村開拓その2
ーーーー次の日ーーーー
俺は、目が覚め外に出た。
空はまだ、薄暗い。
俺は、村の塀を取り外す。次第に空も明るくなり、エルフ達も外に出てきた。
「何をしているんですか?」
エルスが聞いてくる。
「住む場所を変えたくてな。俺の家を基準にして移動させようと思ったのだ。」
「なるほど。」
塀を全て取り外した。
「俺の家を基準にして家の移動をする。ちゃんと場所を考えろ。」
エルフ達にそう伝える。
エルフ達はそれを聞くと、みるみる動き出す。
全員の移動が終わった。
全員俺の家の側だ。だが、ちゃんとした配置なんだよな。
俺は、全ての家を移動させた。
家自体も少しだけ新しくした。エルフの家は、あまりいい家では、なかったからだ。
「また、移動したいと思ったら言ってくれ。」
そして、結界を張っておく。悪意を持った者は入れないというものだ。
「これから、村として発展させていくために色々やらなければならない。まずは、飯だ。」
この世界には、材料はあるが料理の種類と調味料が少ない。今は、あるもので出来る料理を作るとしよう。
「料理が出来る者は来い。」
すると、何人かが前に出た。全部で7人だ。最初は、この人数で十分だ。
「他のものは、自分のやるべき事をやれ。」
そう言うと俺は、魔法でキッチンを出した。
そして、食材も出していく
「まず、俺が料理する。」
俺が、料理をしていく。
作った料理は、メンチカツとコロッケだ。
無難で美味いからな。
「さあ、一回食ってみろ。」
みんなが疑問をならべながら食べる。
「何これ!見た目は同じなのに、食感が全然違う!」
「しかも、食べた事もないし。」
結構好評だな。
前世でも料理は、得意だったからな。しかも今は、魔法で色々簡単に出来るしな。
俺は、メンチカツとコロッケの作り方を教えた。
案外早く覚えてくれて助かる。
この調子で色々教えた。一応紙にレシピを書いて渡しておく。
「ライヤー!」
遠くから声が聞こえた。
目を凝らすとそこに、アリスがいた。
アリスは、国王に領主の仕事とか諸々の事を聞きに行ってくれた。
「アリスか、ちょうど良い。クライス王国の王都に行くぞ。」
「なんでよ?」
「鍛治師の調達だ。今は、そいつしか連れてこれないだろう。」
「鍛治師って、ジクトの事?」
「ああ。あいつは、昔何かあったんだろ?」
「ええ、昔はいい武器を作っていたけど、ある日戦争でジクトって人の武器だけまともに斬れなかったり、すぐに壊れたりしたらしいのよ。」
「それは恐らく、誰かの仕業だろう。」
「誰かって誰よ?」
「知らないが、ジクトを嫌っていた奴だろう。俺の場合そんな事はさせないから、思う存分武器を作れるだろう。」
「それもそうね。」
俺と、アリスは、手を繋ぎ王都へ《空間移動》で移動する。




