新たな弟子
俺たちは、生活に使う素材などを森で調達している。
「こんな物役に立つの?」
「ああ。いつかな。」
今は、衣類の素材を集めている。
他にも、色々集めている。
数十分経った頃。
「血の臭いがするな。」
「全然しないわよ?」
「まあいい、行くぞ。」
俺達は走りだす。
そこには、獣人の少女が血まみれで倒れている。
「ちょっと大丈夫、この子!」
「問題ない。」
俺は、《超回復》を使い獣人の少女の傷を癒した。
死んではいない様だな。
「今から村に帰る?」
「いや、一応ここで目を覚ますのを待とう。」
俺は、火を焚き、飯を用意して起きるのを待つ。
『エルス、しばらく戻らないかもしれない。村はお前に任せる。』
『承知した。』
《テレパシー》でエルスに連絡しておく。
獣人の少女が目を覚ます。
「こ、ここは?」
「ニヒルの森だが。」
「あなた達は?」
「俺はライヤ、近くのニヒルの森とエルフの村の領主であり冒険者だ。」
「私はアリス。クライス王国の王女であり、ライヤのこ、こん、こんや……」
「エルフの村の領主様とクライス王国の王女様!」
アリスの言葉を遮って、少女が驚く。
アリスは、ムスっとした顔をしている。
「で、お前は誰だ?」
「失礼しました。私は、獣人のノアです。」
「ノアか。ノアは何故森で倒れていた?」
俺がそう聞くとノアは、悲しそうな顔をして話を始めた
「私は、獣人なんですが魔力もあまりなく、職業も武道家で家族や他の獣人にも馬鹿にされ、冒険者の荷物運びをやっていたのですが、グレーターウルフに襲われた時に囮にされ置いて行かれました。」
なるほどな。だが獣人は、半分獣だから普通の奴より力が強いから、武道家に特化してるんじゃないか?
よし決めた。
「ノア、これからどうするんだ?」
「何も決めてません。」
ノアが浮かない表情をする。
「なら、俺の弟子にならないか?」
「ライヤ、なんでなの?」
「恐らくだが、獣人は獣の混合だから武道家の方が良いんだ。しかも元々魔力が少ないと言うことは、武道家としての才能があるだろう。」
「聞いた事ないわよ。」
「あくまで予想だ。」
「ライヤ様が良いなら喜んで。」
ノアが恐縮そうに言う。
「決まりだ。今日はもう寝ろ。」
俺は、家を建てた。
「これはなんですか!」
「家よ。こんなんで驚いてたらキリがないわよ。」
アリスがため息を吐きながら言う。
家に入り、アリスが「お休み」と言い部屋に入って行く。
「ノアも早く寝ろ。」
「ライヤ様、一緒に寝てくれませんか?」
ノアが、服を掴み聞いてきた。可愛らしいものだ。
「ああ、いいぞ。」
そう言い、俺たちは、部屋に入った。
そして、ノアを寝かしつけた。
相当疲れていたのだろう、横になりすぐに寝付いた。
すると、ノアがうなされている。
相当嫌な思いをしてきたのだろう。
俺が、頭を撫でるとほんの少し微笑んだ。
俺は、座って寝ることにした。




