飛来神
ーーー真夜中ーーー
俺は、目が覚めた。
外は何故か光っている。
俺は、外に出て《闇魔法》を家に使った。これで光は入ってこないだろう。
空を見上げると、人影がある。
俺は、《浮遊魔法》でそいつの元まで飛んで行く。
そこには、金髪の青年が浮いていた。
「人間。貴様を排除する。」
「誰だお前?」
「飛来神。死ぬ前に名を聞いてやろう。」
「ライヤだ。で、なんでお前は俺を殺したいんだ。」
「ライヤ、貴様は我ら神が創った生命ではない。」
当たり前だ。俺が神を創ったからな。
「そうか。殺せるなら殺せばいい。だが、俺が勝ったら俺の言うことを聞いてもらうぞ。」
「ふっ、ありえぬ話だ。」
飛来神がそう言うと、目の前から消えた。
すると、俺の左手が吹き飛んだ。
「致命傷は避けたか。」
俺は、飛来神の速度に反応はしたが、避けきれなかったのだ。
流石は、神といったとこだ。
俺は怪我を回復し、《時魔法》で時を止めた。
「そんな魔法で神に対抗出来る訳がないだろう。」
飛来神は、時が止まった世界でも動けている。
「何故だ?」
「せめてもの優しさだ、教えてやる。神の領域までいくと、【スキル】と言うものが使える様になる。」
なるほどな。スキルとは魔法への耐性など、簡単に言えば魔力を使わない魔法の様なものらしい。《神眼》とかもその類だ。
『【スキル】を獲得しました。』
頭に機械声が聞こえた。
神じゃないと出来ないと言っていたが………まあ、いいか。
「もう終わりだ。」
飛来神がそう言うとまた、姿を消した。
俺は、刀を取り出し一振りした。すると、金属がぶつかり合う音がした。
「今のを防ぐか。」
飛来神の動きに慣れてきた。
俺たちは、周りから見ると火花しか見えない速さで斬撃を斬り出していく。
俺は、どんどんスピードを上げていく。
飛来神は、傷ができていくがすぐに回復している。
俺は、飛来神が出していたスピードの数十倍の速さで首を斬りつけた。して、飛来神を斬った。
俺は、《死者蘇生》で飛来神を生き返らせる。
「約束を覚えているな。」
「ああ、嘘はつかない。」
「じゃあまず、俺はこの森とエルフの村の領主なんだが、そこの守り神になってもらう。それと、今からお前は俺の味方で神の敵だ。」
「一つ目は構わないが、二つ目の場合、他の神がまた襲ってきたらどうするんだ?」
「構わん。襲ってきたら返り討ちにするまでだ。」
「それもそうだな。」
「あと、神は全員お前みたいな強さなのか?」
「いや、闘いに特化している神としていない神で分かれている。それと、我は神の中でも上位の存在だ。」
なるほどな。神として、何かを創り出す神と闘う神で分かれているということか。
こいつは、最初から本気でやれば良い闘いができたと思うがな。
「そういえば、飛来神以外の名前はないのか?」
「神に名は、それだけだ。」
「そうか、じゃあお前は今日から飛来神・アルプストだ。」
「まて!神に名前などした…ら、え?」
「どうした?」
「本来、自分の種族や似たような種族以外に名前をつける時、自分より強い奴につけると命の危険があるのだ。たとえ、自分より弱くても相性が悪いと命の危険があるのだ。」
なるほどな。だが、命のストックがあれば問題ない。
俺は、《生命保持》を自分に掛ける。これで俺は、粉々に消滅しない限り大丈夫だろう。
まあ、粉々になっても死なないがな。
「問題ない。それより今日はもう寝るぞ。」
「いや、我は森の観察をしておこう。」
そう言うと飛来神は、飛んで行った。
俺は、《闇魔法》を解いた。そして、時も止まったままだったので時を動かした。
今の出来事は、ほんの一瞬の出来事だっただろう。
俺は、部屋に入り寝る。
魔法は《》スキルは【】にします。




