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復活

思い出した・・・俺は死んだんだ。でも、おかしい。死んだという感じがしない。よく天国と地獄があるとかないとか・・・そんなことを考えていると目の前に本がドサドサと置かれた。

「ふぅ。」

あれ?さっきまで一冊しかなかった本が10冊位になっている。

「ねぇ!」

「ひゃいっ!」

いきなり大きな声を出されたのでビックリして返事をしたら変な声でた。

「アハハハハ!ひゃいって!アハハハ!!バカみたい!」

「う、うるさい!」

こんな事でいじられるの恥ずかし~!

「ハハハ!・・・で、本題に入るよ。」

首を横に傾げた。でも、そんなことはそっちのけで話をズカズカと進める神様?

「君はーー。あった!え~と酒井健二君でイイのかな?」

「はい。」

さっきまでとは違い何かビシッとしてる。カッコいいな。でも、着てるの鎧かな?何か固そうだけど。身軽そうな感じがするような。

「ねぇ!聞いてる!」

「あっ、ごめんなさい。」

「変なこと考えてたでしょ。」

「ち、違います。」

「さ、どうだか。まぁいいわ。話の続きだけど。何処に行きたい?」

は?

「は?」

「は?じゃないわよ!言ったとうりよ!」

「え、え~と、どういう・・・事ですか?」

話を聞いてなかったからついていけない。何処に行きたい?どゆこと?

「あーもうっ!」

そう言うと頭をかきながら本を目の前に出してきた。

「その中から自分の行きたいとこ見つけて。私も忙しいから。」

そう言うと本を適当に一冊置いて何やらゲーム機?らしき物を出して遊び始めた。

「・・・」

遊びで忙しいってか、忙しくないじゃん!

「とにかく、見てみるか。」

本を開くと色々な所があった。

「え~と、冒険の世界・・魔王の世界・・トイレの世界・・。」

なんだこれ!ろくなのがない!しかもなんだよトイレの世界って。

「決まったー?」

「いや、まだです。」

「あー、そーそー決めらんなかったら元の世界に戻れるよ。まぁ付属品みたいなのが来るけど・・あっ!死んじゃう!」

何だって!そうゆうのは早く言ってくれよ!もう少しでトイレの世界選ぶ所だったわ。てか、ゲーム止めろよ。

考えること10分経過

「決まりました!」

「へーい、じゃあ言って。行きたい世界を。」

ピコピコとゲームの音うるさいな。まぁいいや。

「元の世界に戻りたいです!」

「はーい・・って、えっ!!」

ガタッと立ち上がっていたが足元には魔方陣が出てきていて俺とそこの神様?を囲むようになっていた。

「ちょっと!待って!嫌よあんたと一緒に行くなんて!」

えっ、付属品みたいなのって神様?なのか、俺も嫌だ。

「今ならまだ間に合うわ!早く違う世界を言って!お願い!」

そう言われると意地悪したくなる。しょうがないよね。面白そうだし。

「俺は元の世界に戻ります。」

「イヤー!止めてー!!」

その言葉と同時に目の前が真っ白になった。

目を開けると、学校に居た。

「えっ、ここ学校?」

目を開けるとほんの数分前の光景があったのだ。

「規律、礼、さようなら。」

日直の号令と同時にみんなが教室から出ていく。

俺は、元の場所に戻れたのか・・・

「帰ってみるか。」

家に帰って確かめたいことがある。だから、早く今日は帰ろうとしたのに、死んでしまったんだ。ついさっきまでの事なのに懐かしく感じてしまう。

「確かここら辺で・・・」

そうして周りを見ていると一人の女子が歩いている。

あの髪は間違いない。俺と場所が変わった子だ!

「変えてやる死なないように未来を!」

全速力で、走った。死んでしまったらチャンスは二度と来ないかも知れない!そう自分に言い聞かせて。

「あっ!」

横断歩道を歩き始めていた。そして遠くから車の騒音が聞こえ初めた。

くそっ!変えられないのか!いや、まだ時間はある!

「くそがぁぁ!!」

横断歩道について女の子の腕を思いっきり引っ張った。それと同時に車が目の前を走り去った。

「あ、危なかったー。」

久々の全速力。たまにはイイかも。汗かくの気持ちいい。

「あ、あの~。」

「あっ、ごめんなさい。」

ずっと腕をつかんでいたのか。すぐに手を放した。

「さっきはありがとうございます。」

立つとペコリと頭を下げていた。

「そんな、止めてください。当たり前の事をしただけです。」

スゲェ!俺ってカッコいいかも!

「あっ、健二さんでしたっけ。同じ学年の。」

「はい。そうですけど。」

「私は桜井栞奈と、いいます。」

へぇ栞奈さんか初めて見るかなスッゲェ可愛いってみんなが言ってたな。でも、本当に可愛いな。

「本当にありがとうございました。」

「じゃあ、また、明日。」

まさか、助けてもらったお礼がメアドだなんて。

「よっしゃ!」

拳を上げてガッツポーズ。

鼻歌を歌いながら帰ると、家の前に人が立っていた。

「あの~。」

「あっ、すみません。」

そう言うと、すぐに何処かに行ってしまった。

なんだったんだ?

「何かあるかな。」

ポストの中を見てみると封筒が一つあった。

「なんだろう。」

開けてみると、そこには紙があった。

「あー、あの神様かな?」

そーいや名前聞いてなかったな。

「ん?」

そこには名前?が書いてあった。

『アンドラ・ミラージュ』

これがあの神様の名前か?

今日は色々な事がたくさんあるな。

だが、家に帰って確かめることは忘れていた。

こんな面白くもないような小説を読んでいただきありがとうございました。桜井栞奈が出てきましたが栞奈これは『かんな』と読みます。すでにわかっているという方もいるかもしれません。あと、よく分かりにくい説明もあったりするかもしれません。ご了承下さい。次も見てくださると嬉しいです。

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