある。」


 『なんだ?』


 「俺の下部になれ。」


 『なんだとぉ!我が人間の下部だと。』


 「強制ではない。ただエルフの村の守り神になって貰えばいい。しかも、自分より強い奴に従うのが魔物にとっては普通だろう。あと、うまい飯も食わしてやる。」


 『確かに、強者の下に付くのは普通だ。しかも飯も食えるなら尚更だ。仕方ない、お主の下部となろうぞ。』


 「そうか、じゃあこれからよろしく頼む。喋り方も変えなくていいぞ。」


 『ああ。』


 「名前をやらないとな、フェルドなんてどうだ?」


 「名をくれるのか!流石は我主人。」


 気に入ってくれているみたいだな。

 俺は、神眼でフェルドのステータスを見た。

 

 フェルド 種族フェンリル  940歳

 魔力:140万8000


 全属性耐性、自己再生、炎魔法、雷魔法、土魔法

 状態異常耐性


 中々の実力だな。


 「仲間の元まで戻るぞ。」


 『仲間がいるのか!どの位強いのか楽しみだな。』


 そんな会話をしながら俺たちは、走ってアリス達の元まで行く。


 数十秒程で着いた。

 アリスとノアは、唖然している。


 「こいつは、フェンリルのフェルド。一応俺の下部だ。」


 『よろしく頼むぞ人間。」


 「神の次は、フェンリルだなんて。」


 アリスは、呆れながら言う。


 「初めまして、フェンリル様。獣人のノアと申します。」


 ノアが膝をつき言った。

 獣人族にとってフェンリルは、本物の神と同じだろうな。


 「私は、アリス・クライス。私たちは、ライヤの弟子よ。」


 『弟子か。ライヤよ、まずアリスとやらは、魔力が十万を超えている。』


 「結構増えてきたな。」


 『それとそこの獣人は実に面白い。魔力は、元々少ないのだろう。真の獣人だ。』


 「やはりか。」


 「ライヤ様、どういうことですか?」


 「獣人とは本来、獣と人間の混合。だから、獣の筋肉を持っているから魔法より肉体戦の方が強いのだ。それに魔力を増やして、《身体強化》を自由にできる様にしているのだ。」


 『その通りだ。』


 ノアは、嬉しそうな顔をしている。

 今までお荷物でしかなかったが、鍛え方によっては獣人最強になるだろう。


 「よし、再開だ。」


 そう言うとアリス達は、魔力のコントロールを再開した。


 

 空が暗くなってきた。

 

 「よし、じゃあ飯にするか。」


 俺は、キッチンを出現させ、料理していく。と言っても今回は、ステーキだ。だが、調理工程を工夫し、味付けもこの世界では食えないものだ。


 「さあ、いっぱい食え。」


 机には、ステーキと米とデザートのプリンを用意した。


 「ライヤ様、これは何ですか?」


 「それは、米というものだ。」


 「じゃあこれは何ですか?」


 「プリンだ、デザートだから最後に食うといい。」


 『お主は、我も知らないものを知っているのだな。』


 「まあな。」


 みんな食べ始める。

 うまそうに食べてもらうと気分がいいな。

 それに初めての味だしな。


 飯を食い終わると、風呂を出した。


 「これは、お風呂ですか!」


 「ああ。」


 風呂は、貴族しかはいれないから、ノアは、入ったことがないのだろう。


 俺たちは、風呂に入る。


 『お主の事を少し聞きたいんだが。』


 「別に構わない。だが、これを言ったらお前は、俺を裏切る事を許さぬぞ。」


 『構わない。我は、一度言ったことはまげぬ。』


 「俺は、転生者だ。この世界と違う世界から来た。それと、この宇宙や世界を創ったのも俺だ。」


 『どういうことだ!』


 「そのままだが。」


 『そんなことが出来るのか!』


 「まあな、正確にはこの世界を創った神を創ったのが俺なのだがな。」


 『信じられんが信じるしかないのだろうな。」


 フェルドは、呆れたように言った。


 風呂から出て、アリス達を待つ。

 アリス達が出てきた。すると、俺に向かって歩いてきた。


 「ちょっとライヤ、どういう意味よ!」


 「何がだ?」


 「宇宙を創ったって言う事よ。聞こえてきたわよ。」


 「ああ、そのことか。聞こえるように言った。」


 いつかは言う事だしな。


 「はあぁ。まあいいわ。これからは、秘密はなしよ。」


 「ああ、約束しよう。」


 そういう意味で怒っていたのか。可愛いとこあるな。


 「ライヤ様は、すごいです!」

 

 ノアは、俺を褒めている。

 俺は、ノアの頭を撫でると微笑んだ。


 俺は、家を出した。

 

 「フェルドはどうする。」


 『我は、外で寝る。』


 「そうか、ノアは一人で寝れるか?」


 「はい、大丈夫です。」


 「そうか、いつでも呼んでいいぞ。じゃあ、寝るか。」


 そう言い、俺たちは家に、部屋に入り寝た。……



 

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